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【マネジメント】自分の組織のメンバーを売り込む

部下のメンバーの社内プレゼンスをどう上げるか、もマネジャーの仕事ですよね。

成果を出した人には良い評価を

評価を会社に期待するなと以前書いたものの、良い評価をされたいと思うのが人間なんですよね(笑)。

上期の成果面談を先日マネジャーと実施しましたが、概ね私の上期の活動と成果に満足してくれていました。
異動直後はかなり腐ってましたが(汗)、対話によってお互いの価値観もわかってきましたし、以前より仕事も仕事以外のことも話すようになり、私も自分なりに仕事も目標を自己統合できたので、期待に応えようとしっかりやってきました。

マネジャー曰く、周りの組織よりもうちの組織は成果も結果も出しているので、他の組織よりもメンバーみんな良い評価で売り込める、私についても上位の評価を取りに行くと仰ってました。

それは(自分のことを自分でいうのもアレですが)私もそうだなと感じています。そしてこれができるマネジャーで良かったなと思っています。

メンバーの成果をアピールするのもマネジャーの仕事

そういえば、自分がマネジャーだったときも、そのときの上司が同じようなことを言っていて、自分の組織のメンバーの評価を上位の良い評価をもらえるようにアピールもするし、他の組織よりも成果をだしていることを反論できないように論理武装して評価会に臨んでいました。

昔からある会社だと、絶対評価ではなく相対評価になり、ある程度評価のランクには上限枠が決められています。全員が平均点になると、ちゃんと成果出している人のモチベーションに影響しますから、ある程度メリハリはつけつつ、偏ったりしないよううまく分布するように決められているものであったりします。

よって、マネジャーはいかにその枠の中の良い方の評価に自分の組織のメンバーを入れ込めるか、というのがマネジャーとしての資質を問われる能力になります。

私もそれに従い、自分の組織のメンバーは可能な限り、上位の評価を取りに行けるように日頃から成果が出るように導きつつ、いざ評価会にかける時期には、よくやってくれたメンバーを良い点で着地させるために加点ポイントを見いだし、評価会でのプロモーションするポイントを示して提出していました。

部下(メンバー)が評価されるメリット

部下が良い評価されるメリットは以下と考えられます。

部下(メンバー)がエンパワーされる

良い評価が付いて嫌がる人はほとんどいないでしょう。
自分のやったことや成果が認められるのは嬉しいことですし、それは自分が会社に貢献しているし、必要とされているということになります。

評価されることによりエンパワーされ、また頑張ろう、次も成果を出そうという気持ちにさせてくれます。この前向きな気持ちは組織や会社に対するエンゲージメントにも繋がってきます。

部下のポジションを上げられる可能性が高まる

評価が目に見えるかたちで高くなると、人事や上層部からの見られ方が変わってきます。そうなってくると次のマネジャーポジション、幹部ポジションに名前としてリストされてくることになります。

マネジャーにしてみれば自分を支えてくれるメンバーのポジションが上がってくれば、より自分のやりたい事にその人が動いてくれて、かつ権限もリソースも持てるポジションになってくるので、より実現性が高まります。ましては評価し続けてくれたマネジャーであれば、容易に助けてくれたりするでしょう。

もちろん、部下が出世していくと自分のポジションも危うくなるから嫌だという人もいるかもしれません。でもそういう人は自分の部下とはまた全然違う他のところから差し込まれて追い出されてしまうかもしれません。

結果的に上司(マネジャー)も評価される

マネジャーの仕事は自分の組織の責務や役割を、限られた部下のメンバーというリソースを使って実行し、目標を達成させることです。

つまり、部下メンバーの成果の積み重ねが結果的に組織の評価につながり、それはイコールそのマネジャーの成果になります。

「あそこの組織、イケてるよね」「みんな優秀だよね」と言われる組織を束ねているマネジャーであれば、総合的に見て優秀で、評価されるべき対象であることは外目から見ても明らかなはずです。

「たまたま優秀な奴が集まっただけ。運が良い」と言われるかもしれませんが、大事なのはどんなにメンバーが優秀でもマネジャーが腐っていたら成果はでませんし、メンバーも同じように腐っていきます。優秀なメンバーであれば自分で出ていける人だったりしますし。

部下・メンバーを社内で評価されるようにプロモーションすることはマネジャーの重要な資質であり、能力の一つと私は思っています。


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