2020/5/3(SUN) SPEACING BOOK ONLINE SEMINER
おはようございます。
デフバスケットボール女子日本代表監督の伊藤丈泰です。
今回はERUTLUCさん初のオンライン講習会が開催されるということで、ZOOMを使って自宅から参加させていただきました。
参加費は1650円でした。
内容は2020年4月に発刊された「バスケットボール 判断力を養うスペーシングブック」の補完的な内容でした。まだ手元に書籍が届いていない方にもプレビュー的に受講したり、熟読できている方は更に深掘りしたりできる受講内容でした。
まず大まかな本日の流れの説明がありました。
10:00〜11:30
✅オープニング
✅学びはインプットよりもアウトプット
✅書籍の特徴
✅ブレイクアウト
✅質疑応答
上記の内容を一つ一つ鈴木良和さんが話を進められました。
今回、このコロナ禍でも学びたい!
そして耳の聴こえないデフプレイヤーがより自ら考えてプレーするための「オフボールの動きについて知りたい!」と思い、参加させていただきました。
まずはじめに3つの原則について話がありました。
これはスペインのバスケットボールの指導の現場を実際に体感され、ここまでシンプルに削れているのだと学びました。
「合わせの原則」
①ボールから離れる
②他のオフボールマンから離れる
③パスアングルを確保する
これはスペーシング理論に入る前にチームオフェンスの原則として大切な内容です。
この3原則に基づいて動くと、パスを受けてシュートを打つチャンスが生まれます。
こうした一連の流れをオフェンスの24秒の流れの中でスムーズに行えば、どこかでシュートチャンスが生まれます。
こういったように
✅「パターンではなく原則を整理していくことがテーマ」
✅「選手が読んでも分かることが本書のコンセプト」
ということです。
今回個人的に一番の収穫は
「スペーシングはオフェンスリバウンド&セーフティーの指導もセット」ということでした。
これはオフェンスの構築がうまくなると、オフェンスリバウンドが減るという「スペーシングあるある」なのです。
✅少ないミスと強いリバウンドで期待値の高いシュートを撃ち続けるチームが勝つ。
ということが勝利の鉄則です。
そのためにも無目的に3ポイントライン内に入ってしまってロングツーを打ってしまってはいけない。
もちろんインサイドプレーヤーなどで3pの確率が低い場合などはアリでしょう。
それでも
✅いいチームオフェンスはいいスペーシングから創られるということ。
→チャンスを連続しやすくなる。
→1対1が仕掛けやすくなる。
とにかく止めれれたら次!止められたら次の場所!という連続した仕掛けができるようになります。
フォーメーションというよりは、DFが守りにくい場所にいることが重要なのだと思いました。
5D(ドライブ、ドリフト、ダイブ、ドラッグ、ディフェンス)やサークルルール
→これらもスペーシングの導入としてはOKでしょう。
プラスして3原則に当てはまる場所を常に探し続けることが大切。
これらは自分たちで自滅しないための原則、とも言えます。
①の原則で失敗しないためにも、
✅ギャップを攻める
✅2WAYクローズアウトを生み出す
このことが重要です。
これらはロングクローズドアウトが生まれ、オフェンスのアドバンテージが沢山生み出されるようになるからです。
その中でもシングルギャップとダブルギャップ(中京大ではツーギャップという)の考え方が大切なので、以下の動画をご覧ください。
いかがでしたか?
ダブルギャップへのドライブが発生すると
①フィニッシュまでやり切れる
②ヘルプを引き付けてパスを出せる
ようになります。
次回はスペーシングの優先順位についてまとめたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
#ONE BASKETBALL PROJECT
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