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なぜ起業をしたいのか?#2 (もっくん)

どうも居酒屋ではレモンサワーばかり頼む方の「もっくん」です! 

 スタートアップで営業/カスタマーサクセス領域のシニアマネージャをしています。
なっちんに続いて、私がなぜ起業をしたいのかについて、目指したい世界を軸に書いていきたいと思います。

起業をしたい理由①:「幸せ(トランス状態)」を追求したいから

今は現業のスタートアップでの仕事を大体09時~21時くらいまでに終わらせ、平日21時~24時、休日の時間を使って、起業方針とプロダクト案を日々模索しています。
私たちは、二人とも1社目:グループ10万人の大企業 現在:スタートアップ(社員200名くらいの時に転職・現在はマザーズ上場)の会社で働いています。

1社目では、グループ変革プロジェクトを立ち上げて社長賞をいただいて全社10万人にプレゼンしたり、現在のスタートアップでは自領域でトップセールスをマネージャの傍らで2年連続で続けていたり、それなりのコミットメントをしています。
ただ、どのような成果を出しても「嬉しい」「やりがい」「達成感」「プロダクトへの愛」等を感じる瞬間は多くありましたが、「幸せ(トランス状態)」という瞬間はどうも少ない。

「幸せ(トランス状態)」とは私の中でどんな瞬間だったかというと、高校時代を振り返る。

・好きな子に対して返信内容を2時間くらい時間忘れて迷っちゃう「それしか考えられない」ような愛のトリップ旅行状態。
・好きな子がチョッパーが好きと聞いた翌日には、どんな予定があってもゲーセンに行って、UFOキャッチャーでチョッパーを獲得するまでバイト代を全ツッぱする無限課金ボーイ。
・翌日チョッパーを渡して机に飾ってくれて、家に帰ってからベッドの上で浅田真央さん顔負けの喜びトリプルアクセルごっこをやっちゃう状態。

これが分かりやすい例えかなと思います。ちなみに、卒業式の最後の日、教室で二人になったのですが、最後まで告白できず青春は終わりました。

この「幸せ(トランス状態)」を経験した思い出・瞬間は、振り返った時に、一つ一つのシーンが鮮明に感情と共に思い出せる。これが幸せの力なんだと思います。

つまり、「自分の"素の感情"に正直でいる瞬間」×「それを実現する為に行動している状態」が合わさった時が、時間や代償、対価を問わず「幸せを感じる瞬間」なのだと私は捉えています。(逆に、中学校の頃の思い出は?と聞かれたときに、「ほぼほぼ覚えてないな~部活とか?」という状態なのですが、これは惰性というか、楽しかったけど、”幸せ”だと感じていなかった/そもそも、幸せというものにも気づいていなかったからだと思ってます。)

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一方で、現実に戻ってみると、会社の組織で働く以上、こんな悩みが出てきます。

・株主へのコミットメントの為、売上の最大化や利益の確保の為に、「本音」の優先順位を下げざるを得ない瞬間
・全社員(経営層含む)との「100%」の方向性の意思・解像度合致が難しく「着地点を模索」
・どんどん会社が大きくなるにつれて、顔と名前が一致しない方も多少出てきてしまい、同じ船に乗っているにも関わらずお互いがお互いを「社員全員信頼」しきれる状態ではなくなる
・同期のライバルが良い成績だしていると、「全力のおめでとう!」より、「悔しい、俺も頑張って負けないようにやらないと」と競争意識が出ちゃう

もちろん変えて行くチャレンジはしていますが、リアルな悩みです。

この時、一秒でも「こうじゃないんだよな~」「どう説明すれば理解得れるんだろうな~」とか愚痴・悩みが出ちゃったり、どこかで自分を偽っている・迷っている瞬間が少しでもあると「自分の”素の感情”に正直でいる時間」に欠落が生じ、掛け算のパーツが崩れてしまい、「幸せ(トランス状態)」が遠のいていくのだなと。

じゃあ、どうしたいのか?いつもの流れで仕事終わりに居酒屋でなっちん(相棒)と会話していた時、レモンサワー4杯目くらいで答えが出ました。

「結局、自分たちでやるしか、なくないすか?」

そして、この問いかけを貰った後、どうやるか、何をやるかを話している瞬間は、何よりも爽快感が有り、「幸せ(トランス状態)」の瞬間が舞い降りた。

結局のところ、自分の「"素の感情"」は、自分が一番理解しているから、それに向かって自分が一歩でも走り出さないと、何も変わらない。
ただ、走り出してみたら、それが「”素の感情”」を実現する道のりだから、楽しくて止まれなくなる。平日何時までやろうが、休日だろうが、楽しい。

