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あなたにとっての「成功」は?

以前のnote(大学生がブログを書く理由)では

今の時代だからこそ「成功」の可能性は無限にあって、唯一のリミットは己の行動力だと思う

大学生がブログを書く理由

と書いた。しかし、「成功」が何を指しているのか説明をしていなかったので、今日は成功の定義をしてみた。

そもそも成功って何?

成功、それは「自由」だと思う。そして自由度は本人の価値観に基づいている。本人が満足する自由度を得て、その人は成功したと言えるのではないだろうか。そうすると成功は根本的に3つの「自由」に分類できる:

  • 経済的自由

  • 時間的自由

  • 心身的自由

経済的自由

あなたが尊敬する成功者を思い浮かべてほしい。ほとんどの方がビジネスで成功された方を思い浮かべるだろう。一般的には「成功=経済的自由」と考えるのではないか。この資本主義の世界では当たり前だ。普通に生活しているだけで金銭的コストが発生する。経済的自由を得ればラット・レースから解放されて一歩成功に近づくと感じるだろう。もちろん、最低限の生活で満足する人もいれば、セレブリティのような基準が高い生活を保てる経済的自由度を目指す人もいる。しかし、経済力だけでは本当の成功を得られない。

時間的自由

「時は金なり」というフレーズは有名だ。労働時間に対して金銭的コストが発生している場合、怠惰は無駄金になることを指摘していることわざだ。だからと言って「時間的自由=経済的自由」と言いたいわけではない。有限な時間を自由に割り当てることができなければ経済的自由を得ても失うものが多い(大切な人との時間、健康への投資など)。それでは「成功」したとは言えないだろう。どっちかを得てる人はいっぱいいるが、両立している人は少ない。例えば時間はあるがお金がないフリーター。お金に余裕はあるが忙しいエリートサラリーマン(両方ないのはテスト期間中の大学生😭)。しかし経済的自由と時間的自由を得て、世間の目からは「成功」されていても、生き甲斐を失っている人もいる。なぜだろう?

心身的自由

会社を売却して暇になった経営者。お金も時間もあるが体が思い通り動かない患者さん。彼らが持っていないものは「心身的自由」である。「心身的自由」は「精神的自由」と「物理的自由」に分解できる。

精神的自由はモチベーションである。社会貢献や自分のポテンシャルの最大化など色々と形はある。自分の行動に描いたビジョンを達成する強い「やる気」がないと、一生道を彷徨うことになるり、成功どころか目的すら中途半端にしか達成できないだろう。

物理的自由は身体の健康を指す。言うまでもないが、身体が不自由では本末転倒である。経済的自由と時間的自由を得ても、不健康であれば人生(行動)に制限がかかる。そんな選択肢を限定される生活を成功しているとは言えない。逆に考えれば人生の終わりまでどれだけ心身的自由に生きていけるのが成功への鍵へなっているのかもしれない(病院でのベッド生活の短縮化)。

Who's gonna carry the boat!

尊敬している成功者の中で特に心身的自由を極限化した人がいる。デイビッド・ゴギンズだ。彼は、父親の虐待から母親と一緒に逃げたあと経済的不安定な生活を過ごした。学校では人種差別もあり、うまく勉強ができず、大人の頃には体重も平均以上(136kg)に増えていた。しかし、時間的自由あった彼は、海軍特殊部隊に入隊すると決心し、揺るがないモチベーションをもとにトレニーングをして人生を逆転させた。彼は心身的自由を得て見事3回目で合格したのである。後に本を出し、モチベーショナル・スピーカーとし活動して経済的自由も得た。まさに成功した例である。

全部揃って「成功」

「経済的自由」「時間的自由」「心身的自由」が全て揃って成功と定義した。ここでマズローの欲求5段階説と照らせ合わせてみよう(図1)。

図1:マズローの欲求階層

経済的自由は「自尊心の要求」に当てはまるだろう。この社会で自尊心(プライド)は経済力に支えられている部分があるからだ。時間的自由は「集団への所属要求」になるのかもしれない。大切な人と過ごすため時間を割り当てる自由度が必要になるからだ。心身的自由は「自己実現の要求」である。どちらも現状より良い基準を求める心掛けを示している。結果、私が定義した成功への3つの自由はマズローの欲求5段階の上3段とほぼ一致している。最低限の生活基礎が満たされてる前提の中、「成功」の意味は全世界、根本的に共有しているのだろう(マズローの場合:欲求を満たすこと=成功と仮定した)。

成功の取得に順番なんてない

経済的自由を得て、時間に余裕ができる。それで心身的ケアに集中するべきと考える人もいるかもしれないが、成功を収める順番なんて無いと思う。強いて言えば、デイビッド・ゴギンズのような精神力があれば結果は後からついてくる気がする。つまり以前noteで言いたかったのは、やる気さえあれば3つの自由を得られる。なぜなら環境はもう整っていてすぐ手元にあるからだ(例:インターネット)。

最後に

冒頭で「本人が満足する自由度を得て、その人は成功した」と言ったが、補足すると、人間の欲は一時的満たされても常にもっと上を目指す傾向がある。なので満足する「成功」を得ても、すぐ今より自由度の高い成功に憧れるだろう。そうやって人は成長していくんだと思う。

これから社会人になり、色々な人と会って、私の中での「成功」の意味も変わってくるだろう。私は成功を自由と定義したが、あなたはどう成功を定義する?


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