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「話すのが怖い」と言う恐怖で発信の手が止まってしまった時に考えるべき2つのポイント。

こんにちは、語り屋タツミです。


フリーランスでエンジニアやったり、ライフコーチやったり、占い師やったりしている25歳です。最近は福島のホテルで働いています。


◾️語り屋タツミ
「自分の『好き』を語る生き方を」をテーマに発信する25歳。学生時代、組織で生きることに絶望し、ほぼ感情のない毎日を送る。大卒後、すぐに独立しフリーランスという生き方やコーチングとの出会いの中で、「自分にとっての価値を生き方にする」ことの大切さを痛感。現在は個人向けにホームページ制作やライフコーチを提供しつつ、自分の好奇心のままに仕事と遊びを両立する生活をしています✨


「自分が発した言葉で、人から誤解されるのが怖い。」


僕は25年間ずっと、このような想いを抱えながら情報発信をしていました。


いつ頃からこう思うようになったかは分かりません。
小学生、もしくは中学生の頃だったかもしれません。


ただ、自分の主張をしたことで、かえって理不尽な状況に押し込まれ、損をしたという経験が重なり、いつしか僕の中で「言葉はよく考えてから口に出すものだ」という意識が刷り込まれていきました。



もちろんそれは、ある程度正しいものであり、「言葉を大切に」という僕の価値観を育んでもくれた考え方でもあります。


だから、安易に否定する気はありません。


ただ一方で、「話す」という形での情報発信では不利に働いていました。


「自分が発した言葉で、人から誤解されるのが怖い。」


この想いが足枷になって、音声配信をする時も、動画配信をする時も台本を作り過ぎてしまったり、台本通りに進まないと不安になってしまったり。



話しているうちに何を言ったかわからなくなり、どうしようもなく怖くなって、話すのをやめてしまったり。



長い間、なかなかうまくいきませんでした。



ただ最近は、自分の中で自分自身を認められるようになったり、さまざま工夫を繰り返し、ようやく少しずつ苦手意識が薄れ、「書く」以外での発信もできるようになってきました。



なので今回は、僕が「話す」ことができるようになるまでを語りつつ、同じように「話す」に手こずっている人への手助けになるような、そんな内容をお届けしたいと思います。


ぜひ最後まで読んでいってください。


この記事を読む前提


詳しく話す前に前提を共有させてください。
僕の立場は、「話すのが苦手なら、無理に話す必要はない」というものです。


苦手を克服できるに越したことはありませんが、無理をしてまで矯正すべきものではないと考えています。


人によっては、トラウマを引き起こすものだったり、体の都合でどうしても話せないという人もいるでしょう。


それに、「書く」という形でも十分自分の想いを表現することは可能です。言葉にはその力があります。


なので、「話す」を無理にできるようにする必要はない、というのが僕の立場です。


僕の場合は、「話す」ことがもっとできるようになりたいと思ったのと、自分を探る中で、本当に枷になっていたのは自分の思い込みだったのでは?という想いがあったので、その検証の意味も込めて本気で向き合うことにしました。


その前提で読んでくださると、より今回の内容を受け止めやすいのでは?と思います。


そもそもなぜ、話すことがうまくいかないのか。


「話す」形での発信に本気で向き合った時、僕が最初に考えたことです。


自分の気持ちを言葉にするのが全くできないわけじゃない。身体的にハンデがあって声が出ないと言うわけでもない。


でも、話して発信するのにはどうも苦手意識がある。
だからまず、書く形での発信との違いに注目することにしました。


「話す」ことは「書く」とは違って、基本的には即興の行為です。
時間の流れに沿ってそのまま言葉を紡いでいかないといけない。


いちいち頭の中で「どう言ったらいいかな」「この話題をこう言ったら次はこうだよね」みたいに複雑に考える時間的な余裕がないんです。


言葉をじっくり時間をかけて考える。
自分のペースでゆっくり言葉を紡ぐ。
誤解されないように言い回しを変える


「書く」ではできるこういった工夫も、「話す」ではやりにくいんですよね。


そんな中、こんな意識があったらどうでしょう?


