ソーシャルディスタンス

オートバックスの待合室も座席は一つ置きになっていた。
郵便局は受付窓口が一つ置きなだけでなく、待つための椅子も一つ置き。
さらに驚いたことにガソリンスタンドの洗車スペースも間に×が書かれたカラーコーンが置いてあった。

どうやら世の中全体がゆったりスペースを推奨しているのだ。
体が大きいので狭いスペースのお店が苦手なボクには有難い話である。
地価の高い東京では、これでもかというほど隣の席との間隔が近い。
それはそれで仕方ないことなのだろうが、ゆったり過ごすためのひとときがストレスへと変わる。
隣の方のひじとぶつかりそうなテーブルでは、落ち着いてコーヒーなど飲んでいる場合ではない。
せっかく入ったお店なのに一刻も早く立ち去りたくなってしまうのだ。

新型コロナが落ち着いてきても、ソーシャルディスタンスの精神は変えないでほしいと願っているのはボクだけだろうか。

「たのしみは　ゆったりゆとりが　ある場所で　心を落ち着け　くつろぐ時」