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お洒落なラーメン屋で感じた、メイン要素を引き立てるサブ要素の重要性について。

昨日の夕方頃、ちょうど時間があったから、友達に聞いたラーメン屋へと足を運ぶことに。店の名前と大体の場所しか聞いてなかったから、散歩がてらその周辺をうろうろすることにした。


「あれ、これ過ぎてしまったんじゃね?」と心の中で思いながら歩いていると、何やら数人が店の前で行列を作っている。「なんかお洒落な店やなぁ」と看板を見たら、そこが聞いていたラーメン屋。


パッと見の印象は「え、これラーメン屋なん? なんか割烹料理とかが出てくる料亭やん・・・」という感じ。客層もカップルや親子連れ、女子大生がほとんどで、普通のラーメン屋にいそうな僕くらいの年齢層や、おじさん世代が全然いないわけ。



ちょっと入るのを躊躇ったけど、せっかく来たから食券を買って列へと並ぶとに。数分待っていると中からお姉さんが出てきて、席へと案内された。


すると、「いらっしゃいませ。ご来店ありがとうございます」と、渋い声が目の前の厨房から聞こえてきたわけ。店長? いや料理長と言った方がいいかもしれない人が、お客1人1人に向かって丁寧に挨拶をしている。



店内はシンプルな白を基調としたデザインで、優雅なBGMが流され、テーブル席はなく、仕切りが立てられた個別の席が厨房の周りを取り囲む。よくテレビとかで出てくる、目の前でステーキとかを焼いてくれる高級な店の感じ。(伝わるかわからんけど)




接客もかなり丁寧で「上着はこちらにどうぞ」とか、「薬味を入れるとより美味しくなりますよ」など、こちらが疑問に思いそうなことを、あらかじめ全て説明してくれる。僕がよく行く街のラーメン屋は、テーブルの上に置いてある薬味などを勝手に使ってねというスタイルが多く、特に店員と客がコミュニケーションを交わすこともない。


まぁ、美味しいからよく行くんやけどね。



で、メインのラーメンはと言うと、飛び抜けて上手いわけでもないけど、普段味わえない味やったかな。ポタージュ系というか濃厚なクリーム系のスープで、かなり満腹になった。



正直、味だけでリピートをするかと言われたら微妙やけど、商品以外の店の雰囲気や接客のおかげで、味以上に満足するものがあったなぁと。

一言で表すなら、「そこまでしてくれんの!?」という印象。


極端なことを言えば、ラーメン屋とかであれば、そこそこの値段で、質が悪くなければ一定数の客はやってくる。その他のサービスを過度にしなくても、別にそこまで支障は出ないと思う。だってそういうものを求める人は、もっと高級な店へと足を運ぶやろうから。



でも、昨日行った店はメインの要素(ラーメン)以外のサブ要素(接客やBGM、店の雰囲気)が、かなり高い水準で成立していたから、そのエネルギーが商品にも付加されて、味以上の満足感を得られたんやと思う。


これは情報発信などでコンテンツを売る場合などにも、同じことが言えるなぁと。


自分が作るコンテンツをより魅力的に感じてもらうには、購入者へのサポートを含めた対応や、自分という人間を隠さずに見せていくことが必要になってくるんじゃないかな。そうした直接コンテンツには関係ない部分の水準を高めていくことで、リピートされる要因にもつながってくる。




単純にボリュームが多いとか、質が高いだけだと競争に巻き込まれてしまうけど、自分にしか付加できないようなサブの要素をたくさん持ち合わせていることで、必然的にメインコンテンツの魅力が高まっていく。


実際に僕も、コミュニティで共同制作したコンテンツを販売している時に、数件質問をもらったから、できる限り自分が伝えられることを、質問者に伝えたんよね。そこで強引に売り捌いてやろうとかの気持ちはなかった。

変に売りつけても後からトラブルの元になるし、そういうやり方は僕も嫌いやから。


で、その中の1人が「ジラ谷さんのお人柄が見え、温かみを感じました。ますます魅力的に引き込まれております」というコメントをくれて、最終的にコンテンツを購入してくれた。DMで対応したことはコンテンツの質とは直接関係ないけど、疑問点が晴れて僕に対する信頼が貯まったから購入を決意してくれたんかなぁって思う。



仮に僕が雑な返信をして、適当に対応していたら中身がどういうものか分からないから、おそらく購入されなかったはず。



特に、実際に顔も声も知らないような人に何かを買ってもらうとなれば、人間性という側面も大事になってくるのではなかろうか。実際にコンテンツが良くても人間性が壊滅していれば、胡散臭いとか詐欺商材だと思われてしまう。


だから、「気持ちよくコンテンツを消費してもらうには、どういう要素が必要か?」を、常に探求していくことが大事やなぁ。


ということを、昨日行ったラーメン屋で教えてもらった。

では、今日はこの辺で。





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