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週末旅をお勧め(番外編):三泊四日で奈良の東大寺で1271回目の修二会を見る旅

今回は三泊四日なので週末旅ではないので番外編です。前に二泊三日で奈良を旅しましたがほぼ同じような観光スポットを回りました。というのも北海道の友人が奈良を旅したいというので案内を兼ねての旅です

【1】今回の旅の目的

北海道の友人を奈良の観光に案内する事と、時期的に東大寺の修二会(お水取り)の見学です。加えて知り合いが日航奈良に転勤になったので会いに行くのも含まれています。

【2】奈良への旅の計画(移動・宿)

今回の旅では往復の飛行機と三泊の宿泊はダイナミックパッケージで予約
移動:羽田⇔伊丹の航空券はJALダイナミックパッケージで予約
移動:公共交通機関を利用する
宿泊:奈良の日航奈良をダイナミックパッケージで予約
*今回は帯広→羽田→伊丹→奈良→伊丹→羽田→帯広と移動
 する友人と一緒の行程となるので初日は移動+α、最終日は移
 動のみなので余裕のある三泊四日とした

【3】おおよそのルート

1日目:羽田空港(13:25)→JAL119→(14:30)伊丹空港→あべの橋→天王寺→
     →奈良→修二会見学→奈良(泊)
2日目:奈良→唐招提寺→薬師寺→法隆寺→奈良(泊)
3日目:奈良→東大寺→春日大社→興福寺→ならまち→奈良(泊)
4日目:奈良→伊丹空港(11:30)→JAL114→(12:40)羽田空港

【4】奈良旅行の写真レポート

(1)1日目の行程

いつもは早朝の便で移動するのだが今回は帯広から移動する友人と一緒なので帯広便から乗り継げる午後の便での移動。まずは帯広からの便が到着するのをゲートでお出むかえ

JALラウンジに移動してサンドイッチで軽い昼食を食べた後に搭乗口に移動。いつもの様に案内板を撮影したが韓国語表示だった

いつものように羽田空港を離陸する時の動画を撮影

離陸後は富士山を期待するが雲が多くて全く見えなかった。伊丹空港に近づきいつもの様に着陸動画を撮影

伊丹空港からはモノレールで蛍池→難波→JRというルートが普通だと思っていましたが空港からバスであべの橋まで行って天王寺駅からJRに乗るのが早いという日航奈良の総支配人のアドバイスにより、このルートで向かい奈良駅直結の日航奈良にチェックイン。JALのダイナミックパッケージの部屋のグレード以上の良い部屋がアサインされていた(総支配人と長い付き合い)

夕方の17時過ぎの到着でしたが荷物を置いて一休みをしたらバスで東大寺に向かいます。目的は東大寺の修二会の見学です

東大寺の修二会(しゅにえ)とは
「お水取り」として知られている東大寺の行事は正式には「修二会(しゅにえ)」で天平勝宝4年(752)以来一度も途絶えることなく、旅行した年は1271回目でした。修二会も略称で正式な名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」で本尊の十一面観音菩薩の前で懺悔することを意味しています。
この法会は3月1日より2週間にわたって行われていますが3月12日の深夜に観音様にお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式を「お水取り」と呼ばれ、松明(たいまつ)に火を灯し練行衆(れんぎょうしゅう)の道明かりにしている様子がTVなどで良く報道されています。この報道では12日に行われるのを主に報道しますが、お松明は1日から14日まで毎日行われているので「お水取り」以外の日に見学すると少しすいています。
 3/1~11 19時から20分間で10本の松明
 3/12   19時半から45分間で11本の松明⇒TVで良く報道される
 3/13   19時から20分間で10本の松明
 3/14   18時半から10分間で10本の松明⇒短い時間で連続し松明が通る

東大寺修二会の説明から

19時から行われる法会ですが場所や様子がわからないので早めに移動しました。夜には山に帰る鹿がまだいました

東大寺南大門の遠景です。夕方のこの時間は観光客もかなり少なくなっています。手前の工事をしているところの緑色のフェンスがちょっと雰囲気を壊しています

天平創建時の門は平安時代に倒壊して、鎌倉時代に再建したものです。門の柱の大円柱は18本あり高さは21mで門の高さは25.46mで日本で最大の門です。左右に仁王像二体が安置されています

