「書く」に再び戻ってきた僕の学び直し。
数ヶ月前、Noteの記事を毎日書くということを決めて取り組みました。
確か7月頃の話。
およそ1ヶ月くらいは続いたのですが、次第に体調が悪くなったこともありいつの間にか更新は止まってしまいました。
体調はある程度回復してからも、それでもなかなか記事を書くことに向き合えないでいました。
書こう!と思っても、いざとなると体が動いてくれず、別のことに手を伸ばしてしまうことが続き・・・。
それでも書くことを諦めきれず、さまざま思索を巡らせ、ようやく今筆をとることができています。
あ、noteなので、キーボードをたたく、のほうがいいかもしれませんね笑
ともかく、時間で言うとおおよそ3ヶ月ぶりの記事です。
「書く」と言うことについて改めて考え、言語化してみました。
記事を書いている人なら、同じように悩んでいる人もいると思います。
自分と重ねながら読んでいただけると嬉しいです!
もしかしたら以前の僕と書き方が変わっているかもしれませんが、ご容赦ください^^
それでは。
記事を書く「能力」に注目すると。
毎日更新をしていた頃の僕は「書くことを毎日続けよう」と思っていました。毎日ある程度同じ時間に書きはじめる。それまでにネタを見つけ、ある程度構想を練っておく。
長くもなく、短くもなく文字数を調整しながら記事を書く。
それがいいと思って、思考を巡らせていました。
最初は書きたいと思うことが出てきて、すんなりと記事を完成させられることが多かったのですが、
日が経つにつれてネタも思いつかず、1日の終わりが迫ってくることに対して、強い切迫感というか、恐怖を覚えるようになりました。
切迫感に「よって、かえって集中力が増して欠けるようになる・・・と言う人もいるとは思いますが、当時の自分にはそれは無理でした。
当時は強い「義務感」にとらわれていたからです。
義務感に囚われると、「〇〇しないと、〇〇せねば」と言う完璧主義的な思考が頭の中を支配し始めます。
ある程度同じタイミングで書かないといけない。
少なくとも1日1回は書かないといけない。
限られた時間の中、それなりの力を出さないといけない。
エピソードと絡めて書かないといけない
上記のような思い込みは百害あって一利なし。
漠然とした不安ばかりが立ち上っていきました。
体調が良くなってからもNoteの投稿に心が向かなかったのも、根っこにまだ思い込みが根付いていたからなのでしょう。
しないといけない、と言う考え方は、つまり「能力」に無意識のうちに目がいっています。
できれば自分に能力が「ある」と言うことになり、逆にできなければ自分に能力が「足りない」、あるいは「無い」と言うことになる。
さらに厄介なのは、その考えを他人にも適用し始めた時です。
自分ができていないことを「できている他人」がいる。
ますます自分の能力が足りないと考え始めてしまうんです。
やがて、心の影響は使う言葉にも表れ始めます。
心理学の世界では、人は、得することよりも損すること、ポジティブなことよりもネガティブなことの方が想起・注目しやすいと言われています。
ネガティブなことを考え続けていると、普段からポジティブなことを考えにくくなり、口から出る言葉もだんだんとマイナス寄りになっていきます。
記事を書くときも例外ではなく、だんだんとネガティブな言葉が増え、記事全体としてもどこか鬱々とした雰囲気のものになります。
実際、当時記事を読んでくれた人に感想を聞いたことがありました。
すると、
「最近の記事はなんだか暗い。なんか嫌なことがあったのか?」
と心配されたんです。
1度だけではありません。
確かに、こんなタイトルとサムネイルでは心配されてもおかしくありません。自分で振り返ってみて、改めてびっくりしました。
当時の記事
セロトニン的な幸せを求める
以前の自分は続けることそのものが目的=義務になっていました。
書くこと = ある種の障害のように考え、日々それを乗り越えると入った考え方になっていたんです。
もちろん、一度決めたことを続けるのは大切なことです。
ですが、改めて考えてみると、続けることの前にもっと大切なことがあると思えるのです。
それは「楽しむ」こと。
「書くことそのもの」を楽しむ事です。
楽しめないことを続けるのは意志のエネルギーが必要です。
ですが、僕たちが1日に使うことのできるエネルギーは限られている。
本当に大切なことにエネルギーを注ぎ込んだほうがいいはずです。
楽しんでやれることには過度なエネルギーは要りません。
小さなエネルギーを使うだけで強い安らぎを感じ、ポジティブな方向へ気持ちが変化していく。
精神科医の樺沢紫苑さんは、このような「やすらぎ」や「気分」の幸福感を「セロトニン的幸福」と定めています。
書くことを目的にするのではなく、書きたいことを楽しんで書くことを目的にする。
それが「書く」を通してセロトニン的幸福を求めることではないでしょうか。
記事の最初の方でも書いたように、やがて、心の影響は使う言葉にも表れます。
楽しみを追求し始めると、日常生活でも自然と楽しいことに引っかかりやすくなるんです。カラーバス効果なんて言われたりもします。
カラーバス効果
特定のことを意識し始めると、日常の中でその特定のことに関する情報が自然と目に留まるようになる現象
記事を書くことで、楽しみが生まれ、日常生活も楽しくなる。人生そのものが楽しくなる。少しずつ、だけど確実に幸せな方向に動き始める。
今はそう確信しています。
書くに向き合い始める。書き方に向き合う。
「書くこと」に対する考えが変わり、セロトニン的幸福を求めてからは、今までと記事を作るまでの手順も自然と変化していきました。
求めるものが変わっていったので、自然な現象ですね。
詳しくは別の記事で書きたいと思いますが、ざっくりとだけ書いておきます。
まずは好きなように文字を連ねる。
細かい表記の揺れを整える。
1〜3日待って、推敲して公開する。
全ての記事に当てはめているわけでは無いですが、大まかにはこんな感じにしています。これも余計なエネルギーを抑えるためです。
それでも筆が動かない時は、0ステップとして、アイデア出しの練習からするのをお勧めします。白紙を用意して、思うがままに書きたいことを書いてみるんです。
別に記事の形を取っていなくても構いません。
声優さんや俳優さんも演技をする前にプロット(台本)が用意されていて、頭の中でイメージを膨らませますよね。それと同じです。
※ ちなみにこの記事も、プロットを作成した上で書いています。
自分の中の「楽しい」を感じながら記事を書くのに慣れていないうちは、自分が考えていることを自覚しながら、感じながら書くことで、味のある記事に慣れてくるんだと思います。
久しぶりに記事を書いたら、思いの外長くなってしまいました。
でも、自然と楽しんでかけたので自分としては満足です。
この記事を読んで、書くことに挫折した人が一人でも戻ってきて、書くことそれ自信を楽しんでくれる人が一人でも増えたらこれ以上嬉しいことはないですね。
書くを通して自分や自分の考えを出していく。
これからも自分のペースで続けていきます。
読んでくれた方皆さんに感謝しています。
これからもよろしくお願いします!
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