【カルチャー雑感】2022年11月20日~26日の音楽、テレビ、映画、ポッドキャスト
この一週間でふれて、印象に残ったものの感想です。
音楽
高木大丈夫「自戒」(2022)
マルチ弦楽器奏者であり、シンガーソングライターの高木大丈夫さんのニューシングル。優しくて芯のある歌声に、ゆったりとしたメロディが重なる。しゃべるように歌っている感じがする。雨の音などの自然音を駆使した、5分30秒の忘れられない体験。
テレビ
何でもない日
「囲碁将棋&かが屋が何でもない日常風景から漫才・コント作り」
11月19日に日本テレビ系列で放送された特番。特定の場所を番組スタッフが取材し、そこでの「何でもない日常風景」を収めたVTRを見た後、それを参考に囲碁将棋が漫才を、かが屋がコントを作って披露する。今回は「猫カフェ」での日常を元にネタを作っていた。VTR内で何も起きていなさすぎて笑いが起こる感じがとても良かったし、何より二組のネタが面白かった。第2弾が観たい。
映画
線は、僕を描く(2022)
一人の大学生が、水墨画の巨匠の「生徒」となり、未知の世界に飛び込む成長譚。水墨画という「正解のない世界」の難解さと魅力が存分に伝わってくる。「家に入ると大量の失敗作がある」というシーンで、主人公の努力の跡を表現していたのが良かった。作品を描く時の音楽が印象的。
ポッドキャスト
兵動大樹のおしゃべりDiary「#8 ありがとう『X』」
#8は、本人も言うようにどこでも喋っていない初出しのエピソードが聴ける、ある意味貴重な回。次女と野球観戦に行き、妻に車で迎えに来てもらって家に帰ると、留守番をしていた高校生の長女が内側からドアにチェーンをしたまま寝てしまっていて、自宅にどうやっても入れなくなったという話。この「自分の身にも起こりそうで起こらない」絶妙なラインを突いてきた段階で面白いのに、娘を起こそうと試行錯誤する様が可笑しくて仕方ない。電車でずっとニヤニヤしながら聴いていた。
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