大仏殿の回廊にある門で夕方のこの時間は木の扉が閉まっています

1時間くらい前に二月堂に着く時間で来たので「早すきたのかなぁ」と思っていましたが、着いてみると二月堂の所は人でいっぱいでした。 始まるまでは座って待つのですがお堂の前は斜面になっているので皆さんこちらを向いて座っています

お堂の正面に大きな木があるので左側で見るか右側で見るかになりますが、友人の希望でこの位置で見学する事にしました

お堂の正面の提灯をアップで撮影したもので二月堂の文字が見えます

一気に暗くなってきました。 いまはこの辺りは照明がありますが法会が始まるとお堂の灯りだけになります

法会の始まる前には東大寺の説明の放送があります。その様子を動画で収録しました

空は真っ暗になって来ました。まだ照明があるのでお堂全体は少し明るいです

いよいよ始まります。 照明が消されお堂の屋根などは見えなくなりお堂に灯されている灯りだけになりました


最初の松明がお堂にあがり、左から右に移動しています

お堂の右側に移動した松明は右端から突き出した状態でしばらく火の粉を降らせます

細かい火の粉が落ちています。始まる前には水が撒かれ火事にならないようにしていますが、さらに法会の間も下に待機しています。一番前の方で見ている方には火の粉がかかる時がありますが、その火の粉をかぶると一年間無病息災だという事で前で見ているそうです

お松明が左から右に移動するときはかなり早く小走りで移動するので、炎が延びています

右側の松明を少しアップで撮影したものではじける直前の状態です

お堂の正面を少しアップで撮影した見ました。かなり明るくお堂の様子もハッキリと見えます

お堂の正面を移動している時も火の粉を降らせています

半分くらいの時間が経過しました。時間を開けて10本の松明が通ります

右側に移動したお松明が一気に爆ぜたタイミングの写真です

ほとんどのお松明は右側に来てから爆ぜますが、中にはお堂の正面をあたりで爆ぜるのがありました。この写真はそういうお松明で大きなものが下に落ちて芝生が燃え上がり係りのかたが一斉に消火をしていました

お松明が正面から少し右側に来た時の写真です。火の粉が斜めになっている感じがいい雰囲気です

最後のお松明がいちばん右側で爆ぜた時の様子です

お松明が移動する様子を撮影した動画です。(9分40秒くらいがいちばん迫力あります)

終った後には二月堂にあがる方が沢山いるので行列になっていました。お堂にあがるのは明日にしてお堂近くのお店で夕食にし、海老天そばを食べました。 寒くなって体が冷えていてより一層美味しかったです

帰りに中門の前を通りかかった時に鹿さんがいました。夜は山に戻るので夜でも街にいるのは珍しいのかな?

帰りに撮影した中門です。暗くなってきたので色合いが違っていますが、しっかり構えなかったので手振れが起きていますが、雰囲気の写真としては良いでしょうか

ホテルに戻って1日目は終了です。部屋に戻ってからは、チェックインした時に総支配人の差し入れの奈良の苺の古都華を食べます


(2)2日目の行程

奈良旅行の2日目は奈良駅から少し離れた所を集中的に巡ります。計画では唐招提寺・薬師寺・法隆寺を巡ります。まずはバス乗り放題1日券で奈良駅前から唐招提寺に移動です。唐招提寺の南大門は唐招提寺のバス停の目の前にある門で、ここで拝観料をお支払いし境内に入ります。昭和35年に再建されたもので唐招提寺と書かれた扁額は複製です。実物は新宝蔵で見る事が出来ます。この時代のお寺は天皇の勅により創建されたもので、この唐招提寺は公私の「私」の鑑真により創建されたものです

