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週末旅をお勧め(11回目):一泊二日で山寺と蔵王の散策

11回目の投稿は山形旅行です。6月の梅雨が明ける頃にサクランボを食べ、TVで奥の細道の話を見て山寺に行きたいのと、花が咲き始めている蔵王高原を散策する旅に出ました。

【1】今回の旅の目的


JALグループ就航の空港の訪問と、職場へサクランボのお土産に加えて花が咲き始めた蔵王高原の散策に、山寺の訪問が出来ればパーフェクトです。

【2】山形への旅の計画(移動・宿)


今回の旅では往復の飛行機と宿泊とレンタカーを個別で予約しました。
移動:羽田⇒山形、山形⇒羽田の航空券はJALビジネス切符で予約
移動:トヨタレンタカーを別に予約
宿泊:蔵王温泉の宿を一泊二食付きで予約

【3】おおよそのルート


1日目:羽田空港(08:10)⇒JAL175⇒(09:10)山形空港⇒山寺⇒蔵王⇒蔵王温泉(泊)
2日目:蔵王温泉⇒蔵王の散策⇒村木沢文殊堂⇒山形空港(19:00)⇒JAL178⇒(20:05)羽田空港

【4】山形旅行の写真レポート


(1)1日目の行程
羽田空港~山形空港~さくらんぼ園~山寺~山形蔵王~蔵王温泉(泊)

羽田空港の出発は8時少し前ですが家を出る前に朝食にすると早いので、空港に早くついてJALのラウンジで朝食を食べながらA滑走路を眺める。ちょうどA滑走路からCHINA AIRLINESが離陸していく。

空港の向こうに富士山は見えないが今日は北に行く便なのでまぁいいかと。搭乗時刻が近づいたので搭乗口に行く途中でSKYMARKのHAWKS特別塗装がいたので撮影。

今日の搭乗はJ-AIR運行でバス搭乗なので34番ゲート。

バスで搭乗機に行きタラップで搭乗する。今日はJ-AIRのERJ-190。

今回も羽田空港を離陸するときの動画を撮影

山形空港までは区間距離が190マイルと比較的短距離なのですぐに山形空港に着陸で、その着陸する動画を撮影しました。

到着後にターミナルビルへ行くボーディングブリッジからターミナルを撮影。

レンタカーを借りて目的の一つのサクランボ農園に向かう。山形空港は別名「おいしい山形空港」の愛称もあり周りは果樹園になっていて、目についたサクランボの農園に入る。サクランボ狩りはかなりお高かったので宅配便で送るだけに。でもなっているところは見せてくれた。

アップで撮影しましたが張りのある綺麗な実が沢山。

また、自分用はどこかで買って食べる予定。忘れてはいけないのを済ませたので後は自分の楽しみだけで、最初は山寺に向かう。山寺に到着し駐車場に車を置いて歩き始めます。最初は案内板があり参道の入口はまだ先のようです。

山寺に行く前に仙山線の駅を見に行きます。そのためには立谷川を渡る必要がありその橋からは仙山線の鉄橋が見えます。

仙山線の山寺駅です。観光地の駅で利用者も多いのか改修されて綺麗な駅舎です。

駅から出て山寺の方を撮影しました。石段をかなり登っていく必要があります。

山寺の入口に付きましたが鳥居です。そして右側には日枝神社の石柱がありますが鳥居の所には山寺と日枝神社登山口の立て看板がありちょっと不思議ですが、ここは日枝神社への入口でそこから山寺にも行けますが正式にはもう少し先から登るのが正しいようです。

正式な登山口に来ました。その左側にいわれが書かれていて国指定の名勝史跡になっているそうです。山寺=立石寺と思っている方もいらっしゃると思いますが、正式には宝珠山立石寺で山の一帯がお寺になっているので山寺とも呼ばれているそうです。

石段の右側には『山寺』となっていました。

ここから最初の石段が始まります。

最初の石段を登った正面が根本中堂で国指定の重要文化財です。ブナ材の建物では日本最古と言われています。

ブナ材を使った建物だという事なので斜め横から木材の様子がよくわかるように撮影しました。

山寺を有名にしたのは松尾芭蕉の奥の細道で詠んだ『静けさや 岩にしみいる 蝉の声』がこの山寺の登山道の途中で詠まれました。その場所もこの後に出てきます。

念仏道は参拝者が自由に修行が出来るように設けられたお堂です。

念仏堂の左にある鐘楼です。除夜の鐘は「招福の鐘」として有名です。

山門を右に見てまっすぐ行くと立石寺の本坊ですが、まずは奥之院に行くので山門をくぐって進みます。ここから奥之院までは800段以上の階段になります。

木々の間から上の方の岩が見えていました。柱状節理のような岩肌が見えていました。

6月にしては暑い日でしたが木漏れ日の石段で直射日光が遮られていたので比較的楽に登れます。この付近は四寸道とも呼ばれ一番狭い所で14センチという話ですが、今は広がっています。

