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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

鑑賞:2024年7月@TOHOシネマズ新宿

ストレートに面白い。

冒頭から上手すぎます。キャラクターも状況も盛り込みながら、目を見張るテンポと画づくり、センスあるビジュアルで一気に作品に誘われます。出来そうに見えて、玄人にしか作れないイントロは圧巻でした。

言わなくても良いことだと思いますけれど、目新しさはありません。なのに、面白いと感じるストーリー、キャラクター、役者さん、映像美や衣装。見ていたくなる表現のオンパレード。出来過ぎなのが鼻につくんじゃないかと思うぐらい、出来過ぎだと思います。

なにより、話の設定が面白すぎます。PR、詐欺、国家機密、月への人類打ち上げ、失敗の古傷、逃亡、そして男女関係。真骨頂は、人類が月に降り立つシーンを地上のスタジオで撮れという政府筋の裏のお達し。面白いに決まっているではないですか。

久しぶりに、テッパンな面白さを詰め込んだ作品を見られた気がします。セオリーだらけで真正面から面白く楽しませてくれました。

主演のビジュアルも素敵、音楽やウィットもニコニコしてしまいます。この作品で大ヒットしないとなると、もう世間に受け入れられるものが変わったということなのでしょう。見たら満足は間違いないと思いました。

▲スカーレット・ヨハンソン出演。

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