南大門の向こうに金堂が少し見えています

金堂は奈良時代(8世紀後半)に創建された建物で国宝に指定されています。堂内は撮影が出来ませんが拝観は可能で、ご本尊の廬舎那仏を中央にして左に千手観音、右に薬師如来がならんでいます。この三つの仏像は全て国宝に指定されています

さらに近づいて金堂を全体に入れて写真を撮影しました。空は真青!と思ったけど飛行機が通過し飛行機雲が一筋。金堂には先ほど紹介した三体の仏像の他に国宝の四天王像(持国天・増長天・広目天・多聞天)と梵天・帝釈天(両方ともに国宝)があり、金堂の中だけで9点の国宝の像を見る事が出来ます

戒壇とは僧になる資格を授ける場所で、天平の時代にこの資格があるのは鑑真和尚だけで日本で唯一おこなわれていた場所になります

開山御廟への道は講堂の後ろの道でこの先には鑑真和上の御廟があります

開山御廟に続く道の左は古い瓦を挟んで積み上げた土塀が続いています

門を入り開山御廟に向かう道の左右は苔に覆われていて緑一色

まっすぐ伸びる道の先に開山御廟があります

こんもりと盛り上がった古墳のような御墓です

境内を歩いていると珍しい風景がありました。団扇に使う竹の軸を干しているところでした

宝蔵と経蔵の二つの建物は奈良時代(8世紀)に立てられた校倉造りの建物で、両方ともに国宝に指定されています。手前にあるのが経蔵で唐招提寺創建前にあった新田部親王邸の小部蔵を改造したものだそうで、唐招提寺で最古の建物です

唐招提寺の梁は虹虹梁でなくまっすぐな梁でした

金堂の後ろにある大きな建物で奈良時代(8世紀)に作られた講堂で平城宮の建物を移築し改造したものだそうで国宝に指定されています。中には弥勒菩薩(重文)・持国天(国宝)・増長天(国宝)を始めとする多数の仏像が安置されています。金堂と講堂および新宝蔵を合わせると多数の国宝や重文の仏像をみられるお寺なので本当に凄いです

唐招提寺を廃刊した後は歩いて薬師寺に移動します。その向かう道の途中にあった薬師寺の北門跡です

薬師寺は白鳳伽藍と玄奘三蔵院伽藍の二つのエリアがあり、白鳳伽藍の入口の興楽門です

拝観料をお支払いして左に曲がった東僧坊前には枝垂れ梅が咲きほこっていました

食堂(食堂)は2017年に再建された新しい建物で内部には壁画があります

金堂は1976年に再建された建物で、この建物の再建に関しては高田好胤管主による再建への道が話題となりNHKのプロジェクトXでも放送されました。東塔は薬師寺に残る古い建物の一つで奈良時代の730年創建で国宝です

金堂とはお寺の中でご本尊を安置する建物で1976年に再建され薬師三尊像(国宝)が安置されています

東塔は奈良時代の730年に創建され国宝に指定されています。六層の見えますが途中の屋根は裳階(もこし)という飾りで建物としては三重の塔です。2009年に全面解体修理が始まり2021年に竣工したので前に薬師寺に来たときは修理中で見られませんでしたが、念願かなって見る事が出来ました

奥にある大きな建物が大講堂で1852年に再建されていましたが、創建当時と比べ小さな建物だったので2003年に創建当時の大きさで再建されました。中には重要文化財の弥勒菩薩がご本尊として安置されています。手前の東僧坊はミュージアムショップにもなっています

薬師寺の回廊の梁は近年に作られたものですが、虹梁に近い形ですが湾曲が少な目ですね

薬師寺の中門は安土桃山時代(1582年)に火災で焼失して二天王像も消失しています。中門は1984年に再建され薬師寺の境内では最大の門です。二天王像は1991年の発掘調査の結果で復元が行われて中門に安置されています。奈良の他のお寺などの仁王像とは違い鎧を身に着け当時の様式で彩色されています

