【コラム:近代医学・生理学の幕開け】顕微鏡を使って血液循環論を証明-マルセロ・マルピーギ
顕微鏡が「隠れた世界」をあらわにしていったガリレオは望遠鏡という、遠方の物体を拡大できる優れた道具を発明したことで、驚異的な発見を次々に成し遂げました。顕微鏡の原理も望遠鏡と同様で、レンズを組み合わせることで、さらに物体を拡大することが可能になりました。
顕微鏡に関する光学理論はケプラーらが確立、17世紀半ばになると顕微鏡は医学・生物学の第一線で、こぞって使われるようになりました。「顕微鏡の父」と呼ばれるマルセロ・マルピーギ(イタリア)は顕微鏡を使った研究の第一人者でした。