見出し画像

床屋さん

3か月ぶりに床屋さんに行った。
密を避けたいがために開店20分前に店のドアの前に立つ。
すると2分後に一人、5分後に一人とボクの後ろに並んだ。
人間の考えることって大差ないなあ、などと考えつつ開店を待った。

開店5分前に店主が到着。
(ちなみにこの店主、床屋さんなのに髪の毛ボサボサ。紺屋の白袴ならぬ床屋のボサボサ頭で憎めない、というよりボクはファンの一人である。)
並んでいた順番を確認されつつ店内に案内され、ベンチに腰掛けた。
時間となり声をかけられたので鏡の前に座り、いざ散髪。
ところがである。

次から次へと来客があり、予約をしては店を出るの繰り返しである。
どうしたことかと店主にたずねた。
「3か月ぶりに来たんだけど、予約制になったんですか。」
すると、店主が
「いや、予約というか予約じゃないというか・・・」
と説明している最中にも客が来る。

散髪しながら説明を聞いたところによると、予約制をするつもりではなかったのだが、ベンチに腰掛けた時の密を避けるために人数制限をしたとのこと。どうやら始めに3人、あと予約だそうだ。なるほど、世の中にはしたくなくてもせざるを得ない状況ってあるのですね。

「たのしみは 夏に向けての 散髪で シャンプー少なめ ドライヤー早めの時」

ありがとうございます。心から感謝いたします。いただいたサポートはイラストレーターへの謝礼としてプリン購入費に充てさせて頂きます。