自分なんかがこんな言葉を語ってもいいのかな。
こんなこと言っちゃったら他の人から叩かれるんじゃないかな。
これって本当に自分で思ってることなのかな。


自分への疑念だったりとか、言葉に対してのマイナスの感情が意識の中にあると、どうしてもそちらに思考が向いてしまいます。


けど、時間はどんどん過ぎていくから、言葉を紡がなければいけない。
だからなんとか言葉を紡ぐけど、全部それっぽい自分の不安を塗りつぶすための応急処置的な言葉になってしまう。


それで、自分の言葉が信じられなくなってしまうんです。


思い込みが自分の言葉を縛っていた


僕はまさにこれでした。


本当に自分の言葉が信じられなくて、なんか自分が何を話しても本心じゃない感じがしたんですよね。音声の配信の時間を埋めるがために言葉を紡いでいるだけ・・・・みたいな。


「心の中から思ってることじゃないな」
「なんか取り繕ってる感じがするな」
「そもそも自分の声気持ち悪くて、聞かせられないや」


と感じ、自分自身がめっちゃ嫌で、うまく話せてる他の人と比較したりもあって、ますます話すっていうことが嫌いになっていきました。



実際、僕一番最初の放送とか聞いてもらったらわかるんですけど、なんかめっちゃ固いんですよ。しかも当時は、台本を用意していて一言一句違えずに話ができるまでリテイクしていた気がします。


別にそれが悪いことではないし、話すのが苦手って中で台本を用意するのは割と当たり前だとは思うんですけど。


それでますます、台本通りに話さなきゃダメだっていう自分の思い込みが強まってしまったのは良くなかったなぁ・・・と思います。


悩みの構造はとてもシンプル


ちょっと話が逸れてしまったので、元に戻すと。


「話す」ことは即興の行為です。


そこに自分や自分の言葉に対してのマイナスな感情・意識があることでそちらに意識が向いてしまい、話すことそのものを楽しむことも、話す中で話題をチョイスしていくこともやりにくい。


だから、さらに苦手意識が高まってしまう。


こういう流れです。


そう、文字に起こすと意外と悩みの構造はシンプルなんです。

①「話す」で生まれるマイナスな感情・意識は何か
② 純粋に話すことが楽しいと思える環境があるか

この2点が解消できれば、グッと話すことへの苦手意識は解消します。

僕はこの2点を突き詰め、試行錯誤した結果、台本を作らず、あらかじめノートやTwitterに書き連ねた言葉をベースに話を作っていくという今のスタイルに辿り着きました。


もしあなたが「話す」を諦めたくない!話したい!という想いがあるなら、ぜひこの視点で自分を分析してみてください。


自分なりのスタイルが見つかった後の世界は楽しいぞ〜〜〜✨


とは言っても、じゃあ具体的にどう考えるねん!となると思うので、僕の場合はどう考えたのかを簡単にお伝えしますね。


「話す」で生まれるマイナスな感情・意識


僕の場合は、冒頭にも書いた通り「人から誤解されるのが怖い」という意識でした。もっというと、「理不尽に叩かれたくない」「話すことで間違いを起こしたくない」というもの。


これを最初に認識しました。


この時考えるものは仮説で全然OKです。自分のお話スタイルの話にもつながるのですが、試行錯誤の中で自分の思いや感覚は変化するからです。


多分こんなことを怖がってるんじゃないかなぁ〜〜くらいのスタンスで考えてみてください。


次に、「仮にそれが起こったとしたら」と言う未来を考えてみます。
「仮に」とするのは、現実とは違うよと言うことを意識するためです。


あくまで、今この時から切り離した未来を考えてみるんです。


僕の場合は「人から誤解される」としたら、「理不尽に叩かれる」としたら、それで自分は誰からも理解されなくなる、自分の発信は誰からもみてもらえなくなると思っていました。


完全に自分の価値が0になるんだろうな・・・と。


これを読んでいるあなたがこれを聞いたら、どう思いますか?


「え、そんなことなくない??」「何言ってんの??」
こう思うのではないでしょうか。


そうなんです。


僕たちが怖がっていることって一見納得感があったとしても、「具体的にどう怖いの?」を突き詰めると、「そんなことなくない?」と感じるものがほとんどなんです。


だから次の段階としては、その仮の世界は本当に実現するのか?
実現したとして、あなた自身の価値がなくなるのか?


