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011:できる・できないの幻想

大人になると、人はすぐ「できない」と

言うようになる気がする。

少なくとも子供の頃より言う気がする。

「時間がないからできない」

「お金がないからできたない」

「子供がいるからできない」

「仕事が忙しくてできない」

「才能・センスがないからできない」etc.

でも、

例えば、ヨガをやりたいけど子供が小さくて

スタジオに通えないとする。


しかしきちんと調べると、

今はコロナが流行ったことをきっかけに

zoomを使ったオンラインヨガが普及したので、

そもそも通わなくてもヨガはできる。

まあ流石にこの例が使えるようになったのは

最近の話だけど笑

「機械は弱いからできない」という声が

聞こえてきそうだけど、

ネットで検索すればいくらでも

やり方の順序に関する説明は出てくる。

パートナーや子供、友人に聞くという手段も

ある。

それに、動画サイトにアクセスすれば

無料でヨガをやることも可能だ。

夜ヨガといって10分くらいの短くて

寝る前にやれる軽めのヨガもある。

これなら疲れている人もできる。

終わったらそのまま寝てもいいように

布団上でできる内容だったりもする。

親子ヨガといって小さなお子さんも

一緒に参加するヨガもある。

こういうクラスは子供が小さいことを

配慮されたクラスになっているはずなので

(自身が参加したことがないので推測に

なってしまうけど、調べた限りはそうなってる

はず笑)

あとは本人が「やる」を選択するだけ。


「お金持ちになる」

「プロアスリートになる」etc.

簡単にできないものももちろんあるけど、

大人が言うほど「できない」ばかりではないと

思う。


まずは「やる」を選択してその先に

できた・できなかった

があるはずなのに、

やる前に

できる・できない

を想像して決めるのは早いのではと思う。

過去の自分やデータから算出して答えを出して

いると思うけど、その答えは所詮過去のもので

現在形は自分の気持ち次第だと思う。

自分のことは自分がよく分かっているけど

それは自分のことを100パーセント分かっている

とイコールにはならない。

人間はそんなに自分のことを分かってはいないと

思う。

チャレンジしてみると自分のことを

いかに把握していないかがよく分かる。

意外とできる、実はこれは苦手といった感じで

発見がある。

人間やってみないと分からないとはよく

いったものだ。


やらない人には共通項があると思っていて

できない理由から考える傾向にあると

分析している。

一方、やる人は

どうやったらできるかを考えている。


数年前、ケアマネージャーを目指している

ママさん職員が職場にいた。

お子さんは全員男の子でしかも5人。

一番上の子が当時確か小学生高学年、

一番下の子は赤ちゃんだったと記憶している。

共働きで、そのママさんはパートだったが

夜勤ができないという理由で常勤になれなかった

だけで常勤ばりに仕事をこなしていた。

ケアマネージャーの試験は合格率が15〜20%

くらい。

僕は当時の時点で資格を持っていたので、

そのママさんとよくケアマネの試験について

話すことが多かった。

話していて感じたのはいつも

「この状況下(子供がたくさんいて、旦那も

自分も仕事をしていて、仕事から帰ったら

育児と家事が待っている状況)でどうやったら

合格に必要なだけの勉強ができるか」と

考えている印象だった。

もちろん上記カッコ内のことをいつも

こなしていたと思われるので、

間違いなく「できるママさん」だったと

思うけど、

この方は子供や自分を取り巻く環境を

できない理由としてあげることは一回も

しなかった。

もう合格するにはどうしても子供を頼るしか道は

ないから子供を信頼して上のお兄ちゃんたちが

下の子たちを面倒見るようによく話をして

お願いする。

全ての家事が終わって寝るまでの1時間くらいを

勉強に当てていたそうだが、

疲れで絶対ウトウトするのが分かっているから、

子供の中で一番夜に強い子に

時間になったら自分がきちんと勉強しているか

見に来るようお願いする。

その方は1回目は流石に落ちたが、2回目で

合格した。

今は上の子たちがだいぶ大きくなったのもあり、

他の会社で常勤としてケアマネージャーを

されている。

この方はとても能力の高い方だと思うけど、

能力以上に「やる」を選択し続けたから

あれだけのことをできたんだと思っている。


「やる」を選択し続けることは簡単ではない。

人の気持ちは変わるから。

でもそれは能力・センス以上の武器になる。

そして、やる・やらないを選択するのに

能力・センスは関係ない。

ということで、

今日もRPGでいうところのステータスが低いと

思っている自分は、そう言い聞かせて好き勝手に

「やる」を選択して生きている。

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