好きなことをするために
私が高校生の時におばあちゃんが亡くなりました。
亡くなる前のことは、今でも鮮明に覚えています。
おばあちゃんは、若い頃からいろいろなことにチャレンジする人でした。
だから、私が好きなものを話すと、真剣に聞いてくれました。私はゲームが好きで、「ポケモン」の話をしていたのですが、おばあちゃんは私が何を言っているのかわからなくても、理解しようとするんですね。
でも、おばあちゃんはインターネットで調べることができないので、近くの本屋さんでポケモンのことを調べたり、私の言っていることを理解しようと、さらに努力してくれました。「なんでしらないの?」と私はわがままでしたが。
そんなおばあちゃんは何でも私がやりたいこと、好きなことを応援してくれました。
「好きなことをやりなさい」
そう言ってくれたことを今でも覚えています。
おばあちゃんは癌に侵されていました。
しかし、癌との闘いの中でも、おばあちゃんは好きなものを大切にしていました。
「ゴールデンボンバー」が大好きで、私のためにわざわざ2枚も買ってきてくれたんです。
「ゴールデンボンバー」を応援していました。
そんなおばあちゃんが心配で、体調が悪くなる前に「ゴールデンボンバー」のチケットを2枚買いました。おばあちゃんは本当に嬉しそうでした。
でも、体調が悪くなり、結局行けなくなってしまいました。
でも、大好きな「ゴールデンボンバー」を応援し続けました。
ラジオにハガキを送ろうとしていました。私もラジオにハガキを出そうと手伝ったのですが、祖母はそんなことができるような状態ではなくなってしまいましたね。
私が高校の自習室で勉強をしていたときでしたね。
先生が、慌ててとんできて、「病院にすぐ迎え」っていったんですね。
私はほとんど察していました。
血の気が引いて真っ青になってたと思います。
先生は気を使ってくれたんだと思いますけど、あんなに迫真な表情ではばれてしまいますよね。
私は、呆然とタクシーに乗って病院の名前を言いました。
病院に着いたら、そこには家族一同が集まっていました。
みな泣いていましたね。
私は、まだおばあちゃんを見ていないのに、号泣していましたね。
病院には私の母がいたらしいです。
でも、亡くなった時には病室には誰もいませんでした。
そんなおばあちゃんは間際にもラジオを聞いていたようです。
おばあちゃんは、私に勇気をくれました。好きなものを大切にすることの大切さを最初に教えてくれたのはおばあちゃんです。
だって、好きなものを追いかけることで、周りの人たちに影響を与え続けていましたから。
私は、おばあちゃんから大きな影響を受けました。なぜなら、私は普段、自分からチケットを取るために行動するような人間ではないからです。
そして、他にも影響を受けたことがありました。我が家で「ゴールデンボンバー」が流れるようになったんです。普段、私たちは洋楽しか聴きません。しかし、ある日、「ゴールデンボンバー」が流れたんです。
それは家族だけでなく、他の人たちにも影響を与えました。
おばあちゃんは亡くなる前に「ゴールデンボンバー」を流して欲しいと言いっていました。
葬儀の前に泣きながら「女々しくて」を聴いたのを覚えています。
葬儀の前に流す曲としてはあまりない曲なので、多くの人がその意味を聞いていました。
生前の祖母がどんな人だったかという話になり、「ゴールデンボンバー」をほとんど知らない人が「こんなすごい人がこの曲を応援しているなら、私も聴いてみよう」とアルバムを買ってくれるようになったんです。
おばあちゃんは自分の好きを大切にしていました。
自分の好きを愛し、人の好きも愛していました。
私もそうしようと思いました。
だから、今も祖母はそこにいて、私を支えてくれています。
私は今、自分の好きなことをやって生きようと頑張っています。おばあちゃんのような生き方に憧れているからですね。
だから、うまくいかないことがあっても大丈夫ですね。
好きなことを貫くことで、自分を満足させ、人に良い影響を与えることができるのを知っているからです。おばあちゃんがそれを示してくれました。
あなたには、好きなことがあるでしょうか?
好きなことは何ですか?
なぜそれが好きなのですか?
あなたはどのように好きなことを扱われたいですか?
感謝されたとき、あなたはどのような喜びを感じますか?
もし隔たりがあるなら、その輪を広げてみてはいかがでしょうか。
いろいろな思いが、あなたの好きを邪魔しているかもしれません。でも、一番いいのは好きなことを貫くことです。
自分にも大きな影響を与え、人にも大きな影響を与えることができるはずです。
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