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【夏場の冷房がつらい方へ…】


今年は早々に梅雨入りし、涼しく過ごしやすい日と夏の様な暑い日が混在していますね。 

これから冷房の出番が多くなってくると思います。
また子供さんや体力のない方など、熱中症にも注意が必要な季節です。

冷房が効いている室温は、24度前後となっているのでしょうか?
オフィスの中でも家の中でも、長時間気温が変わらなければ、体の方はパニックとなることはあまりないですが、冷房時に体調を壊す方は「冷え」の問題だけではありません。

人間は一定の体温を保たないと生体機能に支障が生じますので、外気温を応じて体温を調節しようと私達が意識しないところで働いています。 
例えば、外気温が30度を超える場合には、体温が上がりすぎないように生体機能が働き、体を冷やしにかかります。

また外気温が24度程度だと、過ごしやすい温度なるため、体は熱放出などに対して穏やかに働きます。 

大きな問題は、

暑いところから過ごしやすい場所
  ⇅
過ごしやすい場所から暑いところ

と、【外気温が急激に変化する場合】また【この様な寒暖差が生じる状況が頻繁に行われる場合】に、体が外部環境に適応しようと体温調節をする機能に、パニック現象が生ずる…と考えます。

さっきまで外気温が高い環境に合わせるために、体が体温の熱放出に向けて働いていたのに、今度は外気温が5度も6度も低い環境になりますので、熱放出していると今度は体温が下がりすぎる。 
そうなると体は熱放出をストップさせようとする。 
これが頻繁に繰り返されると、体が
どないなっとんねん!
はっきりせい!
やっとられんわ!
といった具合にパニックになります。

体温を調節するのは自律神経も関係していますし、首のすぐ上にある脳(生きていくために働く原始的脳、生命の座)である脳幹も大きく関係しています。

自律神経と脳幹・・・どちらが影響が大きいかというと、おそらく脳幹の方が大きいでしょう。

夏本番の暑さになる前に、比較的過ごしやすいこの5月から、温度差に対応するための身体トレーニングを実施しておき、体を慣らしておきたいものです。

お勧めは・・・
皮膚に対する温度差の刺激健康法の温冷浴。 
暖かい42度のお風呂に全身浴して、水のシャワーを浴びる。 

お住まいの地域によりますが、おそらく、この時期の水道水の温度は夜で20度から25度くらい? だと思います。
お風呂の湯と水道水の温度差は、15度以上あるということになります。

これが体の外部温度差に対する神経の調整能力強化法となり、本格的な夏にしっかりと対応してくれる事前トレーニングになります。
気温差による外部環境変化に順応できる体を今から刺激をして慣らしておこうという狙いです。

人間の体は、使わない能力はどんどん衰え、適度に使う能力は高くなります。 
これは法則であり気温差に順応する能力も同様に当てはまります。

やり方は簡単です。

①5分から10分ほど気持ちいいと感じる温浴をまず行う。
  ↓
②シャワーにて水を浴びる・・・1分から2分。 頭・顔・首・背中・お尻・手のひらから足裏全身
  ↓
③3分から5分くらい休憩
  ↓
④またお風呂につかる・・・今度は1分から3分で結構です。
  ↓
⑤また水のシャワーを浴びる

これを3回繰り返し、最後に温浴した後さっと水シャワーを浴びてお風呂を退出。

こうする事で皮膚に散在している外気温を感知する神経に刺激を与え、その神経の信号が脳につたわり、脳の体温調節トレーニングとなり夏の冷房による体調不良の解決に役立つでしょう。

やってみると意外に気持ちがいいので、今のうちから行って夏に備えていただきたいと思います。

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