薬師寺は日本で初めて東西に塔がある双塔式伽藍ですが西塔は1528年に焼失したままになっていましたが、1981年に再建され東西の塔がある伽藍に戻りました。西塔は派手な色使いですが創建当時から西塔は派手な色で東塔は渋い色だったそうです。塔の中には四面に「成道・転法輪・涅槃・分舎利」のお釈迦様の生涯を表した像があります

薬師寺の主な建物は火災や地震で消失してしまいましたが、この東塔は創建当時から残っている建物で六層に見えますが三重の塔です

金堂は表側と裏側で違った雰囲気の建物です。この写真の方が正面で、この入口から入った所に薬師三尊像があります

玄奘三蔵院伽藍には玄奘塔を取り囲むように回廊があり、その回廊にある門です。本来はこの門を通って回廊内に入るために設けられていますが拝観は左側にある入口から入ります

「梅にウグイス」という言葉があるのとウグイス色をしているのでウグイスとよく間違われますがこの小さな鳥はメジロで目の周りが白いのが名前の由来です。花の蜜を吸っていました

薬師寺から次は法隆寺です。この移動のバスは1時間に1本でちょっと時間があったのでバス停付近のお店で昼食にして法隆寺に向かいます。法隆寺に到着し長い参道を歩き南大門をくぐると法隆寺の一番の風景が見えて来ます。左に五重塔が、正面に中門が見えています。修学旅行なのか記念撮影を行っていました

中門は法隆寺の西院伽藍の入口の門ですが今はここは入れず左側から入ることになります。この門とつながる回廊は国宝に指定されています

法隆寺の五重の塔は世界最古の木造建築であり国宝です。下から見上げる姿が非常に美しい塔です。五層目の屋根の大きさは一番下の屋根の大きさの半分の大きさになっていて、遠近感で塔がより高く見えます。塔の中心には心柱があり地震などにも耐える構造になっていることもあり1400年も持つ木造建築で、心柱の構造はスカイツリーにも生かされています

法隆寺の西院伽藍の回廊の梁は虹梁で見事なカーブを描いていて柱も丁寧な補修跡が残り、この木材は1400年前の建物で木材としてはそれから更に時代を遡ったものだと思うと触れると温かみを感じました

法隆寺の大講堂は元々は回廊の外に独立していた建物だったそうですが、925年に焼失し990年の再建でこの場所に建てられました。再建されたものですがすでに1000年以上も経っている古い木造建築で国宝に指定されています。堂内には薬師三尊像が安置されています

法隆寺の金堂は西院伽藍の中で一番古い建物で国宝に指定されています。張り出した屋根が重さに耐えきれずに下がって来たので後に支えが入れられています。金堂の中には釈迦三尊像・薬師如来像・阿弥陀三尊像・天蓋飛天・吉祥天・四天王が安置されています

法隆寺の夢殿は聖徳太子の斑鳩の宮の跡で聖徳太子を供養する伽藍の建立をしたのが、この夢殿です。八角形の建物で国宝に指定されています

夢殿の回廊の梁はまっすぐなもので、少し新しい形ではないかと思います

法隆寺の絵殿と舎利殿の写真で舎利殿は聖徳太子が2才の春に東に向かって合掌し、その掌中から出現したと言われるお釈迦様の骨(舎利)を安置している建物で、夢殿を取り巻く回廊の一部です。建物自体は鎌倉時代に作られていて国の重要文化財に指定されています

法隆寺を拝観した後は奈良に戻ります。バスで戻ってもよいのですが時間が合わないのと掛かるのでバスで法隆寺駅に行きJRで奈良駅に戻りました。この日はホテルでの夕食を予約していましたがまだ時間があるので奈良駅からバスで奈良公園に行きました。奈良公園の鹿は国の天然記念物です。街中で人間と共存しているのは世界的にも例がありません

奈良公園の芝は鹿さんが食べてくれるので芝刈りの必要はなく奈良県(奈良市)はその費用が相当に助かっているそうです

奈良公園の中にある国立博物館の「なら仏像館」の建物の西側の写真でフレンチルネッサンス様式の建物です

猿沢池は奈良公園にある池でほとりにはスタバもあります。そのスタバの所から池を見ると興福寺の五重の塔が少し見え、それが水面に映り込んで見える風景は奈良八景の一つと言われています

