＜前編＞ 田中ジェットコースター ～予想できない転職支援～
※この記事は2021年7月時点の記事となります。
記事を執筆した小林は現在在籍しておりません。
こんにちは！ジェイマックスリクルートメントの小林です。緊急事態宣言が解除されましたね。引き続き、皆さんご自愛ください。
今まで緊急事態宣言があった中では、弊社でも初のリモートワークを取り入れてみましたが、リモートワークをやってみることで、初めて気づくこともありますね。
今はオフィスに出社して業務をしていますが、メンバーと顔を合わせながら仕事をしていると、いつもの何気ない会話が自分にとってどれだけ価値があるのか、改めて再発見できました。
一緒に喜んで、一緒に頑張ってくれる仲間は、私にとって何よりの宝物です。(^^) にっこり
ということで、今回は弊社メンバーの活躍を紹介したいと考え、コンサルタント田中のエピソードを書いてみようと思います！紆余曲折あった思い出深いお話です。
今回のお話は、前編・後編に分けてのお届けです。
新卒のときは大人しすぎて頼りない印象もありましたが、最近はTwitterでの情報発信も多く、コンサルタントとしてずいぶん成長した印象を受けています。
私たちの普段のご支援のお話ですので、転職エージェントってどんなかな？転職活動ってどんなかな？という方も、ぜひ参考にしていただけましたら幸いです。
それでは、前編をどうぞ～
より書類選考の通過率を高めるために・・・
――キャリア相談のご連絡をいただいたAさんは20代のインフラエンジニア。弊社HPから田中のTwitterを見て声をかけてくれたとのこと。
ブログやTwitter経由で声をかけて頂いた場合には、自分自身を知って頂いた上でのご指名なので、コンサルタントとしては大変光栄なこと。そのようなご指名を頂き、田中も機嫌が良い様子。
そんな田中を横目に、私はビックリマンチョコを開封していると、Aさんの面談に向けたすり合わせをしたいと田中が声をかけてきた。
田中：本日WEB面談をするAさんの件ですが、いろいろなエージェントでも話をしてみた中で、私の話も聞いてみたいとのことで、まずは転職相談をしたいとのことでした。
職務経歴書も頂いたので読み込んだのですが、たぶん転職を考えたきっかけは・・・・・・・・・・・
――いつも以上に気合が入っている様子で、なんだか私も嬉しくなってくるw 事前のすり合わせが終わると、田中は打ち合わせ内容を確認しながら、面談室に向かう。さて、どうなるかな？
・・・しばらくしてデスクに戻ってきた田中は決意と、不安が混じったような顔をしている。
田中：小林さん、Aさんと打ち合わせしました！
小林：うん。どうだった？
田中：だいたい想像した通りだったのですが、すでに他のエージェント経由で20社くらい応募をしているとのことでした。
ただ、私としては、書類選考の通過率も変わると思うので、インフラ運用だけではなくて、Windowsサーバの設計・構築を経験されているのでその点だけでも職務経歴書を訂正した方が良いと思っています。あとできれば、自己PRも欲しいなと思っています。
小林：そうだね。あるといいよね。
田中：それをAさんにも提案したいのですが・・・すでに書類選考を申し込んでいることもありますし、書類の手直しをしている時間があるかなと、ちょっと不安になりまして。。。
うーん。。。あっ、でも、私の方で書類を訂正して、すぐにAさんに確認してもらえばそれでいいですかね！ Aさん、社内SEやプライムのSIerを希望されているので、このままだと書類選考の合格が難しいと思うんですよね・・・。
小林：そうね。。。社内SEやプライムSIer狙いならば、田中の言う通り、サーバ設計・構築経験の記載が無くて、自己アピールの記載も無いとなると・・・勝負の土俵には立てないかな。。。
田中：はい。。。プライムSIerなどは書類選考も厳しいので、やっぱり書類は訂正した方がいいですよね。分かりました！私の方で書類を直して、Aさんに確認してもらいます！
――会話を終えると、田中はすぐにAさんの書類に手を入れ始め、訂正案を作成するとあっという間にAさんに連絡を入れた。
このスピードよ！この田中の努力、Aさんに届くといいな。。。
明るく活動を続けられるように・・・
――オンライン面談から2日後。私は打ち合わせを終えてデスクに戻ってみると、田中が浮かない顔をしてPCを見つめている。・・・はて？ 明るく声をかけてみよう。
小林：そういえば書類の件でAさんから連絡あったかい？Aさん、田中に感謝してたんじゃない？どう？