平安初期の磨崖仏という事ですが、保護のために小さな屋根が漬けられていました。

せみ塚は山寺を有名にした松尾芭蕉の『静けさや岩にしみいる蝉の声』の句をしたためた短冊を埋めて石の塚を建てた場所です。実際の塚は人が多くちゃんと写真に撮影できなかったので付近の写真だけです。

1848年に再建された門で左右に仁王様が安置されています。

仁王門を過ぎて石段をさらに登ると山頂に近い場所の開山堂と納経堂が見えてきました。

山寺の奥之院の近くで右手の方に見えた岩の写真で岩の下に穴があり、お堂の様でした。パンフレットだと胎内堂のように思えるのですがハッキリしません。

奥之院への道の少し手前の右側にある中性院でご本尊は阿弥陀如来さまです。

奥之院への最後の石段の所に来ました。この上に奥之院と大仏殿があります。正面には青銅製の金灯籠があり、日本三大登録の一つと言われています。

立石寺如法堂奥之院で立石寺の開山の祖の慈覚大師が持ち歩いていた釈迦如来と多宝如来を安置している所です。

像の高さ5mの金色の阿弥陀如来が安置されている大仏殿です。

三重小塔は国指定の重要文化財で、岩の奥に三重の塔が収められています。手前の格子の隙間から拝観するのですが良く見えません。

岩の先端に近い所にある小さなお堂が納経堂です。下の岩も手前側にひび割れが入り崩れそうで怖いですね。

五大堂の奥は修行の場で立ち入り禁止になっています。そのギリギリの所には、三っつの祠がありました。

山寺の五大堂は展望台の様になっていてそこから山寺の街並みと山寺の駅が見えています。ちょうど山寺駅には電車が来ています。単線なので山寺駅で交換するので仙台行の電車がホームに入っていて、山形行の電車がホームに入ってくるところです。

奥之院にお参りした後に石段を下って山門に着きました。最初は奥之院を目指したのでこれから立石寺の本坊に行きます。

立石寺の本坊に入る所の抜苦門です。屋根の形が立派な冠木門だと思います。

立石寺本坊は山寺全体の維持管理などをする中心の建物で、いわゆる事務管理棟という感じでしょうか。お寺の中心の建物ですね。

1日目の昼食は山寺を降りてきて対面石を見に行く時に見つけたお店で山形の名産の「だし」を使っただしそばを食べました。

「だし」に日本そばをいれたもの

昼食を食べた所の横には対面石・対面堂と幸福の鐘があります。奥に見える大きな岩が対面石で山寺を開いた慈覚大師が地元の支配者とこの岩の上で対面して仏教を広める地を探しているという話を下場所と言われていて、山寺発祥の岩とも言えますね。

山寺を廻った後は宿泊地でもある蔵王に向かいます。蔵王の山の散策をしてそのまま宿泊します。まずは蔵王ロープウェイで上に登ります。そこから散策がスタートです。

蔵王ロープウェイの山麓線から山頂線を乗り継いで着いたところに開運の鐘がありました。

蔵王ロープウェイの山頂駅には地蔵尊があります。

ここには真冬に樹氷を見るために来たことがあり、その時の写真を追加で紹介します。地蔵尊は肩まで雪に埋まっています。

冬に来た時は胸まで雪に埋まっていた

ここから花を見ながら蔵王を散策します。最初に見かけたピンク色の花は「ショウジョウバカマ」ですね。

所どころ残雪が残っていますが、散策路は大丈夫だという情報で進みます。

まずは三宝荒神山の山頂に向かいます。ハイキングコースなので整備されていて歩きやすい道です。

次に見えてきたピンク色の花は「イワカガミ」です。

散策路を歩いてすぐに三宝荒神山の山頂に到着しました。ロープウェイの山頂駅からはすぐの場所です。

次は地蔵岳を目指しますが、紫色の花がありました。たぶん「ハクサンチドリ」だと思います。

その少し先には白い花がありました。野イチゴの一種だと思うのですが・・・

葉っぱの形がイチゴみたいに思える

散策路は少し登りになって来ました。その先が山頂のようです。

地蔵岳の山頂は岩がゴロゴロ並ぶ所にポールがありました。

山頂がら少し歩いた所で撮影したものであちこちに残雪が残っていますね。

ぬかるんだりして歩きにくそうな所にはこのような木道が敷かれています。

蔵王地蔵尊の方から来たので熊野岳の方に向かいます。

6月の終わりですが散策路にもかなり雪が残る場所がありました。ただ、すぐ先に木道が見えているのでアイゼンなどはなかったのですが、ステップを切りながら慎重に進みます。左が崖とかでないので良かったです。

