何も被害がなかったボクたちだからこそ、今できること。
2024年初日。午後4時10分石川県の能登半島のあたりで起きた、震度7くらいの大地震。
2024年2日目。新千歳発、羽田空港着のJAL516便が、海上保安庁所属のMA722便と衝突し、炎上。
2024年は壮絶な2日間から幕を開けてしまった。
被害に遭われた方々には、心からお見舞い申し上げます。
1日でも早く、被害に遭われた方や関係者の方々が安心できる状況になることを祈っています。
ボク自身も、妹がまさに石川方面に住んでいて、地震の最中に巻き込まれている可能性があったので、とても気が気ではなく。
ホテルで仕事をしつつも常に「大丈夫なのかな?」「連絡返ってきてないかな?」と不安なまま日々をどうにか過ごしていました。
同じように、親戚や友達、大切な人が巻き込まれ、苦しんだり、心を痛めていた人も多いでしょう。
そしてそれ以上に。
それ以上に、自分たちが何もできる状況にないことを悔やんでいる人や、今の大変な状況の中「今まで通りの生活を自分なんかが送っていてもいいのか?」という人も多いんじゃないでしょうか。
先日、𝕏のトレンドに「共感疲労」が上がっていたのも、その表れかも。
今回は、そんなあなたへ。
きっとそんな気持ちを抱えているあなたは、とても優しいんだと思います。
お正月の特別番組の上に被さって、連日流れてくるニュース。
テレビから逃れ、SNSをみても、悲惨な街の状態を知らせる動画がタイムラインにどんどんと流れてきて。
否が応でもことの重大さを受けとめることになる。
「受けとめないといけない」とだんだん思えてくる。
だからこそ、「何かしないと」いけない。
どんなに悪い人がいても、なんとか自分ができることを探して、やらないといけない。
でも、何もできない。
そうやって、「大変なのに何もできない」と自分の無力感に押しつぶされ、自分を責めてしまう。
そんなあなたは優しい人です。
被害に遭わなかった僕たちができることは、本当にないのでしょうか?
ボクはその答えの一つが、「いつも通りの生活をすること」なんだと思います。いつも通りでいいんです。いつも通りがいい。
何か非常事態があった時こそ、被害を受けた人たち以外の人は「何事もなかったように」過ごす。
毎日やっていることを、いつも通り淡々とこなす。
そうすることが、被害にあった方への励みにもなるんじゃないでしょうか。
もし、自分たちまで慌ててしまったら、日本全体が大きな感情の渦に飲み込まれて、総崩れになってしまうかもしれません。
SNSやニュースなどの情報は、嘘かホントかわからないものばかり。犯罪や悪行も増加してしまうでしょう。
今でさえ、多少そのような状況もありますよね。
今でさえそうなんです。日本中が焦りまくって、感情のままに行動していたら、これよりもっとひどい状況になるでしょう。
できるだけ正確な、必要な情報のみを世の中に増やすための方法として、変に焦らず「いつも通り」過ごすことが大切になってくると思うのです。
それに、被害に遭われた方は今後どうすればいいのでしょうか?
いざ状況が落ち着いたとしても、地震の復興には時間がかかるでしょうし、飛行機に乗っていた人も、精神的な辛さはしばらく残るかもしれません。
そんな時、彼らの戻る場所・頼る場所は?
「被害に遭っていない人」のもとのはずです。
「いつも通りでいられる、頼れる場所がある」
人はその一筋の光があるだけで、心の支えになります。
帰ってこられる場所があることそのものが、心のよりどころにもなる。
だからこそ、被害に遭っていないボクたちができることは、「なるべくいつも通りに過ごすこと」なんじゃないかと思います。
「自分はこのままの生活を送っていいのか?」という気持ちは、痛いほどわかります。不安で不安で仕方がないと思います。
親族が被害の近くにいる身としては、同じような気持ちです。
だからこそ、今はただ安息の日々を保ちませんか?
安心して帰ってこられる日常を作りませんか?
というのがボクの意見であり、伝えたかったことです。
いつも通りでいいんです。
いつも通りがいいんです。
ゆっくりと深呼吸して、胸を張って1日を過ごす。
少しでも早い、状況の改善を祈って。
被害に直接遭わなかったボクたちが唯一できることです。
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この記事を出すのは、正直迷いました。
今まさに戦っているひともいるでしょうし、それを見て傷心している人もいるでしょうし。
それぞれ、一人一人に違った事情があると思うからです。
果たして、バタバタしている今、自分なんかが記事を書いていてもいいのか。
記事内でも触れたような思いに、ボク自身も自分のやっていることを否定し、記事を消そうとおもったこともありました。
それでもこの記事を書いたのは、ボクが今できることは「書くこと」だからです。
ボクは生き方をそのままコンテンツにしている人間であり、だからこそボクのスタンスや思いを発信する必要があると感じました。
だから、この記事を公開しましたし、これからも文章や音声、動画といった形で発信を続けようと思います。
2024年も、改めてタツミをよろしくお願いします!!
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皆さんのお気持ちを、こっそり置いていっていただければ。小さな幸せ、これからも皆さんに与えます。