マガジンのカバー画像

組織・マネジメント

110
仕事でも仕事以外でも、組織改革、組織課題、マネジメント関連をまとめていきます
運営しているクリエイター

#マネジャー

【マネジメント】何かと1on1を解決策にしたがる

すぐ浮かぶ解決策かもしれませんが… 組織でのコミュニケーションの課題やエンゲージメントの課題として、マネジャーがどのようなアクションを取るかという話になると多くが「1on1を実施する」と答えます。 もちろん1on1が悪いわけではなく、解決策の一つとしては考えられるでしょうし、1on1の意義や意味を理解したうえでちゃんとやれば課題解決にもなるでしょう。 (間違ったやり方で、やった側のマネジャーの自己満足になったらダメですが…) ただ、闇雲に「コミュニケーションの量が足りな

【仕事・マネジメント】成果を出せるハブ人材

ジェネラリストはハブの役割。重要だけど「目に見える成果」も大事。 ハブ人材は大事こんな記事を見かけました。 コンサル云々のところをどうこう言うつもりはなく、この「みんなを繋ぐハブ人材」については私も大事だなと感じます。 記事にあるように見える成果は出しにくいのですが、裏方的に動いてくれて、どうしても部門や事業部といったかたちになると互いに関心が薄れ、自分のところだけの成果しか見えなくなると、自分たちだけで出来ないことがあって協力を求めに行ってもなかなか正面突破では難しい

【仕事・マネジメント】どこに自分のエネルギーを割くか?

いかに効率良く成果を出し、やるべきところにエネルギーを投下できるか? 年々フィジカル面は衰える今の時代だとなかなか書きにくい内容ですが(汗)、15〜20年前でエンジニアをやっていたときは朝から夜中まで働いていました。若さ故の無茶という感じもしますが、当時の会社的にも時代的にもがむしゃらにやることが当たり前で、そうしないと納期的にも品質的にも満たせませんでしたし、みんながそう働いているものと信じて疑わない時代でした。 現在はコンプライアンスやコストの面でもなかなか長時間働く

【仕事・マネジメント】レビューする側・される側

レビューできる人が成果物をちゃんと作れるとは限りません。 作ることとレビューすることは違うあるマネジャーさん(Aさんとします)は新規系のサービスのプロジェクトを幾つか受け持つチームのマネジャーさんで、それらのビジネス仮説など成果物をレビューしたり判断したりする立場の方でした。たまたまそのAさんが自分でもプロジェクトをもつことになり、自分でビジネス仮説を作る必要があり、その練習をお手伝いしたことがありました。 既に幾つかのプロジェクトでビジネス仮説をレビューしている立場の方

【仕事・マネジメント】ズルい質問

(今日もちょっと軽めのネタですみません…) これを言っておけば、何となく指摘してやった感がでちゃう罠。 とにかく何か言わないといけないマネジャー(これはうちのマネジャーのことではなく、一般的に)部下のアウトプットに対しては、何かしら指摘(もしくは文句)を言わないと存在価値が薄くなってしまうという意識があるマネジャーは、質問としてあまり価値のない問いかけの仕方をします。それは、 「それは具体的にどういうこと?」 「これだけだとわからない、具体的に説明して」 という「具体的

【マネジメント】情報をうまく出すのが仕事

マネジャーは情報コーディネーターでありたい。 「情報を伝える」というマネジャーの役割今日Voicyを聴いていて、共感したのでそれをネタにしてみました。 自分もマネジャーのとき、会社全体や部門で起きていることについては、セキュリティレベルは意識しつつ、できる限りメンバーに伝えていました。 事務的な話や通達のような社員としてやらねばならないことの情報伝達はもちろんしますが、それ以外でも自分たちの組織のミッションや役割に関わることや、たまには全く違う角度の情報共有を行ったりし

【アジャイル】ふりかえりで変化の兆し

やり続けていると少しずつ変わっていく。 とりあえず続けてみた「ふりかえり」以前にnoteにも書きましたが、今の私のいる組織では月1回ふりかえりをしています。見える化は要らないけど、ふりかえりはやってもよいという話でした。 4月からやり始めて、9月末まで6回実施をしました。 そこでわかったことを挙げておきます。 個々人がそれぞれ個別の仕事をしているため、他の人の気づきや学びを活かす機会が少ない しかし仕事への姿勢などジェネラルな改善は共通項として得るものがあった 週1

【仕事・マネジメント】結局は自己責任

変化が多く、多様になると統制も判断もやりきれないですからね。 最適化された会社で新しいものを入れるときここでいう「最適化された会社」というのは多くは既存の事業で既に回っていて(既存の事業に最適化された組織やプロセスになっていて)、新規の事業や新しい改革がしづらい会社のことを指します。 日本のそれなりに歴史のある会社の多くは「最適化された会社」で、それで事業は回っていますから何かを変えることや改善をわざわざコストをかけてはやりづらい環境にあります。 (もちろん時代の流れもあ

【マネジメント】自分の組織のメンバーを売り込む

部下のメンバーの社内プレゼンスをどう上げるか、もマネジャーの仕事ですよね。 成果を出した人には良い評価を評価を会社に期待するなと以前書いたものの、良い評価をされたいと思うのが人間なんですよね(笑)。 上期の成果面談を先日マネジャーと実施しましたが、概ね私の上期の活動と成果に満足してくれていました。 異動直後はかなり腐ってましたが(汗)、対話によってお互いの価値観もわかってきましたし、以前より仕事も仕事以外のことも話すようになり、私も自分なりに仕事も目標を自己統合できたので

【仕事】考えられる範囲で考えておく姿勢

分からないことでも、自分の頭で考えて、行ける所まで行く姿勢が大事。 就職後、1ヶ月しないで渡された目標設定表最近妻が転職したのですが、まだ新しい職場に行って1ヶ月経っていないのですが、今年度の目標を書く1枚のフォームが渡されました。そして翌日、面談だというのです。(ロッカーに入っていて終業後に気づいたため、マネジャーに聞く機会がなかった) まだ、現状は先に入っている方々の指示によって動いているような状況で、まず職場に慣れるので精一杯な状況です。 加えて、今年度のビジョン

【マネジメント】人事と評価に期待し過ぎない

人事も評価も、結局は人間がやることですからね… 人事・評価がらみで過去に自分がやられたこと・誰かから聞いた話も含めて、自分の感情が揺らいだ事案、モヤモヤした事案を書いておきます。 自分の部署の存在が組織図上から忘れ去られていた 評価の社内処理をマネジャーが進めていない(半年して評価がオープンに) 人事異動の理由をマネジャーから説明が無い・求めても説明してくれない 内示がなくて、公式発表で異動を知る ノリと勢いで決まっていた 誰がどうみても「できてない人」が上位ポ

【マネジメント】推論のはしご

ある本を読んでいて、この言葉が出てきたので興味を持ちました。 細かい内容については以下の説明に譲りますが… 「推論のはしご」とは、思考のプロセス推論のはしご、とは、 現実の世界を、 選択的に観察し、 解釈し、 仮説を立てて、 結論を出す、思考プロセス のことだそうです。 人間はこの思考プロセスを数多く経験することにより、「○○なら、△△になるものだ」というメンタルモデルを頭の中に創り出し、それに従い瞬時に判断して行動をする習慣を持っているそうです。 瞬時にこの「はしご