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子供との1on1日記:day36 子供と親の「心の栄養」を考える

こんにちは。ジョーです。すっかり寒くなりましたね。子供がヒーターの前から動かなくて朝の準備が進まない季節がやってきました。僕はと言えば最近転職をして、人生初のリモートワークを体験中です。しかし部屋に冷暖房設備がない…。これから冬を乗り越えられるのか…。

さて、今回は子育てコーチング講座で学んだ「心の栄養」について話をします。その内容を子供にもシェアしてみたのですが、親が学んだことを子供と共有すると、案外大人も子供も幸せな気持ちになれたりします。
(講座の内容を省略して書くため、少々わかりづらいかもしれませんがご理解ください)

子育てコーチングを受けた理由

4月にGCS(銀座コーチングスクール)で認定コーチとなり、半年が経ちました。コーチングを学び、なんとなくですが他者とのコミュニケーションが改善されたり、仕事で活かす道筋も見えてきた感覚があります。一方で、子供との関わりには課題を抱えていました(子供との1on1ももうすぐ1年になろうというのに!)。

というのも、コーチである自分が子供のことになるとイライラしてしまったり、聞くことよりも指示することを優先してしまっていることに不甲斐なさを感じていました。そんな課題を抱える僕でしたが、たまたま有休消化期間に講座が開かれるということで即ポチしたということです。

子育てコーチングとは

今回受講した子育てコーチングは、一般社団法人マザーズブルーミングコミュニケーションが提供する、「親子関係を改善し子どもの自主性を伸ばす」ためのコーチングを身につけるための講座です。代表理事の佐木コーチはGCS(銀座コーチングスクール)の船橋クラス、秋葉原校の代表でもあります。


普段はコーチとして振る舞えても、いざ子育てになると、どうしても感情や期待が大きくなり、「子供を信じて待つ」ということができなくなってしまうことがあります。

通常コーチとして接するクライアントは大人で、目標ややる気を持った人たちです。一方、子供は、これから長い長い時間をかけて成長していく存在です。大人のように明確に目標を示したり、課題を話してくれはしません。そんな子供に対して過度な期待や短期での答えを求めてしまうことが、親がコーチと言う存在でいられなくなる要因の一つだと感じます。

今回、子育てコーチング講座を受講して、親が自分自身を認めること、そして子供に対しては認め、聴くことの大切さを再確認しました。講座自体が、親としての苦労や悩みを吐き出し、共有できる場になったことで、自分自身のモヤモヤを吐き出すこともできたのかなと思います。子供に期待したり、失敗させまいと注意したりすることも親心であり、そうやってうまくいかない自分も認めてあげて良いんだと思えました。

そうしてふと親としての肩の力が抜けたときに改めて「子供が自分の力で成長していける存在」ということを感じられました。
僕がこの講座を受講して良かったと思う点を挙げます。

①子供がどういう風に親からの注目を受け取り成長していくのかを理解できたこと。
②子育てにおいて認める・聴くことの重要性を認識し、その上でコーチングが活かせる場面について理解できたこと。
③ワークや宿題を通じて子供と親自身の変化を実感できたこと。

講座の中で子供の立場になりきって演習をしたのですが、実際に聞いてもらい認めてもらう体験をすることで自分の中でこれまでにない感覚を得ました。子供に対しは大人のクライアントに接するよりもより「聴く」と「認める」が大事だと実感しました。

子供に学んだことをシェアしてみる

心理学に「ストローク」という言葉があります。これは「心の栄養」とも言われ、相手から存在を認めてもらうことで得られるものだそうです。
驚くことに、下に示すポジティブな行為からでも、ネガティブな行為からもストロークを受け取っているらしいのです。

ポジティブ:聴く、認める、挨拶、スキンシップなど
ネガティブ:叱る、注意する、悪口など

講座の中では「聴いてもらう」「認めてもらう」というストロークを受け取ることで子供の心が満たされていき、それがいっぱいになると他者にもそれを与えられるようになるという概念を学びました。

冷静に考えると、ネガティブなストロークよりポジティブなストロークのほうが良いのは当然ですが、ネガティブなものでも子供はストロークとして心で受け取ってしまいます。そして、いかに普段から親(僕)がネガティブなストロークを与えていたことか…(汗)。

さらに、もう一つのポイントは、ポジティブストロークは心に留まりやすいのに、ネガティブストロークはすぐに心の中から抜け落ちていきやすいということです。

受け取り方や溜まりやすさは人それぞれですが、要するに、子供に対してポジティブなストロークで満たしたい!ネガティブなストロークで満たすのはなるべくやめたい!ということです。そして、忘れてはいけないのが、親も人間なので、自分の心をまず満たせるように自分自身にポジティブストロークを与えよう!ということです。

この概念を知ったとき、すごく驚いたのと同時に、親と子供のストロークに目を向けることで、親子が共に優しくなれそうだな~と思いました。だから、子供にもこの話をシェアすることにしました。
子供にはなるべくわかりやすく、ゆっくりと、穏やかに、質問にも答えながら話しました(ポジティブストロークを意識して!)。

いっぱいになったらどうなるの?
どんなときに減っていくの?
叱られたときは?
お友達と話すときは?
大人にもあるの?

そんな質問をしながら、子供たちは本当に楽しそうに聞き、「あぁ、そういうことか~!」と目を輝かせていました。正直、子供がこんなにも興味を持って聞いてくれると思っていなかったので驚きましたが嬉しかったです。

そして、最後にポジティブストロークの例としてスキンシップを実践するために、手を取って目を見ながら話をしました。少し恥ずかしそうにしながらも、たぶん親子共々幸せな顔をしていたんだと思います。

最後に

子育てコーチング講座を受けて、

・「子供が自分で成長することができる」ことを信じられているか
・親の都合でジャッジをしていないか
・指示ばかりして子供の成長機会を奪っていないか

そういうことを振り返ることができました。子供は自分の力で成長していける存在で、親はそれを見守りサポートする安全基地のような存在なんですよね。

この講座を受けて今、子供にも自分にも優しくなれそう!と思えています。でも、子育ては長いです。うまくいかないこともありますが、親も少しずつ成長していきたいなと思っています。

改めて佐木コーチ、ありがとうございました。

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