【カルチャー雑感】2022年11月13日～19日の音楽、本、映画、YouTube

この一週間でふれて、印象に残ったものの感想です。

音楽

ハンバート ハンバート「丈夫な私たち」（2022）

2年ぶりとなるオリジナルアルバム。曲に出てくる人物も、彼らの背景も見える。でも余白があって、具体的なストーリーを描いているわけではない。優しさを見せたかと思いきや、時折ギョッとさせるような歌詞も出てくる。「ふたつの星」「君の味方」「夢の中の空」が特に良かった。あと「うちのお母さん」がアイリッシュ調で、繰り返し聴いている。

本

関取花著「どすこいな日々」（2020）

『どすこいな日々』｜感想・レビュー - 読書メーター

1990年生まれのシンガーソングライター・関取花さんのエッセイ集。彼女がブログに載せた文章が多い。日々の出来事、幼少期の思い出など、思いのままに綴った一冊。
関取さんのことは名前しか知らなかったけど、どんなことを考えているのか気になったので購入。ライブで歌を披露する歌手でありながら、徹底して「凡人」の一面を見せてくる。ダメな部分のさらけ出し方もちょうどいい。

映画

ムーンライズ・キングダム（2013）

ウェス・アンダーソン監督によるアメリカ映画。1年間の文通の末、駆け落ちした12歳の少年少女が主人公。独特なカメラワークや、色の使い方が特徴。色に関して言うと、二人がキャンプする自然の中に、本などのカラフルな私物が持ち込まれる様が、アンバランスさが出ていて印象的だった。ウェス・アンダーソンの作品は今年何本か観たけど、ただの日常の風景から、毎回突然非日常に超越するのが面白い。今回で言うと雷のシーン。

YouTube

蛙亭のケロケロッケンロール
「【●●万円】新衣装のデザインと値段が最強なんで見て欲しい！【蛙亭 イワクラ】」

蛙亭のイワクラさんが、新衣装を披露して、無限大ホールの芸人さんから褒められる動画。衣装も似合っているし、褒められて喜んでいるイワクラさんがとにかく嬉しそう。ギスギスとは無縁の幸せな光景。後半明かされる値段にちょっとビックリしてしまった。

こんにちパンクール
「こんにちパンクールならメンバーが考えた長文回答も笑わず読めるよね!!」

メンバー6人で一つのお題に対する長文回答を考えて、それを残り一人が笑わずに読むという企画。今年の1月から毎週動画を上げているけど、ここに来て最高傑作現る！と思った。メンバーもずっと笑っているくらい面白過ぎたので一回再生してみてください。