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本当にイイモノは環境を問わない

私には尊敬している人がいまして、昨日はその方と半年ぶりにお話をさせていただきました。

元デザイナー・音楽クリエイターなのですが、現在はコンサルをしているという方。

普段なら1回1時間程度で終わるお話が、その方はいまだかつて1時間以内に収まったことがありません(笑)

聞きたいことが多くあるだけではなく、雑談だけでも非常に盛り上がるので、ついつい話し込んでしまいます。

そんな方とのお話で出てきたテーマが「本当にイイモノ」でした。


映画や音楽、ゲームもそうですが、最近はどれもう良い環境で良いものを鑑賞するのがオーソドックスになっていると思います。

具体的には映画を見るなら映画館、音楽を聴くならハイレゾ、なんていった具合。

特にデバイスとか機器とかの進化は目覚ましく、どんどん高機能になっていますよね。

私はGoogle Pixel6を使っているのですが、カメラのきれいさにびっくりした記憶があります。

でも、私自身はあまりカメラの機能で選んだ覚えはなく、別の機能が欲しくて選択した感じです。

写真がきれいなのはいいんですが、個人的にはそこまで重視してなかったのが理由です。


もちろんきれいなものはきれいでいいのですが、そこまではこだわりはない、といった具合。

「特に興味ないから」程度に思っていたのですが、お話していた方の意見を聞いて「それやん」となりました。


曰く「本当にイイモノはどんな環境で楽しんでもイイモノ。名曲を安っぽいラジカセで聞いても名曲と感じるのと一緒だよ。」と。


めちゃくちゃ頷きました。

本当にイイモノは媒介するものに左右されないからイイモノなのだ、と改めて自分の中で理由ができたからです。

特定の環境下でしか評価されないコンテンツというのは、実は本当の意味でイイモノではないのかもしれません。

実際その方も、映画は映画館で観る必要もないし、音楽も専用デバイスで聞く必要はないと言っていました。

それまではっきりした理由がなかったものの私も同意見で、楽しみたい人がそういう環境で楽しめればいいと思っている程度です。

でも本当にイイモノというのは、別の媒体に移植されてもイイモノと評価されます。

そういう琴線に触れるものを作るのは難しいかもしれませんが、今度作っていきたいなと思う所存です。

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