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初めてサウナに入ってわかった「時代に逆行する」意味

食わず嫌いが多い私。

サウナもそのひとつでして、普段「カラスもびっくりの行水」の私にとって、90度近い空間に繰り返し入るなんて正気の沙汰ではありませんでした。

なので世にいう「ととのう」という感覚もわからないままだったのですが、ひょんなことからサウナに入ることに。

まあいうまでもなく最初は苦痛以外の何物でもなかったのですが、水風呂に入った途端、頭がすっとするというか、そんな感覚を覚えたわけです。

それが気持ちいいというかなんというか…。

気が付いたら2回目のサウナ室にいました。

結局ととのうという感覚自体はわからなかったのですが、個人的にはサウナで過ごす5分間が途轍もなく長く感じました。

それでも繰り返し入りたくなる、ちょっとした病みつき感を覚えたのでした。


最近、コンビニに写ルンですが置かれたり、レコードが見直されたりしていますよね。

どちらも時間も手間もかかるものなのに、なぜだろうと思っていました。

単に昭和レトロ(昭和をレトロというのかは今もって疑問ですが)のリバイバルだと思っていたのですが、今回サウナを体感してみて「どうやら違うのではないか」と考えるようになりました。

何事もスピード感をもって動くの当たり前の現代。

そんな中にあって、人々は多少不便でも時間をゆっくり過ごせる何かを探しているのではないかと思ったのです。

まあ、あくまでも仮説ですので正解ではないとは思いますが、少なくともサウナに入っている5分間は無心でいられました(初心者ですので)。

たぶんですが、何かと時間時間と迫られる現代において、非日常が味わえるからなのではないかと思っています。

食わず嫌い、よくないですね。体験してみたら新しい発見があります。

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