Mei

映画と洋楽が好き

Mei

映画と洋楽が好き

最近の記事

「ヤツ」がキタ

いきなり「ヤツ」がキタ。 「死のう、今すぐ」って気持ち。 「久しぶりねぇ」もナシ。 大事な人の顔が巡っても、心臓をガッツリ掴まれたみたいで呼吸も浅い。 息ができない 頭が痛い どんどん自分の身体が 自分の意識と解離していく あの人が泣く顔が浮かんだ。 私も泣いてた。 でもこの苦しさから逃げたくて キツくて キツくて キツくて 頓服もいつもの処方薬も飲んで、 サプリも飲んで、 寝てしまおう そしたら「ヤツ」の影は きっと薄らいでいく。 そのはず。 刃物が目の前にあ

    • 8月の冒険

      正直なところ 2023年の8月の到来が憂鬱だった。 次の仕事が決まっていたとはいえ、 7月末日でパチ屋を辞めること。 父の定期健診の付き添い。 友達とのランチの約束。 遠くに住む大好きな友達が 遥々北信州に観光に来てくれること。 新しい仕事。 とにかく私って人間は、 予定があると考えすぎて 無駄にソワソワしてしまうのだ。 予定は真っ白の方が落ち着く。 期待されない自分。 自分に期待しない私。 これを書いている9月の時点で パチ屋を辞めたばかりの自分に 教えてあげたいの

      • 続続続 パチ屋の日々

        7月末をもって、パチ屋さんを退職した。 憧れの大企業で、夢も期待値も高かったのかもしれない。 退職にあたり、先輩方からたくさんのメッセージをいただいて、胸がキューッとなった。 とにかく最前線でお客様に接しているキャストの皆様の健康状態が心配で仕方ない。 バックヤードで座ってパソコンいじってるより、お店でお客様に接している仕事のほうが大変で、楽しいものだ。 少なくとも改めて私は「人が好きなんだな」と実感した。 マネージャーからは「本心を言うともう少しいて欲しかった」と

        • 続続 パチ屋の日々

          生まれてからそろそろ人生を振り返るというか、折り返すというか。 そんな歳になって初めて男性から連絡先の交換を求めらた。 正直に言うと免疫もないせいかむちゃくちゃ怖かった。 まあ、正直器量良しではないと思うし、だからこそ笑顔を忘れずにいれば三割増しくらい美しく可愛らしく見えるかしら🙄…とか思って生きてきた。 「色白は七難隠す」と父に言われたので(←ちょっと酷いぞ、親父殿)肌のお手入れも好きだし、美容は髪め含めて大好きだ。 しかしだ。 どう見ても私より若いだろう男性に声をかけ

        「ヤツ」がキタ

          続 パチ屋での日々 

          昔はどうか知らないが、パチ屋で働くにあたり準備すべき書類の多さにビックリした。 定住先がないとダメ(戸籍の証明書を役所でもらってくる)、お給料は金融機関振込、車で通勤するなら免許の累計点数を発行してもらい提出、車検証と任意保険証、などなど。 アルバイトなのに、行くあてもなく駆け落ちしたカップルが働ける場所でも、取り敢えず元手としてお金を稼いでアパートなりに住めるようにする人向けでもなく、真っ白なホワイト企業そのものだ。 駆け込み寺的な、訳ありでも働けて雇用保険も雇用年金

          続 パチ屋での日々 

          パチ屋での日々

          事務員募集!未経験者歓迎!……… 入社して3日で辞めたくなった。 人生最速。 競合店に数取りに行くのが私の最大のミッションだったらしい。 そもそもパチンコもスロットもやらない。 パチンコ台もスロット台も、なんの機種か見分けがつかない。 先輩に付いて行って、お店で迷子になる。 どっから入ってきて、どこにいるかわからない。 お客様の数は横から眺めて数えるのだけど、人が重なってて良くわからない。 入社初日から3日続けて残業(笑) あ、未経験ダメなやつじゃん…と思った。 先輩

          パチ屋での日々

          ノロイ

          私は昔付き合ってた男(正直愛でも恋でもなく自分の弱さだから「付き合ってた」とは言いたくないけど💦)にDVも受けたし、仕事ではイジメのターゲットにされたし、上司からパワハラも受けたし、今の職場でもパワハラもイジメも受けてる。 誰かより秀でてるわけでもなく、美人でもなく、地味で目立たないと自分では思ってるのに、なぜかボコボコにされる。 ああ。そうか。私は社会不適合者なんだな。 自由を愛するし。集団行動苦手だし。 かといって上手く立ち回るのも苦手だし。 嘘はつけないからご機嫌取

          ノロイ

          ある日。

          ''彼には何かしら手放せない辛い体験を、ひたすら胸に抱えているのではないかと思っていた。 いつも微妙な距離を保ち続ける彼は、その何かを背負ったまま生きることが義務なのだと、自ら己に課しているように私には感じられた。 「生きていればいろいろありますから」と視線を外して出ていこうとした彼を、引き止めて、抱きしめてしまいたかった。 言葉は難しいから、あなたを心配したい私がいることを知って欲しいと思った。 「同じですね、なんか」と言うのが精一杯だった。"

          ある日。