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知的不協和で医学を考える-医学は本当に楽しいのか?

医学楽しい!医学楽しい!医学楽しい!医学………楽‥‥しい‥‥?

こんにちは、じょんです。


先日、ふろむださんの「人生は、運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている」を読み、その中に登場する「認知的不協和」がズバリ普段の生活に活かせそうだ、と思ったのでキーボードを叩いています。

今日の相棒はKeychron C2
ペタペタとした赤軸の感覚がなんとも癖になります。前回の記事で使用したHHKB Professional BTと押下圧、ストロークは同じ、という所が購入のきっかけ。

認知的不協和とは?


さて、Wikipedia によると、認知的不協和は以下のように説明されています。


認知的不協和(にんちてきふきょうわ、英: cognitive dissonance)とは、人が自身の認知とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。人はこれを解消するために、矛盾する認知の定義を変更したり、過小評価したり、自身の態度や行動を変更すると考えられている
      --- Wikipedia より

分かりやすく言うと、理想(真実)と現実(自分)のギャップ、のことですね。
そのギャップがマイナス方向に働いていることを、認知的不協和、と考えれば良いでしょう🧐

イソップ童話の「キツネとすっぱい葡萄」の逸話が例として上げられます。

キツネさんは、木の上になっている葡萄を取ることが出来ません。この時、キツネさんの頭の中では、以下のような思考が無意識のうちに働きます

認知的不協和を考える-すっぱい葡萄

こう考えることで、理想と現実のギャップを埋めることが出来たので、キツネさんのメンタルは安定する、というわけです。


困った。医学楽しいじゃん

 さて、私は今、医学の勉強がとても楽しい。

なんたって自分の身体ですよ?それがどうやって動いているのか、を学ぶことが出来るなんて、これ以上無い幸せだ…‥。

そう考えていました。

学年が上がり、後輩に勉強方法を教えて下さい、と言われる機会も自ずと増えてきます。
ふろむださんの本と出会ったのは、そんな時でした。

医学が楽しい、と心から思っているのだろうか。と自分に問いかけてみた。
しかし、分からない。だって、自分は医学部に所属しているから。。

自分の頭の中ではこの様な思考が無意識に行われている可能性があります

認知的不協和を考える-医学は楽しい

さて、まずは自分が勉強方法を教える対象について考えてみましょう。
自分はまだ学生の身分ですし、市民に対して開放講座を行うことはありません。基本的には、自分が勉強方法について尋ねられた時、その質問者は医学生であることが多いのです。

だったら、自分は「楽しい」という身分で話しても良いのかもしれません。だって、相手も医学生である以上、医学を勉強しなくてはならない立場であることには違いないのですから。

勉強方法を尋ねる時に何を望む?


ここからは、「人に勉強方法を尋ねるとは」に話が切り替わります。

勉強方法を尋ねる時、何を求めているのでしょうか。
短期的に覚えて、試験に合格する方法、長期的に覚える方法など、その種類は多岐にわたります。

そして、基本的に自分だけに質問する、ということはなく、色んな人に勉強方法を聞いて、質問者のタイプに合った勉強方法が選択されます。
勉強方法を質問された時の対応としては、「自分はこうやって勉強してきた」を明確に提示してあげることがベストなのでは無いでしょうか。それが相手に合っているかどうか、ということは質問者が決めることです。

さて、ここで再び医学が楽しかったらどうなんだ、という話に戻ります。
確かに、根底にあるのは「医学を勉強しなくてはならない」という事実から生じた認知的不協和の解消、かもしれません。とはいえ、今貴方が医学を楽しいと思っている部分、があるはずです。
つまり、この部分。

例えば、「医学は因果関係がはっきりしている所が大きく、推理ゲームみたいに感じられる。」というのも1つの理由になるでしょう。

 どうして微生物の名前を覚えないといけないか、って?じゃあこんな状況を考えてみよう。

めちゃめちゃ腹が痛い、という人が病院にやってきた。
病院としては、その人の困ったことを解消してやらなくちゃならねえ。

色々話を聞いてみると、どうやら生焼けの肉を食べた、って言ってる。少し賞味期限が過ぎたチーズを食べた、とも言ってる。それが丁度4時間前のお昼の時間らしい、と。

じゃあ、原因を見つけて、治療、をしてやるのが医者の仕事だよな?

多分「黄色ブドウ球菌」が原因だろう、とこの段階で分かるから、「Gram染色」、を行う。とりあえず病原体が特定できたら、その病原体付近をカバーできる薬、を投与してあげなくちゃならない。


この時に、「黄色ブドウ球菌」とか、「Gram染色」とかが使用される訳だ。

 少しくどい内容になってしまいましたが、私はこうやって、「今勉強していることは、将来どこで使うんだろう」ということを考えながら勉強しています。
実用性が在ることは、まあまだ勉強してやろうかな、という気分になれますからネ🐭🐭

後輩には、そんな部分を伝えてみるとよいでしょう。


医学は本当に楽しいのか?、それはまた、別の分野を学習する時に考えてみることとします。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます🐱‍👤🐱‍👤医学以外の分野に関しても、認知的不協和、荷ついて考えるとスッキリすることがあるかもしれません✨

「〇〇はこうじゃない??」などコメントありましたら Don't hesitate to approach me!


それではまた!

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