いつからか"普通の人"じゃなくなった話
いつからか普通の人じゃなくなった。
ちゃんとお勉強をして大学受験をしてアルバイトをして大学を卒業して就職活動をして新卒の会社に入った。
私は"普通の人"と同じようにできた。
コールセンターのクレーム対応という仕事は、死ぬほど辛く耐えがたかった。
仕事はしたが心の中はぐちゃぐちゃ。
辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い。
平気そうな顔を見せる会社の同僚。
なぜ会社の同僚のようにメンタルが強くないのだろうか。
メンタルが強い会社の同僚が羨ましくてたまらなかった。
しかし私は耐えた。"普通の人"でいたかったから。
休日は寝たきり、部屋はゴミ屋敷。
気づいたら死ぬことばかり考えていた。
気づいたら"普通の人"じゃなくなっていた。
あれから2年。
私はいまだに"普通の人"には戻れていない。
毎月精神科に通い、毎日薬を飲み、精神をなんとか保っている。
一歩踏み外したら闇に落っこちてしまうようなギリギリの道を歩き続けている。
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