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日本ラブホテル探訪

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日本各地にあるラブホテルを訪れ紹介しています。直接的な言葉は登場しません。何かございましたら「jinushikeisuke@gmail.com」までご連絡ください。
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#短編小説

ホテルブラック企業

最近でもないけれど、ブラック企業が話題になっている。終業時刻になってタイムカードは押すけ…

地主恵亮
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スーパーファンタジーミリオンストライクヒーローズガーデンホテル

ガラケーと言われる「フィーチャー・フォン」から「スマートフォン」へ電話が進化したように、…

地主恵亮
1年前
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ホテルおくのほそ道

松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅に出かけたのは、一六八九年のことだった。江戸を出発し、俳句…

地主恵亮
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ホテル怒り天狗と微笑み天女

深夜、眠れずにお酒を飲む。医者からは止められているけれど、眠れないので飲む。別に体のどこ…

地主恵亮
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ホテル オールハンドメイド

なぜか朝早く目が覚めた。一般的にはこの時間を朝早いと言わないのは知っているけれど、僕の中…

地主恵亮
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お盆の時にお墓に持って行くサイズのビール「ホテル継続性/一時性」

ラブホテルの本質について誰かにできるだけ丁寧に説明しようと思うと、二冊の本を読んでいる必…

地主恵亮
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フロントの横にピッツァ釜! 本格的なピッツァが食べ放題「ホテル ピッツァ」

僕が家に帰ると彼女が来ていて、パソコンの前の椅子に座りコーヒーを飲んでいた。「おかえり、どこに行ってたの?」と彼女が言った。「ただいま、ラブホテルだよ」と僕は台所で手を洗い、一歩だけ横にずれて換気扇の下に行ってタバコに火をつけた。 「どんなラブホテルだった?」と彼女が訊いた。多くの場合、ラブホテルに行ったと伝えれば誰と言ったの? などの会話になると思う。しかも真昼間にだ。関係性によっては大きな問題になるかもしれない。 ただ彼女は僕の趣味を理解しているようで、そんなことは全

冬の日本海、幻が実在する街「ホテル二本足のユニコーン」

冬の日本海を左手に見ながら僕は一人歩いた。空は曇り、波は高く、冷たい風が吹いていた。忘れ…

地主恵亮
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