ASDあるある⑦
パート7
・初見の物事にかなり弱い
私たちの特性上、初めて目にする物事を理解するまでに時間がかかる上、人とコミュニケーションを取りながら物事を進めていくことがかなり苦手です。
「そんなに気負わなくても良いのに」とよく言われるのですが、せっかく教えてもらっても、相手の言葉やルールを理解する(空気を読む)までに時間がかかってその場で理解できないレベルがまず違うし、表情に出たり無言になってしまうので、申し訳なさや、モチベーションの低下に繋がってしまいがちです。
一方で、慣れている物事に関しては、頭の回転が速いので、その分、相手とのコミュニケーションにかける余裕が生まれることが多いです。
なので、特に人とやらなくてはいけないことは、事前に調べたり一人でコソ練したりして、物事が円滑に進むように工夫しています。
・手順が独特
定型の人が「A→B→C→D→E」の順で物事を行うのに対して、ASDの人は「A→意味不明な思考→E」という感じで物事を進めてしまいがちです。
なのでよく、「実害はないし結果は出しているけど教えたやり方と違うやり方でやっているので減点」「なんか腹立つ」などと言われることもしばしばありました。
「意味不明な思考」は「BCD」の過程が理解できないもしくは意味を感じないと考えてしまうASDの人なりに、頭を回転させた結果でもあります。
バレーボールに例えると、ボールを打ち返して相手が取れなければ良いので、極論、リベロとか必要なく、馬力で一発で打ち返して点を取る、のような考え方になります。
・共同作業が苦手
3つの家具があって3人いたら、1つの家具を3人で組み立てていくのではなく、1つの家具を1人が担当、という考えです。
こだわりが強く自分の手順を守りたいので、1つの家具を複数人で組み立てるとなると、頭の中がわちゃわちゃして混乱するのです。
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