熊野岳の分岐に来ました。ここから熊野岳の往復の時間などを考えると暗くなりそうなので、熊野岳登山は諦めて早めに戻って温泉に入ることにするので右に行きます。

ロープウェイの地蔵山頂駅付近からの眺めで地蔵尊も少し見えています。

山頂駅の近くにはこういう雰囲気の良いシラカバ林の散策路がありました。

宿泊したのはこの蔵王センタープラザです。部屋の写真も撮影しましたがベッドは3っつで大きなソファもベッドになるような大きな部屋で、スキーシーズンはグループで宿泊する感じですね。

1日目の夕食はホテルで食べました。事前の調べで近くに夕食が食べられる店が少ないとの事で夕食付のプランで予約し、その食事がこれです。

(2)2日目の行程
蔵王温泉~刈田岳(お釜)~蔵王中央高原~村木沢紫陽花祭り(文殊堂)~山形空港~羽田空港

宿泊したホテルは温泉付きで露天風呂も凄く素敵でした。24時間入浴が出来るという事で写真が撮影したく、早朝の人がいない時ならと言う事で4時に起きて風呂に来ると誰もいなかったので写真を撮らしてもらい朝風呂です。その後に部屋に戻り2度寝をしました。

2日目は蔵王の御釜を見に行くので蔵王エコーラインで向かいます。御釜を見に行くには刈田嶺神社の駐車場に車をおいてそこから神社に行き見る方法もありますが、もっと近くで見たいのでリフトで上がってそこから散策します。

リフトからも残雪が残っている風景が見えました。

リフトの山頂駅から少し歩いて稜線に出ると遠くに刈田岳の山頂が見えていました。

刈田岳山頂から左に眼を転じると蔵王のお釜が少し見えてきました。

刈田岳山頂とは反対の馬の背方向に少し移動してお釜の感じがよくわかる角度で撮影しました。火山の噴火口に水が貯まった状態で、水の色が今は緑でした。天気がよく陽が射すともっと明るい色になるようです。

お釜を撮影してから稜線を歩き刈田岳から来た方が近づいてみる場所に来て撮影しました。

その後に刈田岳神社の方に来ました。刈田嶺神社の駐車場から来るとここからお釜を見る事になるそうで、やはり少し遠くて全体が見えないですね。ただ、ここまではハイヒールなどでも来られる道です。

刈田岳の山頂に来ました。山の頂上と言っても駐車場と同じ高さなので誰でも登れる山ですね。

鳥居をくぐったら刈田岳神社です。駐車場からは直ぐなので観光客が沢山お参りしていました。

お参りをしてからさらに神社の奥の方に行って見上げる場所で撮影した神社です。

刈田岳神社の奥から広角レンズでお釜とその付近を撮影しました。ここからも残雪などが沢山ありいい感じでした。

駐車場は最初のリフト乗り場の所なので来た道を戻ります。刈田岳神社から刈田リフトへの道はこのような砂利道で刈田岳の駐車場でなくても普通に歩いて来られるのでリフトで上がって散策もお勧めです。

お釜を見た後は場所を移動して蔵王中央ロープウェイで上がり、蔵王中央高原を散策します。

鳥兜山の頂上に来ました。ロープウェイの山頂駅のすぐ近くの展望台が山頂なので、ロープウェイを下りてすぐの登山ですね。

ここから蔵王中央高原を散策路を歩きます。紅葉峠のあたりの散策路はこういう感じです。

すぐ横に車道が通っていますがちょっと入っただけの場所は完全に森の中で雰囲気がいいです。

スキー場にはトニーザイラー顕彰碑があります。トニーザイラーはオーストリア出身のスキーヤーですが引退して俳優となりその映画撮影で蔵王に滞在したことがあり、スキーの魅力を広めたので顕彰碑が設けられています。御影石のモニュメントは「交流の門」をイメージしています。

