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私が「リスペクト」する喫茶店

記事のタイトルを良く見て欲しい。

「私のお気に入り」でもなく、「私のおススメ」でもなく、「リスペクトするお店」なのだ。

それは、
有楽町駅前「交通会館」地下1階にある「喫茶ローヤル」

何故「リスペクト」なのか~

私よりも年上と思われるスタッフの方が多い。
それにも関わらず、「動き」が素晴らしい。

私の「リスペクト」は、お店の中で、てきぱきと働いているおじ様方に、向けられている。

「喫茶ローヤル」のおじ様たちは、どこか違う。

「心得ている」「身についている」とは、まさに「こういうことなんだ~」と滲み出ているおじ様たちの「スマートな動き」が、素晴らしい。

きちっとした接客に、こちらまで「お行儀よく」なってしまう。

店内で動き回るおじ様たちからは、仕事に対する「誇り」のようなものを感じるのだ。「仕事が好き」という感情的なものではなく、生きて来た人生の厚みからくる「プライド」だ。

このお店について書かれてるブログを見つけたので、一部引用させて頂く。

全員が初老以上の男性スタッフのみで構成される独特の空間は、経験の豊富さをうかがわせる無駄のない動きと丁寧な物腰、必要以上に干渉しない接客態度が徹底されていて、思った以上に居心地がいい。スタッフというよりも、“ギャルソン”と呼びたくなるような格好よさだ。
白井 いち恵さんブログより

是非読んでほしい!
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小姑みたいで、ごめんなさ~い!

「喫茶ローヤル」のおじ様たちは、少し腰が曲がっているような年齢なので、「足元大丈夫ですか~!」と心配するような感じだったりする。だから、店内にいる若いお客さんが目に入ると「キミ、座っていないで、ちょっと手伝ってあげなさいよ~!」なんて、私は言いたくなるのだ。

でも、そんなことは必要ない!

「喫茶ローヤル」のおじ様たちの「洗練された接客」には、「安心感」がある。

今の若い人たちが、このおじ様たちぐらいの年齢になった時、こんなに「カッコ良い所作」を持った「大人」に、果たして成れるのだろうか~。

まあ~今の20代の人たちが、70歳以上になる頃は、私はこの世からは、いないと思うけどね~。(ホント、小姑みたいで、ゴメンなさい~)


昭和の懐かしさと共に

有楽町は、子どもの頃から、よく行った場所だ。
「交通会館」は、私が子どもの時からあった。

1965(昭和40)年オープンのこのお店は、もしかしたら子どもの頃に、親に連れられ入店した事があったのかもしれない。

以前、書いた記事の中で、「交通会館」の「おススメの店」について、余談で書いたことがある。
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この記事中で、「喫茶ローヤル」のことは書いていない。
多分、その頃まだ、「喫煙できる喫茶店」だったから、足を踏み入れることが無かったのだろう。

当初は「喫茶店」の名称の通り、タバコを吸いながらコーヒーを楽しむお店だった。それが数年前、「喫煙ルーム」を設置し、「全面禁煙」にしてくれて以来、行きたいお店になった。


セルフスタイルのお店では、味わえない「コーヒーの美味しさ」が、このお店にはある。有楽町に行った時、ひとりで、ゆっくりコーヒータイムを楽しみたくて、私は必ずこのお店に行き、ちょっと贅沢で、満たされた時間に癒され、お店を出る。


そして、「喫茶ローヤル」のおじ様たちは、「誇り」を持って仕事をする「格好よさ」を教えてくれる。

「人生の先輩」である彼らの姿に「自分も頑張ろう!」と、行く度に、励まされる私なのだ。


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