「ならまち」エリアを散歩しながらホテルに戻り夕食です。この日は豪華夕食で日航奈良の和処「よしの」の「さくら会席」です。料金はなんと13,000円で日航ホテルのクーポン券があったので贅沢をした。最初は「食前酒」ですがアルコールは苦手なので「飲むお酢」に変更して貰いました。食事の最初は「前菜:旬の小鉢/季節の口取」

次のメニューは「吸物:土瓶蒸し」が出てきたが写真はよくわからないのでなし。そして次は「造里:五種盛り」でとっても上品なおつくり

その次は「蓋物:さくら蒸し」となっていたけど、甘鯛と筍が上品でちょっと載っている百合根も美味しい

つぎに出てきたのは「焼物:金目鯛木の芽味噌焼」が通常メニューですが、帯広からの友人が「海老が好き」というのをお伝えしていたので、特別メニューの伊勢海老のウニ焼きに稚鮎に魚は何だったかな?この伊勢海老が非常に美味しくてとても良かった

お次は「進肴:桜薫る 黒毛和牛のステーキ」という事で、焼いた牛肉を軽く燻製してある感じで、蓋を開けたときの香りがすごくいい。そして肉はとっても柔らかく「歯がいらない」とTVの番組などで言っているのがわかるような柔らかさ

つぎは少しさっぱりするように「酢の物:旬の味覚」という事でホタルイカに稚鮎に白魚など手が込んでいるものでさっぱり

最後は「食事:で桜鯛ごはんに留椀/香の物」でそれまでの食事でお腹が膨れていたのでご飯の量を少なくしてもらった。香の物は奈良なので奈良漬!

デザートは「水物:季節の物」という事で、イチゴを使ったデザート。知らなかったのですが奈良はイチゴの名産地のようで、古都華というブランドイチゴは凄く美味しかった。日本茶でさっぱりして食事は終了

(3)3日目の行程

3日目は奈良公園を中心としたエリアの散策です。最初は東大寺です。その東大寺の参道は奈良の街中ですが「森」がありました。その森にまぎれるように鹿さんが擬態していました

東大寺の南大門は平安時代に台風で倒壊した後、鎌倉時代(1199年)に再建されたもので国宝に指定されています。左右に金剛力士像と獅子が一対安置されています

中門は国の重要文化財で大仏殿の正面にあります。通常は入ることが出来ず大仏殿には左にある入場口から入りますが、1月1日の0時から8時までは門が開き無料で入ることが出来ます

国宝の建物で大仏殿と呼ばれますが正式にはご本尊を安置しているので金堂にあたります。2度火災で焼失し江戸時代に再建されたもので、徐々に小さな建物になっていますが、それでも幅57mで奥行きは約50mで高さは約47mの巨大な建物です。この写真は中門から撮影したものです

大仏殿は有料で拝観が出来ます。入場口から入ると最初は斜めから見る事ができます。朝の早い時間帯でしたので人はあまりいない時に写真が撮影できました

お堂に入るには左側の通路を行きお堂を一周して右側の通路から戻ってくることになります。この写真に小さく映っていますがお堂の正面にある灯籠は金銅八角灯籠で国宝に指定されています

東大寺のご本尊の高さは14.7mで大仏様は正式には廬舎那仏と言い聖武天皇により発願され造像されましたがたびたび焼損し最後の修理は江戸時代です。国指定の国宝です

大仏殿の後は昨日お水取りのお松明を見た二月堂に向かいます。その二月堂に向かう途中の左に鐘楼(国宝)があります

前夜はお水取りの松明を見てお堂へのお参りは混んでいたので省略させて頂いたので、昼間に来ました。この石段を登った所に二月堂があります。基本的には24時間あがることが出来、夕陽が素晴らしいそうです

石段を登った所のお堂の写真です。お水取り(修二会)の時の右側の壁で、奥行きが意外とありました。この建物は1667年のお水取りの時に焼失し1669年に再建されたものですが国宝に指定されています

