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Jナカノのエッセイ(2022年02月〜)

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Jナカノが書いた800字程度のエッセイをまとめたもの。
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#お笑い

【エッセイ】あちこちオードリーを見てお笑いコンビの仲の良さについて考えた

【エッセイ】あちこちオードリーを見てお笑いコンビの仲の良さについて考えた

8月9日放送のトーク番組「あちこちオードリー」を観ていたら、ゲストのウエストランド・井口さんが「お笑いコンビの仲の良さをお笑い見る側が気にする意味がわからない」という旨の発言をしていた。

これに関してはMCのオードリー・若林さんも「あれ何でだろうね?」と相槌を打つだけで、番組内では答えのようなものが出なかった。

理由はいくつかあると思う。まずは「ネットニュースなどで、嫌な人の嫌な発言が、避けよ

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【エッセイ】お笑いライブに通っていた頃の思い出②

【エッセイ】お笑いライブに通っていた頃の思い出②

ナンバリングするからには、同じ話題で記事を書くに決まっているのだ。

高校生時代はお笑いを観ることくらいしか趣味が無くて、さらに「ナカノ君はお笑い好き」ということが、クラスメイトや同じ部活(放送部)のメンバーに知れ渡っている状態だった。

ある日、放送部の同級生の女子が、私をお笑い好きであることを見越して、こんな質問をしてきた。

「ねえ、ガリガリガリクソンって何?」

正直、何て答えたら良いかと

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【エッセイ】ウケたい気持ちをいったん手放してみる

【エッセイ】ウケたい気持ちをいったん手放してみる

趣味で大喜利をしていると、当然大喜利が趣味の人と関わることになる。

大喜利が趣味の人は、大喜利の場以外でも、自分が思う「面白いこと」を発信していることが多い。社会人芸人として、舞台で漫才やコントを披露しているのがその最たる例だが、Twitterでネタツイをしたり、noteに面白い文章を書いたりするのも、「面白いこと」の発信に含まれると私は思う。

私自身も、文章を書いたり、配信で企画を行ったりと

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【エッセイ】一言に芸風が出る

【エッセイ】一言に芸風が出る

「この人はこういう人で、こういう所があって…」とわざわざ長文で説明をしなくても、本人から出る言葉に注目すれば、その人がどんな人物かすぐにわかるから不思議だ。

良い言葉も悪い言葉も、その人そのものを表す重要なキーワードとなり得る。私は趣味で大喜利をしているのだが、他の大喜利をしている人にも、その人を象徴する「○○さんの答えだな~」と思わせるような回答が、プレイヤーごとにあると思っている。

いわゆ

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