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社員16万の超大手IT外資→16人のベンチャーへ転職して感じたコトとは

これまでビジネスマン経験15年、経験社数4社。今の会社がダントツで一番小さいが、一番楽しくやりがいがある。OLTA株式会社、2017年4月設立のスタートアップだ。前職は大手外資のIT企業、全世界の社員数16万人という規模で、OLTAは16名だった(私が入社した時点)。社員規模で10,000分の1への転職。最近、採用面談の逆質問でスタートアップへの転職での感じたことを聞かれることが多く、たくさんあるので第一弾として少しだけまとめてみようとかと(個人の感想です)。

1. こんなにも多くの役回りを経験できるのか・・・

現在の役職はVP of Customer Success。日本のスタートアップにおいてVPという役職は理解されづらいですが、OLTAではとにかく色んなことやっています。CSの業務責任者の他に人事部、組織開発的なこと、総務部的なこと、PM的なこと、新規事業開発的なこと、Mktg的なこと、営業的なこと等、専門知識外もありまだまだ中途半端な部分もあるが、とにかくなんでも出来るので業務知識が広くなります。ただもちろん、多くの勉強が必要なのでそれを楽しめる自分にはうってつけ(実は資格ゲッターでもある)。

2. こんなにも1人の力が会社を左右するのか・・・

スタートアップのやりがいは?とよく聞かれますが、まさにこれだと思います。前職のころは自分は16万人中の一人。自分が成果を出しても出せなくても全体組織に対して何も影響しません。何を言っても、もちろん組織が変わることなんて無いです。虚しかった。自分はこの会社にとって何なんだ・・・。常にこの気持ちが強かった。もちろん今は違います。社員が16人(今はもっと増えてる)しかいないので一人一人の行動が会社の方向性を分けると言っても過言ではないかも。だからこそ1人が/1部門が達成したゴールをみんな自分ごとのように賞賛できると思っているし、それが自分にとっては大きなやりがいになっています。

3. こんなにも役職に媚びる必要がないのか・・・

前職までは「誰が言ったか」が重視されてきました。OLTAはこれを嫌い「誰が言ったか?ではなくて、何を言ったか」が重視されていることに驚きました。社員、派遣、業務委託、インターンも関係なく、みんなOLTAの仲間として対等です。当然、全社MTGは一緒だし、派遣メンバーやインターンの送別会も実施。全社合宿にだってみんな誘います。
そして、役員が言ったから納得もしていないのに「Yes!」ということはありません。それはOLTAが大事にしているバリューに沿いません(ここでは割愛)。自分もCEOから指示されても納得しないと意見言うし、メンバーも私の指示で納得しないと意見言ってくれる。これ、絶対に無くしたくないOLTAの文化なんです。「人に・役職に媚びずに納得いくまで議論すること」これ絶対に守っていきたいし、いつかこの文化が人を育てると信じています。

4. こんなにも何も出来上がっていないのか・・・

たくさん良いこともありますが、当然良いことだらけという訳でもありません。教育体制や研修制度もまだ整いきれていないし、経費利用にも気を遣う。専任担当がいないので自分でやらないといけないことも多い。福利厚生も以前の会社に比べたら少ないですし、社食だってない。オフィスだってもっとオシャレな会社はたくさんあります。ただ、これからスケールさせてこういうものを少しづつ自分達の手で作っていく楽しみがあると思えるか。私は楽しみだと思えたからこそ、私にとっては最高の環境にあると感じています。

5. まとめ

あまり長くなると、読むのもダレてしまうので第一弾はこれくらいで。
スタートアップでは「多くの役回り」と言っても雑用的なことも多いので、決まったことだけやりたい人には向かないと思います。「1人の力が会社を左右するやりがい」の裏返しで、プレッシャーを感じて仕事をしたく無い人には向かない。「役職に媚びない」と言っても指示待ちが良い人には向かない。福利厚生が最初から整っていないと嫌だという人にも当然向かない。何がやりがいかって、こういうものを全部自分たちの手で作り上げていく0→1と1→10、10→100を目指す過程を楽しめる人はきっとスタートアップで成功してくのかなぁと最近常々思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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