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自分のタグで勝負する


どうも、じぇいかわさきです。

motoさんが書かれた「転職と副業のかけ算」と同じような話が、最近の記事で見つけました。


コロナの影響も有り、仕事が無いと言っている人達、転職をしたいと考えている人達については、まずはmotoさんの本やこの記事を読むと良いと思います。


まずこの記事で言っていることは、何か一つだけの特技や、○○一筋というキャリアは、賞味期限切れのリスクが有るということです。

1つのキャリアだけでは、どうしても同じような人材が溢れたり、更に優秀な人が現れたりして、太刀打ちできないという状況が発生しますね。


また、最近の社会風潮として、オープンイノベーションが語られ、自社以外の人材を多く募集し、プロジェクトを成功させるという事です。

今まではどうしても、社内の人材で賄うという考えが染み付いていました。これは、秘密主義というよりも、自社内のリソースで戦えないと生き残れない、そういう考えがあったからです。

しかし、時代は大きく変わり自社にないものは外から取り入れ、新たなアイデアを見つけて革新的なサービスを立ち上げる。

そんな風潮が強くなってきました。


もともとシリコンバレーのGoogleやApple、はたまたMicrosoftなどでは社内で新規プロジェクトの公募が盛んに行われ、自社内に居ても全く違った仕事に関わる事ができました。

残念ながら日本の場合は、決められた仕事を長く遂行することにより、その道のエキスパートを育てるという考えでできていましたね、

そうすると、その育て上げたエキスパートも、そのジャンルが無くなってしまえば、単なるおじさんで終わってしまうということになるんです。

そんな人ばかりが集まった日本の多くの会社では、新たな革新的なサービスが生まれることは有りえません。

特に大企業ほど斬新的なことをいえば、出る杭は打たれるでアイデアを潰されてよしでしょう。


日本の場合でも、多くの新しい革新的なサービスをスタートするのは、殆どがベンチャーのような企業ばかりです。


しかし、今の世の中DXと言われ、多くのデータや業務スタイルをデジタル化することにより、そのデータ解析から新たなサービスを見つけていこうという流れになってきているのです。

そうした時に、社会で重宝されるのは○○一筋ではなく、深く専門的でなくても、アレを知っている、コレを知っている、だから自分の特技と組み合わせることで、コレとコレとコレができる。

そういう人材が求められるようになってくるのです。


そして、先程話した世の中が大きくDXへ家事を切り出している中、多くの企業が一番求めているのが「ABC人材」なのです。

ABC人材とは、今もっとも旬な技術である、AI、Big DATA、CLOUDの頭文字を取ってABCなのです。

この3つの分野1つとっても、多くのポジションが存在するわけですから、その組み合わせの掛け算ができるような人材は、もう引く手あまたでしょうね。


ここで重要なのは、motoさんも言われていましたが、自分のタグは何だということです。

タグというのは、あなたを表すキーワードのようなもので、電機業界とか生産技術とか、IE手法、ロボット操作など、自分を商品として連想されるためのキーワードなんです。

「××といえば誰々」という言葉を聞きますよね。

それと同じで、その聞くキーワードが多いほど重宝されるのです。


基本となる技術やスキルが有り、それに対して新たな能力を学んで手に入れるには1万時間が必要です。

しかし、通常の業務をしながらでも、いろいろな経験を積んできている訳ですから、その経験値を自分の基本スキルにかけ合わせれば良いわけなんです。

今まで経験してきた事が多いほど、掛け合わせるファクターが増えるわけですから、そういう人材は希薄になっていくのです。

これが自分の商品価値になるんです。


ですから、仕事が見つからない、転職をしたいと考えている人は、まず自分の基本スキルは何で、今までの経験からこういう事ができるという内容をかけ合わせていくと、自ずと道は開けてくるのです。

そして、現段階では先に述べたABC人材と同じように、希薄な人ほど求められているのです。

一つのスキルに執着しないで、今のスキルから色んな経験を積んで、新たなタグを見つけ、そのかけ算にしていきましょう。

どんなに素晴らしいタグでも、賞味期限は必ず有ります。意識高い系だけでも乗り切れません。

自分のスキル×タグの組み合わせを増やす、コレが今最も重要なことです。


じぇいかわさきです。生産技術者として35年、今まで培った経験とスキルを元に、ものづくりに関わる世の出来事に対して思ったことをホンネで書いてます。ノウハウやアイデアもありますよ。 また写真も全力で撮っています、気に入った写真があればサポートや感想をぜひお寄せください。