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内定もらえる学生の条件とは?現役人事に聞きました【7/3(金)座談会レポ】

こんにちは!JOI START就活アドバイザーの松浦加奈です。

先日、7/3(金)に「内定をもらえる学生の条件とは?現役人事に聞けちゃう座談会」をオンライン開催しました。

現役人事2名をゲストにお迎えした座談会。前半は日頃面接官として就活生に対して感じることを率直に語っていただき、後半は就活生からの質問に具体的に回答していただきました。

このnoteでは、セミナーでお話したポイントをまとめ、セミナー内ではお伝えしきれなかった部分をファシリテーター視点でお伝えします。

パネラーとしてご登壇いただいたのはこちらのお二人でした。

西田 優衣 さん
機械系老舗中小企業・エンタメ系ベンチャー企業など数社で、新卒採用・若手研修をメインに人事業務に幅広く携わる。副業では、スタートアップの就活支援サービスのアドバイザーとして活動中。国家資格キャリアコンサルタント。
井福 研一 さん
ITO企業へ新卒で入社。未経験ながらデータセンターでのサーバーエンジニアを経験した後、自社の新卒採用部門にて採用企画~リクルーターまで採用業務全般を経験。現在は、自社の人事コンサルティング部門にて、大手メーカーでの採用コンサル業務と働き方改革案件に従事。

を出す学生とお祈りになる学生の違いは?

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企業が学生に内定を出す時に、一体どういう判断がなされているのか?就活生の皆さんなら気になるところですよね。そんな採用の舞台裏を聞きました。

西田さん「内定になるのは得意なことが明確な学生。どういう風に成長するかが見えてくるので内定になりやすいです。逆に、自分のことがクリアになっていないと、入社後すぐやめてしまうんじゃないかと不安が残るので、内定に踏み切れないですね」

井福さん「浅いなと感じた時はお祈りになりやすいですね。例えば、志望動機の回答が過去の経験に紐づいていないと、ウチの会社じゃなくてもいいんじゃないかと感じます。未来の話も、自分の過去から紐づけて語れているかどうかは重視しています」

お二人に共通するのは、入社後を見据えているということ。入社してからギャップが生じないように、面接官は見極めているわけですね。

自分のことを理解しているか?」

ここがしっかり話せることは、内定の最低条件になりそうです。

納得できる就活のためにやってほしいことは?

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周りが内定を獲得しはじめると、ついつい「どこでもいいから一つでも内定を」と焦ってしまう…そんな就活生心理に対して、現役人事はどんなメッセージを送るのでしょうか?

井福さん「嘘をつかない方がいい。内定を何とか獲得したいという思いもあるけど、ここでついた嘘を40年間抱えることになるので(笑)うまくいかないことがあっても真摯に動いて、この先40年のキャリアを作ると考えた方がいいです」

西田さん「ごまかさないでほしい。本当に自分の大事にしたいことはこれだっけ?とモヤモヤしながら受けて内定が取れても、きっと入社してから後悔する。不安だと数多くエントリーしたくなるけど、ごまかしたままだと結果は同じ。しっかり自分と向きあって、入社後も楽しく過ごせる企業を見つけてほしい」

やはり大事なのは、「自分の気持ちをはっきりさせること」。

やりたいことが見つからないなら、できることでもいい。自分と向き合うことから逃げないことが、内定だけでなく社会人としての良いスタートへの近道のようです。

就活相談会

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イベントの後半では、参加者からの質問にお答えいただきました。ここではいくつかご紹介させていただきます。

Q. 将来起業したいと話すとマイナスですか?

A. (井福さん)起業するまでの期間に企業がその学生を採用するメリットが伝わるならチャンスが生まれると思います。自分が在籍している会社では複業やパラレルキャリアが可能なので、その会社のDNAを持っていることはむしろ推奨される側面もありますね。

Q. 逆質問はどの程度重要視していますか?

A. (西田さん)会社に入って自分だったらどう活躍できるかな?という材料として会社を知ろうとしてくれている質問だと、意欲を感じられて嬉しいですね。面接は普段会えない人に会える機会なので、その人に合った質問をしてくれたらいいと思います。

A. (井福さん)福利厚生が自分に取って会社を決める大事なファクターなら聞くべきだと思います。ただ、どこで聞くべきかは考えた方がいい。例えば有給取得率の質問でも、管理職クラスの方になら「有給取得率を高めることをマネージャーとしてはどう考えているのか?」など、その方向けに聞くといいと思います。

就活座談会まとめ

終了後のアンケートで、このような感想をいただきました。

現役で人事をされている方々から具体的な回答をしていただき、今まで1人でモヤモヤしていた悩みもスッキリしましたし、就活を前向きに考えられるようになりました。

就活は、言うまでもなく、社会人の第一歩を決める大切なイベントです。みんな真剣に挑む分、緊張もするし、祈られもするし、ネガティブに感じる日もあると思います。

そんな中、ちょっとしたきっかけでイベントに参加し、相談したことで就活に前向きになってくれたことが、開催者としてはとても嬉しいことでした。

相談には、しんどい気持ちを半減して、もう一度前を向く力がある。その力を上手く使いながら、就活に挑んでほしいと思います。

私たちJOIは、毎週金曜日に就活イベントを開催しています。ご興味あるイベントがありましたら、お気軽にご参加ください!



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