お堂の正面側を斜めから撮影した写真です。銅製の釣り灯籠が沢山下がっています

お堂の正面の写真です。手前には提灯で二月堂と書かれていますが、一番の基本は正面の上にある学の文字でしょう。この奥にご本尊の大観音と小観音の2体の十一面観音像があるそうですが、東大寺の僧侶でも見る事が出来ない絶対秘仏だそうです

お水取り(修二会)の舞台から下を見た写真です。竹垣で囲まれた所で昨夜は見学しました。写真では中央の木の左側のあたりです

お水取り(修二会)の松明はこの階段を登ってくる僧侶(練行衆)がお堂に上がる時の道明かりとして灯される松明がお水取りの松明です

お堂から下を見るとお水取り(正式には修二会)の松明の準備を行っていました。お松明はTVなどでも放送される1日だけかと思っていましたが、3月1日から毎日14日間行われるのを初めて知りました

お堂から遠くの奈良の街中の方を撮影したものです、夕陽はこの街の向こうに沈むので夕陽は綺麗でしょうね。左の柱の側面は丸くへこんでいて、お水取り(修二会)の松明の竹がここに掛けられて回され火の粉を飛び散らせます

二月堂からの戻りは両側に二月堂と彫られた石灯篭の間の石段を下っていきます

東大寺ミュージアムの前にはお水取り(修二会)で火を着けるお松明が飾られていました。近くで見るとかなり大きなもので、これを一人で持ち運んでいるのにはビックリしますね

東大寺を含むエリアは「古都奈良の文化財」の一つとして世界遺産に登録され、その説明の碑がありました。私もその一部だよ!と鹿さんも主張しています

春日大社の表参道の入口の写真で、奈良の周遊バスのバス停から近くの参道入口です。まっすぐな参道がずっと続いています

二之鳥居の少し手前に奉納されたものだろうと思う酒樽がたくさん飾られていました

春日大社の参道の入り口から約1km参道を歩いてきた所にある鳥居で、朱塗りの鳥居は高さが7mで幅は参道の幅いっぱいの8mあります

春日大社の参道には奉納された石灯篭がたくさんあり、ときどきそれにまぎれるように鹿さんがいます

南門は春日大社の南回廊にあり、表参道を歩いて回廊内に入る時に潜る門で、高さは12mあり春日大社最大の楼門

中門は御本殿の直前にある楼門で約10mの高さがあります。中門正面の唐破風(からはふ)は明治時代に取り付けられました。御廊は中門から左右に約13m、鳥が翼を広げたように延びています

春日大社の境内にはたくさんの吊り灯籠があります。奉納された時は銅色の輝いていますが徐々にくすんで緑色に変化していきます。この写真の柱の所の列は新しいので左側3列とは色合いが違います

この日は神事が行われていて特別拝観は出来ませんでしたが、吊り灯籠と奥宮の方を撮影しました

春日大社から高畑町に下る道は昔は春日大社へ通う神官が歩いた道で禰宜道と呼ばれています。そこにはかなり古い木がありました

ここにあった巨木は枝が落とされていて右側の方だけが生き残っているようでした

この道は表参道などとは違い昔のままの道が残されていて非舗装でした

奈良はあちこちに鹿さんがいます。多くいるのは奈良公園で観光客も多く鹿せんべいを貰えるからでしょうが、ここには歩道に座り込んでいる鹿さんがいました

新薬師寺は諸般の事情で門の所から撮影するだけにしました

こちらは新薬師寺の南門です

新薬師寺近くのこのお店(GELATERIA FIORE)でお昼ご飯にしました

お店のすぐ前にある小さな比賣神社です。鳥居と祠だけあります

奈良の町並みの風景です。普通の民家ですが古い煉瓦塀が家のすぐ前にありました

頭塔は奈良のピラミッドと呼ばれている塔で、土で築かれています。事前予約しないと拝観できないようで前まで来たのですが中に入ることはできませんでしたので、入口から階段を撮影しました

