僕は微熱が冷めない
季節の変わり目に、普段しないような運動をして汗をかいたのをそのままにしてしまったのが悪かったのか、先日から頭が重い。体がだるい。関節がぎくしゃくする。これはもしかして、錆びているのだろうか。
たちが悪いのは高熱が出たりするなど動けなくなるほどではないために、休みの日にもついつい起きだしてnoteやTwitterなどをのぞいてしまったりする。ならば山積みの作業を少しでも進めればよいのにとは思うが、頭の中にもやがかかったような状態で、なかなかきちんとした文章をうまくまとめられない。
腕立て伏せと背筋の運動はまだ何とか続けられているが、腹筋のやり方は思い出せないままだ。一昨日一回はできた。そして週2で通っている運動というのはこれだ。
かつて大ブームを巻き起こしたアーケードゲーム「DanceDanceRevolution」の現行機種である。過去の楽曲も全てではなくオリジナル曲中心ではあるが収録されているため、復帰しやすかった。しかし収録曲を一通り見渡すと、どうにも物足りない。なにしろ知っている曲がほとんどない。過去シリーズの収録曲の他は、アニメ「おそ松さん」や「けものフレンズ」の主題歌程度しか知らなかった。ゲームセンターという場所柄ゲームをよくやる層へ向けての選曲なのだろうが、かつて初期にDDRが人気だった要因は「普段ゲームをやらないような人たちでも知っている曲が(で)踊れる」ということではなかっただろうか。年代の方たちには「そよ風の誘惑」といったほうが通りがいいか、ゆったりとした曲調で入門曲として親しまれた「Olivia Newton John - Have You Never Been Mellow」やスカのリズムが心地よい「The Specials - Little Bitch」、近年では映画「カンフーパンダ」の主題歌としてカバーされた「Bus Stop ft. Carl Douglas - Kung Fu Fighting」(このバージョンもカバーである)など。
Bus Stop ft. Carl Douglas - Kung Fu Fighting
あるいは可愛らしい歌声と踊りやすい譜面で人気となった「Smile - Butterfly」。
Smile - Butterfly
かつてのブームが去ったのはプレイヤーが飽きて熱が冷めたということもあるが、それを加速させた要因として、当時人気であった高BPMのユーロビート曲を中心とした収録曲の偏りや、譜面の高難度化にあるだろう。「ヘビーユーザーに合わせて難しくしすぎしてしまった結果ライトユーザーが離れる」流れは、音ゲーに限らずヒットしたジャンルにありがちな展開である。収益のため回転(プレイ回数)を上げなければならないのはわかるが、まずプレイしてもらわないことには始まらないのがアーケードゲームである。そのための方法の一つとして、曲の知名度は有効な手段であると思う。
今作の収録曲で一般にも知られているといえばこの曲だろうか?
Pharrell Williams - Happy (Video)
もちろん、そうすれば即人気が復活してかつてのような大ブームが必ず訪れるとまではいわない。ただ、田舎のことでもあるが何回か通ってそれぞれ小一時間のプレイ中、他に誰もプレイしなかった筐体を、休憩中に見て考えたことである。
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