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会社の通信簿

弊社にて、今夏実施された「従業員満足度調査」の結果が公表されました。
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当初は経営陣や管理職以上に向けてのみの公表予定でしたが、従業員の声をきっかけに全社公表となったようです。
情報開示は組織の基本。これは率直に良い傾向だと思います。

この「従業員満足度調査」は、大きく二つの部分を測っており、
①会社全体への評価となる「全体満足」
②仕事内容や待遇など個別に評価する「領域別満足」

に分かれています。
②を総合・平均化して①の得点を出すイメージですね。
また、これらの結果は全国の企業と比較され「偏差値」も導出されていました。
模試みたいで面白いですね。

そんな弊社の「全体満足」は上から二番目の「B」ランク。
6割以上の従業員が全般的に満足して働けている状態のようです。
これにはびっくり。
まあでも、私が心を病んだ営業部が突出して良くなかったのであり、ほかの部署も含めた平均はこんなものかなあと。
弊社は平均年齢が40歳前後ですが、人数が多い高年齢層ほど満足度が高く、若いほど低い傾向も見えました。
特に、20代30代と50代とでは10%以上も差が開いていたり...
世代間格差ジェネレーションギャップというやつですね。

そしてさらによく見てみると、『経営層』と『メンバー(一般社員)』との間には満足度に30%近くも乖離があります。
(『経営層』>『メンバー』です)
これはお偉いさんと現場との満足度に極端な差が発生している、危惧すべき状況だと思います。
やはり、平均値を上げているのはトップに近い人たちだったのか...

「領域別満足」では概ね平均以上の分野が多いのですが、「待遇」「社員育成」「経営陣との距離」「情報開示」などで不満を感じている結果に。
特に「経営陣との距離」は最低ランクで、課題が浮き彫りになっています。

そして弊社の「偏差値」ですが、54.7点。これは5段階中真ん中のレベルで、「全国上位50%内に位置していますが、注意が必要な水準です。」だそうです。
6割程度の人がある程度職場に満足感を持っているが、全国的にみれば平均程度で、さらに低い点数にならないよう注意を要する状態、だということです。
うーん。なんともな結果です。

ちなみに自由記述の部分もお偉方には共有されたらしく、私が心を込めて書いた批判もとどいているのかな。それは分かりませんが、とにかく弊社の現在位置を知れたこと、これをもとに少なくとも「課題を改善していく」と社長が言っていたことはまあプラスだと思います。
どこまで本気かはわかりませんが、SDGsだどうのこうのとも言っていました。

休職しながらも戻ってきた職場。
今の部署、そして同期や先輩方の人間関係は概ね良好なので働きやすいです。
愛社心はないですが...
それでもこの会社が少しでも働きやすい職場になることを願って、またこういう機会があれば思いの丈をぶつけてみたいと思います。

サポートをしていただけるようなことがあったら踊り狂います。 どこかの誰かの何かに届けばいいな。