2021年に読んだ本の振り返り
2021年の読書を振り返る。新刊本は先に整理したので、今回は既刊本も含めて主にどのような経過で本の連鎖が生じたかを思い出してみる。
○歴史への誘い
「海神の子」(川越宗一)はエキサイティングだった。「倭寇」という言葉は中学歴史で知っていたが、その実情や周辺のできごとについては全く知らなかった。同時代の物語をもっと読みたくて、「旋風に告げよ(鄭成功)」(陳舜臣)、「韃靼疾風録」(司馬遼太郎)へ。さらに中国の物語に順を追って触れようと「小説十八史略」(陳舜臣)。どれも素晴らし