だから、起業して、先ずは、自分が「幸せ(トランス状態)」になるためにも、理想の世界を創っていく。

起業をしたい理由②:「幸せ(トランス状態)」が溢れる世界を創りたいから

では、目指したい「幸せ(トランス状態)」について、もう少し社会人の経験からも深ぼってみたいと思う。

私は、東日本大震災の発生時、米国に短期留学をしていたのですが、TVで淡々と流れる震災の映像をただ眺める自分に無力さを感じ、日本にとんぼ帰り。
そして、戻ってきたときには「普通の日常」「当たり前の日本」が無くなっており、変わり果てた姿に言葉を失いました。

そこから、「普通の日常」を一人でも多くの人が取り戻す事に貢献したくインフラ企業で働く事を志し、幸いにもご縁があり就職。
真っ先に東北地方で復興支援を担当できる配属希望を出して東北へ行きました。
東北での仕事は、何回、自分の力不足、無力さを感じて泣いたか分からないですが、とにかく悔しくても悔しくても、目標を達成するまでは心が常に満たされていました。

特に、自分の携わった「仙台市地下鉄東西線」の新規開通プロジェクトで、ぴかぴかの電車に子どもが笑顔で乗っている姿を見た時には、自然と涙が出ました。
電車のプロジェクトは、それはそれは多くの人が絡んでいるので、自分の貢献は、0.000001%くらいかもしれないけど、自分の仕事で、元気になってくれている子がいる。この瞬間、「幸せ(トランス状態)」です。

これも、ゴールまでの道中に「悔しさ」という負の感情はあれど、「自分の”素の感情”に正直でいる瞬間」×「それを実現する為に行動している状態」が重なっていたからこそ、どんな残業も苦ではなく(まあ体力・精神的につらかったけど)、目標に向かって「100%の走り切り」が出来たのだと思います。

CHOISES写真

と、前段が長くなりましたが、ここで一回整理をしてみます。

①)「自分の”素の感情”に正直でいる瞬間」とは、「心からやりたい事を定義出来ている状態」
②)「実現する為に行動している状態」とは、「実現するための道のり・過程」
③)①・②が揃っている場合、途中の道のりで無力さや、辛さ、みすぼらしさを感じても、ゴールさえ出来れば「幸せ(トランス状態)」に変わるという事

CHOISES言い換え

これを満たす構成例は、受験とかも良い例かもしれない。
入りたい大学が有って、それに対して好きでもない勉強に時間を掛けて、道中はめちゃくちゃきついけど、合格すれば「やってよかった!」に記憶が塗り替わる。

結局のところ、「何としても成し遂げたい目標」があり、且つ一歩でもそれに向かって走っていれば、人は幸せに生きられるのかもしれない。
これが「幸せ(トランス状態)」を構成する仮説だとして、正解に近いのであれば、
①皆の「何としても成し遂げたい目標」を見える化
②目標自体が見つけられていないのであれば創り出す事を支援
③目標に対して自分の現在地の自己認識を可能とする
④お互いが応援できるプラットフォームを作る

ことができれば、みんなが少しでも幸せに近づくことが出来るプラットフォームが作れるんじゃなかろうかと考えてます。

ただ、「幸せ」の定義は、人それぞれでしょうし、正解のパターンなんか無いと思います。
だからこそ、個人ごとに、百人十色の目的地と現在地を認識して、整理が出来れば、そこに価値があるのではないかと。
もし一人でも多くの人を幸せにできたら、そんな素敵なことはないなぁ。

以上を纏めると、自分の夢を通して人を幸せにし、世界をちょっとでも幸せに変えれるかもしれないから、創ってみたい(起業したい)。頑張ります。


さいごに:感謝について

まだプロダクトも、何ならプロダクト素案も出来ていないのですが、
起業準備をし始めて一歩進んでみると、「小さな喜び」が「大きな喜び」になる瞬間が気持ちいいです。

みんなの「幸せ」を感じた一番の思い出には価値が有ると思っていて、試しにtwitterでみんなの一番の思い出を投稿していくという事をやってみているのですが、お店から、感謝のメッセージが来た時に、「行った人の感謝」と「お店からの感謝」が相まって、こういう世界作っていきたいなぁ....とめちゃくちゃ涙が出そうになった。

一つ一つの「いいね!」とか、今まで気にした事なかったのですが、めちゃくちゃ嬉しい。同時に、気合が入る。止まるな、止まるな、俺。

皆さんのお手すきのタイミングで、アンケートご協力いただけると飛んで喜びます。

ちなみに、なっちんは、すごく青臭いnoteで数年後に読むと恥ずかしい内容なのかもしれないが、その辺の感覚が人よりもバグってるので、余裕。
と前の記事で言っていましたが、私は過去の記事を読んで、枕に顔をうずめるタイプです。無念。

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