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[モバイル&サウンド 35]〜ピアノの音を良くしたい時のアプローチ

ピアノの音を良くするには。。。(ミキサー編)

今回は、[モバイル&サウンド 34]の続き的なもの。


例えば。。。「アコースティック・ピアノの音を良くしたい」っていう場合。「良くしたい」っていうのは色々だけど、ここではー

「オケの中で、何だか音に物足りなさを感じる」

って場合、今回はDTM的に「ミキサーの前に座っている」ポジションを先に取り上げるとー

「コンプレッサーかけて音にパンチを加えて、イコライザーで美味しい周波数ポイントを押さえて、リバーブも足しておこう」

みたいなことをDTM系の本や動画だったら言うでしょう。。。

iPadのGarageBandなら、ミキサー・アイコンをタップしてー

・・・ちょいっと「コンプレッサー/トレブル/ベース/リバーブ」を操作する。「プラグインとEQ」をタップすれば、コンプのパラメータやイコライザーのグラフィック画面も出てきて、さらに細かい設定も出来る。


ピアノの音を良くするには。。。(楽器編)

DTMの定番的な手法でアプローチすると、上記のようなことになるけど。。。それが音楽制作の唯一の方法!?。。。ってわけじゃない。

例えば。。。「楽器」的に(ミュージシャン的とも言える)アプローチするなら、少し前に取り上げた「ボヘミアン・ラプソディと鍵盤の話」のこの動画のように。。。

このフレーズだと、シンプル過ぎて物足りない。。。から、音数足して。。。って、このミニ鍵盤じゃあ足りないから、とりあえず49鍵のフルサイズ・キーボードにして仮録して、あとで88鍵盤ピアノタッチ鍵盤に差し替える。。。」
っていうようなことに。。。

ピアノを弾くことが出来なくても、「発想として、音作り/曲作りに鍵盤数や音の強弱を意識する」ってことでアプローチ出来る。

アコースティック・ピアノ音源って鍵盤のクオリティで音が激変するので、音源クオリティをフルに引き出すなら、やっぱりピアノタッチ鍵盤が必要になってくる。

鍵盤未経験者でも。。。ライブじゃないので、それこそ数小節ごとの細切れRECでも別にイイ。。。

じゃあ、鍵盤もちょっと練習してみようか。。。っていうような、そういう道もあるわけで。。。


ピアノ音源を差し替える

曲を作っていると、最初はアコースティック・ピアノのイメージだったので弾いてみたけど。。。なんだかオケに合わない。。。って場合もある。

ドラムとかリズム系が入ると、クラシック系のアコースティック・ピアノ音源て。。。音が篭ってダメ。。。って多いのね。。。

そういう時は、アコースティック・ピアノにコダワルのはやめて、ピアノ系でもエレピ音源に差し替えてみるってケースがよくある。

そんなエレピでも、ビンテージ系からデジタルで輪郭のハッキリしたものまで色々あるので色々試せる。。。

エレピの定番ローズ・サウンドのGarageBandの画面。

右手+左手を使う音域で音を奏でれば、イイ雰囲気を醸し出してくれる。


「いや、やっぱりアコースティックだ。それに音ももっと細かく設定したい」

っていう場合。。。GarageBandは、モバイル版でも外部音源を使用可。iPhoneやiPadのアプリでそんなこと出来るって。。。技術の進歩とコストダウンって恐ろしい。。。って感じるほどの機能。

例えば、KORG MODULEのアコースティックピアノをGarageBandの外部音源として使うと。。。

モバイル版GarageBandにKORGのピアノを挿す。

GarageBandの音源よりも明るくて、音ヌケも良く、オケの中でも程よく馴染むポップス向けな印象。

しかも、Low / Mid / Highのイコライザー、音の響きやダンパーのフィールも調整出来る。こういう要素を。。。「ミキサー」を核にした画面ではなく、「楽器側」でコントロール可。


まとめ的に。。。[モバイル&サウンド 34]の問いをリピート。

「ピアノとミキサー、どちらの前に座るか!?」

っていうのは。。。その選択によって、「問題」に対するアプローチはかなり違うものになる。。。


--  2023/07/03 UPDATE --

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