トニーザイラー顕彰碑に立ち寄った後は散策路を進みます。左手に小屋を見て片貝沼の方に行きます。

少し移動して片貝沼の方向を撮影しましたが水面は見えませんでした。

道標が見えて来ました。左に行くと「うつぼ沼・五郎岳」方向で左に曲がっていきます。

アオモリトドマツの老木で「長命の松」と言う名前が付いていて長生きにご利益がありそうです。写真を撮影した後は近寄って木に触れてパワーを貰いました。

道標が見えました。まっすぐ行くと五郎岳で左に行くと三郎岳ですが、まっすぐ進み五郎岳方面に行きます。

「うつぼ沼」が見えました。草の間から少しだけ丸くなっている部分があります。

散策路からは分岐するような感じで五郎岳山頂の道があります。その途中にあったピンク色の花は「ドウダンツツジ」ですね。

すぐに五郎岳の山頂に到着です。霧が出ていて視界は良くありませんでした。

中央高原散策路に戻りドッコ沼の方に歩いて行くと、またピンク色の花があり「オオベニウツギ」だと思います。

林の中から急に開けた場所に来ました。スキー場のゲレンデなのかも知れません。そこには山菜のこごみが育ってしまったようなのがありました。

ドッコ沼に着きました。この沼に住んでいた竜を鎮めるために覚山法師が呪文を唱えて独鈷を投げ入れた事により名前が付いたそうです。緑の水の中から竜が出てきて引き込まれそうで怖い感じです。

ドッコ沼からはリフト脇を下りればロープウェイ乗り場ですが不動滝までは往復50分との事で行ってみる事にしました。その道は平らです。

不動滝に着きました。展望場所からは手前の草が邪魔していて全体が見えません。

滝全体が見たかったので岩場を下りる事にしました。整備された道ではなく自己責任で降りましたがなかなかハードでした。そこから見た不動滝は迫力満点です。

冬はゲレンデになる所で第一リフトの横を歩いて降ります。下りたところが中央ロープウェイの鳥兜駅です。

次の目的地への途中に蔵王駅があったので立ち寄りました。昔はここが蔵王観光の始まりだったのでしょうが範囲が広いので今では自動車利用がほとんどですね。

昨夜のテレビで「むらきざわ」あじさい祭りがこの日から開催されているというので来てみました。文殊堂までの石段を保護するために石段の左右に植えられたあじさいの咲いている時期に開催されるとの事です。その参道に咲いているあじさいです。

あじさい参道と呼ばれる道の横にアジサイが植えられていますが、まだ早いようです。

苔むしている石段を登っていきます。石段の中央が少し窪んでいて昔から多くの人が登り降りしたのがわかりますね。この写真は最後の石段で、この辺りでは少し多くの紫陽花が咲いていました。

石段を登ってやっと文殊堂まで来ました。ここで説明を見ると半分くらいの場所の駐車場から登ったのであって参道はもっと長い事を知り、一番下まで下りてみる事にしました。

参道を一番上まで登ってお参りしましたが、一番下の鳥居を見ていなかったので一番下まで下りてみました。

一番下にあった門で、この門の所も紫陽花参道で少し咲き始めた紫陽花が見えます。

この門の辺りの石段はきちんと積まれてなく、昔からの状況がよくわかります。

空港に戻る直前に空港に隣接している公園で『山形空港ひこうき公園』の名前の通り離着陸する飛行機を撮影するのは最適な公園で、FDAの離陸を撮影。

レンタカーを返却し空港の展望デッキに行ってみるとJ-AIRの機材がスポットに入っていた。退役が近いボンバルディアのCRJ-200で撮影できてよかったです。

この後に離陸も撮影

愛称の『おいしい山形空港』の文字は到着時に撮影したので、もうひとつの正式名称の山形空港の文字を展望デッキで撮影。

展望デッキ

最後は雨で早めに空港に帰ってきたので時間が余ったので空港のレストランで夕食にしました。山形牛を使用した「すきやき重」です。

食後はまた展望デッキに出て撮影です。大阪からのJ-AIRのエンブラエルのERJ-170が到着しスポットインして来ました。私が帰りに乗っていく羽田からの便のひとつ前の便です。

ひとつ前の大阪行きのスポットイン

セキュリティ前の到着と出発の案内表示で向こうには伊丹へ行くJ-AIR(さきほど着陸した機材)が見えます。

定刻になり機内に入り横のスポットを撮影しましたが、最終便なので寂しい感じですね。

2A席で撮影

今回も離陸動画と着陸動画を撮影したのですが、夜間の離着陸時は機内の照明を暗くするはずですが、この便では明るいままだったので機内の映り込みが激しくて紹介するほどの動画では無かったです。
最後にこの旅で回った所をGPSのログを地図に落としてみました。

一泊二日の移動ルート

【5】まとめ


・山寺は天気も良く暑かったがちょうど良い運動で景色も良かった。
・蔵王の地蔵は冬に雪に埋まったのを見たことがあり、夏の姿が見られて良かった。
・蔵王の御釜はなんとか見られたが天気が悪く色がいまいちだった。
・サクランボ狩りはちょうど良い時期でしたがちょっとお高いのでお土産だけにしてしまった。
・この旅の費用は次の通りでした。

正規航空運賃とレンタカーでかなり費用が高かった

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