【マネジメント】人事と評価に期待し過ぎない
人事も評価も、結局は人間がやることですからね…
人事・評価がらみで過去に自分がやられたこと・誰かから聞いた話も含めて、自分の感情が揺らいだ事案、モヤモヤした事案を書いておきます。
自分の部署の存在が組織図上から忘れ去られていた
評価の社内処理をマネジャーが進めていない(半年して評価がオープンに)
人事異動の理由をマネジャーから説明が無い・求めても説明してくれない
内示がなくて、公式発表で異動を知る
ノリと勢いで決まっていた
誰がどうみても「できてない人」が上位ポジションにいる
他にも思い出そうと思ったらいくらでもあるんですが、印象深いものはこれくらいですかね。ありえないですよね…
フォローしておくと(フォローになってませんけど)、マネジャーって忙しいんですよね(本当に必要な仕事だけやってるかは別として)。なので、部下が10人、20人といると人事評価関連の処理を忘れてしまう場合も、なくはないのだろうな、と。
まあ、私はそんなことしないですし、したことはありません。
実際自分がマネジャー時代は評価・人事まわりはかなり気を遣ってやってきてました。自分がテキトーされたら(そして過去そうされているので)イラッとするし、ああ、そこ会社やマネジャーは重要視してないのね、と思っちゃいますから。
旧来の日本の組織で多いのが、既存事業を効率的に回す状態だとマネジャーになる人がその組織の機能や役割の中で最もプロフェッショナルで長くやってる人なんですけど、新規系になるとマネジャー=専門分野の長年のプロ、というわけでもない。
そんな人に評価されてもねーって思っちゃいますけど、上司なんて親と同じで、選べないんですよね。嫌なら社内異動公募だすとか、転職するくらいなんですけど、ネガティブな理由で出てくのは、自分のためにもならないですよね。
深く検討されずに異動になったんだなと思わせる状況もマネジャーは作っちゃいけないというのが私の価値観ですが、その辺さらっと流してしまう人も多いです。
「なんか、お前●●したそうだったから」という理由で予想もしない部門に送り込まれたこともありますし。
入社当初、部署自体が忘れられていたのはかなりショッキングでした…
元々●●1グループだったところ、忘れ去れてその1Gに別の部署が入っていたのですよ。そして後付けして組織図には載ったのですが、●●2グループになってしまい、そのために名刺を書き替えたことがあります。
あとは、人事や評価はとてもセンシティブな内容なのに、その経緯も結果も何も知らされない、教えられないというのもあまりよくありませんよね…
知らない間にマネジャーから下ろされていた(内示もなく人事発表で知った)のも、なかなか味わい深い出来事でしたけどねえ。これもさすがにクレーム付けたら後日説明をしてくれましたが。
最近だと、内示はくれるけど理由は説明は今はできない、あとで調整するということもありましたね。風通しも悪いし、透明性も全然無いですよね、それ。
こういう話を、これまで何社かを渡り歩いてきた「まともな」人と話をすると、
「でも、日本企業の人事や評価に期待しすぎないほうがよい。自分がどうなりたいか次第。評価を気にするのか?人事に頼るのか?」
と、諭されてしまうんですよね。まあそうかもしれません…
そういう意味で、あまり人事や評価に期待しすぎない方がストレスは少ないかもしれません。
人事や評価の難しいところは、どんなに基準をつくっても最終的には人間が決めるところなんですよね。納得する人もいれば、しない人も出てしまう。
そこで大切なのが公平性と透明性、そして対話なわけです。
客観的に決められるロジックがあり、それを評価される側にも公表されることで、公平性と透明性が保たれます。
ただ、そこだけではかなりドライになってしまうので、説明責任としてマネジャーとの細やかな対話によって、お互い納得できる状況まで持ち込む必要があります。
もちろん、対話をどこまで詰めても納得してくれない人はいるでしょう。
私の経験上、そういう人たちは自分の価値観を会社に押しつけていることが多く、会社の期待とすり合わせて自己統合できていなかったりします。
ここは雇い主である会社とうまくアライメントをとることは最低限必要なことではあります。
結局バランスなんですけどね。
そのバランスを取るために日々の信頼関係と対話の積み上げが必要なのですよ。
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