少し横から頭塔の部分を撮影したもので、奈良時代の僧侶の頭を埋めた場所という謂れもあります

民家は道路にすぐ面して建てられていて木製の格子がいい感じです

興福寺の東金堂と五重の塔で手前の東金堂と奥の五重の塔は共に国宝に指定されている建物です。聖武天皇が叔母の病気全快を願って建立されたので、ご本尊として薬師如来が安置され日光菩薩・月光菩薩を始め十二神将や四天王像など国宝も安置されています

国宝に指定されている建物で1426年に再建されたものです。木造の塔としては日本で二番目の高さです

中金堂は2018年に再建された新しい建物で興福寺の境内の中央にあります。横幅は37mもある巨大な建物で、今年は拝観を中止していました。前に来たときは拝観でき、今回は外から写真だけ撮影しました

南円堂は国の重要文化財に指定されている建物で、対になるように国宝の北円堂があります。北円堂の方に行く道は工事で行けないようでした

猿沢の池のそばの川を渡る橋の上から下を見ると地蔵尊があり近くの説明では率川地蔵尊とありました。率川(いさがわ)は奈良の街中にあった川で現在は暗渠になっていて、その工事の時に見つかったたくさんの石仏をここに集めたものです

街中の風景で右側の民家の壁の前の木製のフェンスというか柵が面白かったので撮影しました

江戸川という鰻のお店で古い外観で建物の前には「身代わり申」と呼ばれる赤い飾りがあります

「ならまち」の中にあった古そうな建物と派手なイラストがミスマッチの建物で、このイラストのグッツを販売しているお店です

奈良と言えばお漬物の「奈良漬」が有名で、その奈良漬を販売しているお店です。この「あしびや本舗」は江戸時代から続くお漬物やです

ならの街中の建物はどこも道路ギリギリに建てられています。どこも格子の見た目です

安養寺は「ならまち」にあるお寺で奈良は有名なお寺がたくさんありますが、小さなお寺もたくさんあります

格子の家は奈良町の伝統的な建物(町屋)を再現し公開しています。観光案内所も兼ねています

格子の家の中には古い戒壇タンスや和ダンスなどたくさんありました

「ならまち」の一部の井上町にあった建物で、入口には身代わり申が下がり、井上町の由来が書かれている看板がありました

油坂商店街はJR奈良駅の前の通りです。ここから三条通を歩いて知人のお勧めの「みむろ最中」を買いに行きます

夕食のお店の前には「せんと君」がいました。コロナ対策のマスクをちゃんとしていました

最終日の夕食はJR奈良駅の1Fにあるお土産屋さん兼食堂でヤマトポークの豚カツセット

(4)4日目の行程

最終日は帯広まで帰る友人の羽田出発が13時15分なのでそれに合わせ空港に移動します。奈良からはJRで天王寺まで行き、そこからバスで伊丹空港に移動しました。カウンターで荷物を預けてから展望デッキで飛行機をいくつか撮影

セキュリティを通過してJALラウンジで休憩して搭乗時間に搭乗口に

そして伊丹空港を離陸する動画も撮影

いつもの旅行では夜に羽田空港への移動ですが今日は昼間なので少し遠いところから富士山を撮影

さらに翼と伊豆半島を一緒にいれての撮影もする

そして羽田空港への着陸動画も撮影。いつもは夜の撮影ですが昼間の撮影は久々

羽田空港に到着し帯広に帰る友人の乗り継ぎは30分なので搭乗待合室で近くで購入した「穴守おこわいなり」の簡単な昼食べ、搭乗を見送って終わり

帰ってから今回の旅でGPSで記録したログを地図に落としたものはこれです

【5】まとめ

・修二会は1日だけで混むので少し前に計画したが2週間松明がみられる
 ので思いもかけず見ることができてよかった
・薬師寺は前回は補修工事中で見られなかった東塔を見ることができた
・法隆寺は修学旅行生の団体と重なり騒がしくて困った
・春日大社は神事が行われていて特別拝観ができず残念だった
・この旅でかかった費用は次の表の通りです

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