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台北「山里」、能作のスズ食器と日本料理の新しい調和

台北の高級ホテル、オークラプレステージ台北に位置する「山里」。これは、単なる日本料理店とは一線を画す場所。伝統と現代が見事に融合し、食器と食材が作り出す調和が、まるでアートのよう。今年、この店では、特別なイベント「山里会錫」がスタート。そのハイライトとして、能作の繊細で美しいスズの食器による料理提供が行われています。



スズの食器と日本料理。この組み合わせが初めての方も多いかと思いますが、その新しさがもたらす驚きと美しさは格別です。「山里」の料理長、藤村真廣氏が織り成すメニューは、スズ食器の冷たさと相まって、夏の暑さを吹き飛ばすような爽快さを持っています。特に、薄切りの牛肉、タマネギ、オクラ、大和芋、そして温泉玉子を使用した冷たい料理は、スズ食器の光沢とともに、一皿の中に季節を凝縮させています。




そして、目を奪われるのが伊勢海老の蒸し物。鮮やかな赤色の伊勢海老が、スズの食器に映え、まるで海のアートワークのよう。デザートには、熱帯のフルーツとシソを組み合わせた、夏を感じさせる特製ドリンクが登場します。その一杯で、炎天下の暑さを忘れることでしょう。



「山里」の取り組みは、食事をただの摂取としてではなく、五感で感じ取るアートとして捉えているのが感じられます。能作のスズ食器は、日本の伝統的技法とモダンデザインが融合したもの。その食器と「山里」の料理が織り成す調和は、まさに新しい食文化の創出と言えるでしょう。



日常の中で、ちょっとした非日常を求めている方。食事をアートとして堪能したいと考えている方。この夏、台北「山里」の「山里会錫」で、新しい食の体験をしてみてはいかがでしょうか。食器と食材、両方の美しさに酔いしれること間違いなしです。


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