Z世代からα世代へ。新たな時代に向けて若者世代とどう向き合っていくか
生産年齢人口の減少が加速する日本。どの企業も人材確保が喫緊の課題となっている。特にこの先、5年・10年を見越すと若者世代を何とか迎え入れたいところだが、採用はもちろん、せっかく入社に至っても定着が厳しいとあって経営者や人事の悩みは尽きない。こうした中、「マーケティングや社員の採用・育成などの企業活動にアップデートが必要だ」と提言するのが、産業能率大学 経営学部 教授の小々馬 敦氏だ。
今後はZ世代に次いでα世代へと主役が切り替わっていく。企業としてどう向き合っていけば良いのかを聞いた。
インタビューの前編では、Z世代の行動特性と早期退職の現状などを語ってもらいました。
■前編の目次
社会に対する貢献意欲が旺盛なZ世代
Z世代にとって働くことは優先順位の一番ではない
ヒエラルキーや押し付けを嫌うのもZ世代の特徴
Z世代の親は子どもに並走し、支援したいと願っている
若者の早期退職は今後さらに増えていく
ポジティブに卒業していける会社が逆に話題を集めている
インタビューの後編では、α世代とZ世代の共通点・違いや近著に込めた想いなどを語ってもらいました。
■後編の目次
結果、成果を追い求めるα世代
世代が移り行く中、もはや消費と言う概念がなくなってきている
数年後はさまざまな世代が混在するなる
Z世代の親は子どもに並走し、支援したいと願っている
時代のキーワードを試して、自社に最適なものを見つけ出し磨いていこう
小々馬 敦 氏
産業能率大学 経営学部 教授
1983年青山学院大学経営学部卒、第一広告社(現I&SBBDO)やインターブランドジャパンにて戦略プランナー、事業開発、経営企画に従事。その後、米国のブランドコンサルティング企業数社の日本法人代表を歴任し、国内外企業の無形資産価値経営、パーパス経営とブランディング、マーケティングの連携を支援。2013年より産業能率大学 経営学部教授を務める。