自分的特別シリーズ企画(9回)「心地良い不便」

僕が働いていると職場が休業が言い渡されため、思いつきの特別シリーズ企画!
できるだけ1日1つ(特に平日)エッセイでも物語でもいいから上げること、もちろん短い場合も可。全て26日中どんな事を書くのか?何回するのかお楽しみに!
って言いたですが、本人がいつまで続くか&初心者ため、ゆる〜〜く見守る感じでお願いします(笑)
もちろん、スキ・コメント欄にご意見・ご感想大歓迎。
今日は「心地良い不便」をテーマにエッセイを書きたいと思います。

高校を出てこの会社に入社してずっと会社の独身寮にいた。転勤あったけど、どの寮も都会にあった。結婚をきっかけに会社の独身寮を出て都心部から約一時間位の少し離れた所に移住を決めた。周りの人はもう少し都心から近いほうがいいのでは? と言う人もいた。

確かに都会より不便な部分も多いい。都会だと外に出ればすぐにコンビニあるし、深夜までしている飲食店もある。それに比べて住んでいる家は、駅の反対側にしかコンビニなくて帰り道にあるのは100円ローソンのみ、仕事終わって帰る時間はいつも深夜のため、やっている店は飲み屋ばっかりで食事取る所がない。都心部だと24時間スーパーがある場合もあるが、ここからはかなり離れている。ここまで不便な所を書いたが、でも僕はここが気に入っている。

初めは自分の給料と同棲の事を考えた時に嫁がここがいいって希望もありここに決めた。それまではここの存在知らなくて、ほぼ決まりかけた時少しどんな所なのか?知ろうとして、少しブラブラしたらびっくりしたの、一年たった今でも覚えてる。都会では学校行くにもランドセルにブザーつけているのが当たり前のこのご時世に、公園に行って少し休もうとしたら、行く途中に2.3人の子供が僕を追い抜いて行った。普段着だったからブザーも見当たらなかった。公園に着いたら親子でキャッチボールをしている光景を何組も見た時、初めて来たのにどこか懐かしい不思議な感覚になった。自転車で荒川走ったことよくあるが子供のチームで野球していて監督みたいな大人が一人付いている光景は見たことあるが、親子のキャッチボールはなかなか見つからないない。商店街を歩けば昼間からワンカップ片手におでんやつまみを食べている、おっちゃんがいる。地方から上京してきた僕にとって、まさに田舎を思わせる光景だった。

その一方で大学が近くにあるため、少し前に話題になったタピオカミルクティーの店があったり、卒業式や入学式になると居酒屋の前で歓送迎会をしている様子もよく見かける。有名店で修行した人が出店した店もあったり、都会っぽい所もあって、田舎っぽさと都会っぽさがちょうどよい感じで混じっている印象がたまらなく気に入っている。人に例えると若者で流行の服装を見事に着こなして、会話してみると田舎の方言だったみたいな感じ。

そして、住んでいる所も家からは見えなけど、玄関出たらすぐ富士山が見えて、仕事から帰る頃には都会だとビルの隙間から星空が見えないけど、ここは高い建物が少ないため気象条件さえ揃えば星空を眺めながら帰ることもできる。なんか50.60歳位の人が言いそうな事だけど、富士山を見ながら出勤し星空を見ながら帰宅する事って最高の贅沢だと思う。

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