田中：いや～・・・それが何も連絡が無いんですよ。。。もう20社応募したと言ってたので、そっちが忙しくなったんですかね。。。
小林：そっか～。悩んでいるくらいなら電話して聞いてみたら？
田中：確かにそうですね！すぐに電話してみます！
――田中が電話をかけると、Aさんはすぐに電話に出てくれた様子。田中も笑顔で会話をしている。私はそれを見て安心し、自分の作業に集中していた。・・・が、田中が浮かない顔で声をかけてきた。
小林：どした？ Aさん書類の案OKしてくれた？
田中：あ、まだ完成はしていないとのことでしたが、今日中にはなんとか完成させるとのことでした。
小林：うんうん。いい感じだね。
田中：あと、社内SEで20社くらい応募した企業については、全部落ちてしまったようでした。
他のエージェントからは、追加で20社くらい応募することを勧められているらしいのですが、結果が厳しかったので、Aさん自信を無くしてしまったようで・・・私からのお勧め企業への応募もためらっていました。
小林：なるほど。。。そのエージェントもさ、対人折衝スキルや、書類作成スキルを求められる社内SE求人に対して、自己PRも書いていない職務経歴書で応募したって、合格が難しいことは分かるだろうに。。。何も対策をせずに応募をしたところで、Aさんが、かわいそうだよ！
――思わず声が大きくなってしまう。
田中：そうですよね。。。それでAさん元気を無くしてしまっていて。そういう状況なので、『 書類を更新したら、書類選考の合格率も上がると思うので、まずは書類をブラッシュアップしましょう！今はコロナで景気が悪いのが原因で、Aさんが悪いわけではないので、あまり合否は気にせず明るくいきましょう！ 』とAさんにお話して、何とか納得いただいた感じでした。
――田中の対応を聞いてとても嬉しくなる。いつの間にこんなにもたくましくなったか。
小林：うん、素敵な対応だと思うよ。またAさんも迷ってしまうときもあると思うので、引き続き、Aさんを応援してあげましょうか！
田中：はい ！！
――田中はデスクに戻ると、ものすごいスピードでタイピングを始めている。凄い。。。
(( 小林： Aさんもそうだけれど、リモートワークをしている方は、人との会話が少なくなっているから元気を無くしているのかな・・・一人暮らしをされている方ほど、その影響が大きいみたいだ。普段よりも精神状態が弱っているから、自信を無くしやすい。。。
そしたら、私たちはより強くメンタル面のサポートを心掛けないとな。 メールだけじゃなくて、電話での会話も増やしていく必要があるな。。。))
――私は物思いにふけりながら窓の外の雨を眺める。
田中：小林さん、窓の外を眺めているところすみませんw このタイミングでAさんに面接対策もお勧めしたいのですが、どう思いますか？
――田中の明るい声で現実に戻された。
小林：さ、さすがですね。いいと思います ! ！
田中：了解です！そしたら、これと、これと・・・・
――ブツブツ呟きながら、すごいスピードでタイピングを続けている田中を見ていると、この後の展開が楽しみになってくる。
――翌日、Aさんから更新した職務経歴書が届いた。田中の様子を伺うと、
書類を見ながら何度か頷いている。田中に推薦文の最終チェックを依頼されたので、すぐに内容を確認する。
田中が作成した推薦文には、Aさんが転職を考えた背景と、職務経験が分かりやすくまとまっている。また、第三者目線の客観的事実に基づいた、人物的な推しポイントも記載されていた。
(( 小林： ご本人の特性をしっかりと掴んだ素晴らしい推薦文だな。自然と笑みが浮かんでしまう 。ニヤリ ))
田中：どうでしょうか？！
小林：うん。素晴らしいね！あとは早めに面接対策も進めてあげてね。
田中：了解です！すぐに企業様に応募を開始します！
――私は黙って頷く。元気を無くしていたAさん、仕切り直しての転職活動1発目。前回は自信を無くしてしまったけれど、今度は頼もしい田中がついていますよ w
さて、上手くいってくれよ～。
田中：小林さん、結果の連絡が・・・！
● ● ●
さて、続きも気になるところですが、前編はここまで！
応募書類もブラッシュアップし、もう1度、動き出したAさん。田中と走りながら、どのような活動となっていくのでしょうか。
後編も近日中に公開します。お楽しみに！
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう。それでは～！
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