なぜ新潟ではヒノキを植えないのか
どうも、小倉丈一郎です!
新潟で林業家として独立するために
奈良の森庄銘木産業で林業を学んでいます。
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【ヒノキは雪に弱い】
雪が降る山の木は雪の重みで生じた
細かな傷から菌が侵入し、傷口から
樹脂を流出させる病気になります。
これを漏脂病といいます。
ひどくなると傷口周辺から壊死し、
幹が変形したり材の部分がむき出しに
なったりします。
やがて木材腐朽菌が侵入し
変色や腐れを引き起こすことで
木材としての価値がなくなってしまいます。
この症状は15年程たった頃から
よく見られるようです。
【漏脂病の防止】
漏脂病を防ぐ一番の予防は
積雪が1mを超える林地にヒノキの
造林は行わないことです。
新潟の雪の降る地域ででヒノキを
植えないのはこのためです。
また、土壌が肥沃で水分が多いスギの
植栽適地を避けたり、造林地周辺の
雑木等を残し林内に寒風が吹き込まない
ようにすることも予防の1つです。
今僕は奈良にいますが地域の環境によって
色々な林業があることは日本の森林の
面白いところだと思います。
山からは以上でーす!
またあした!
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