ってことを考えてみてください。


「仮に」といったのには、この段階で客観的に自分が言ったことを見つめるためでもあります。


あくまで他人がそう言った体で、自分自身のことを見つめ直してみてください。あなたのマイナスな感情・意識への印象も変化するはずです。


② 純粋に話すことが楽しいと思える環境があるか

言い換えると「心理的安全性」の高い環境があるか?と言うことです。

心理的安全性の高い環境とは、このような要素を備えています。

考えや気持ちを発言することが自然とされている
・どんな意見でもまずは受け止めてもらえる
・常識とか普通による偏見で理不尽に否定されない
・「話そう」と言う気持ちが態度に現れている

誰に対しても安心して発言できる状態が確保されている環境ほど、人は安心して、自分が発する言葉の一つひとつではなく、話すことそのものを純粋に楽しめるようになります。


この環境を日々の生活の中で自分が持っているかを振り返って欲しい。
もし無いようであれば、見つようとして欲しい。


必ずしも会社とか、家族とか、自分の身近な場所じゃなくても、趣味の集まりや親友とのつながりなんかでもいい。


力を抜いて自分が自分でいられるっていう状況があるだけで、心に余裕ができるし、前述のマイナスな感情・意識にも意識が向けやすくなります。


僕自身もうまくいかなかった時は、自分の意見を大多数の人の違う意見とかいわゆる上層部に理不尽に潰されたり、思ったことを言っても「キャラじゃない」と一蹴されたり、そもそも話を受け止めてもらえず、「お前の考えはダメだ」みたいな風に断固拒絶されたりという環境にいました。



当時は自分が変わればいいんだ!!ともがき、無理にキャラを作って環境に合わせようとしていたのですが、しだいに言葉を発する気すら起こらなくなってしまい、ますます話すことが苦手になりました。

考えるべきは「自分がどう変わるか」ではなく、「どんな環境なら安心できるか」だったんですよね。


実際、緊張しっぱなしだったコミュニティを抜け信頼できるコーチに出会ったり、僕の趣味であるポーカーのコミュニティに入ってからは、僕の話は自由になっていったのを強く感じています。


人を含む動物は、安心安全を感じられる場所だと分かれば、新しく行動を作ったり、今あることを継続させようとしたり、意欲を保ちやすくなります。


「話す」においても、自分の言葉で伝えるのを恐れにくくなったり、自分の中から出てくる言葉を素直に楽しめるようになります。


逆に、常に危険を感じる場所だと、常に緊張しっぱなしで他のことを考える余裕がなくなるか、抵抗することを諦めて何もしなくなるんですね。
(学習性無欲感とも)


それくらい自分が置かれる環境の力は大きく、環境次第で自分が使う言葉も反しやすさも全く変わってくるのです。


だからこそ、純粋に話すことが楽しいと思える環境を持ち、そこに自分を置くことが大切になるんです。


その環境はメインの居場所じゃなくてもいい。いくつかあるあなたの居場所の一つにそれがあれば十分です。


話すことへの怖さが完全には抜けたかと言われるとそんなことはありません。むしろ、やっぱり苦手だなって思うこともあります。


ただ、即興であることによって自分の人柄が出たりとか、素直な言葉使いが出たりみたいなところに、書くこととは違う話すことの面白さがあったりと、気づくこともたくさんあるんです。


だから、話すっていう形での発信は今後も楽しく続けていきたいなっていうふうに思っています。


この記事をきっかけに、もっとあなた自身の言葉やあなたの話を好きになってくれる人とか話すっていう行為自体を好きになってくれる人が増えたら僕も嬉しいです。


とはいえ、やっぱり一人で考えるのは難しいよ・・・って言う人もいると思うんですね。


そんな方はぜひこちらから気軽に連絡ください!
一緒に「話す」ことに向き合うための戦略を考えていきましょう☺️


それでは今回はこの辺で。
あなたの素敵な言葉が、誰かに届きますように。


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【プロフィール】

◾️語り屋タツミ
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学生時代、組織で生きることに絶望し、ほぼ感情のない毎日を送る。
大卒後、すぐに独立しフリーランスという生き方やコーチングとの出会いの中で、「自分にとっての価値を生き方にする」ことの大切さを痛感。
現在は個人向けにホームページ制作やライフコーチを提供しつつ、自分の好奇心のままに仕事と遊びを両立する生活をしています✨


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