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【第1章】給料よりも仕事のやりがい、キャリアアップよりもワークライフバランス…多様化する社員の仕事観

多様化する社員の仕事意識

企業経営者や管理職、人材育成関連の部署やリーダー層など、人の育成に関わる人や部下を持つ人たちが共通して抱えている悩みとして、「理想の人材が集まらない」「リーダーが育たない」「部下のモチベーションを維持するのが難しい」「雇ってもすぐに辞める」という声をよく耳にします。
 この本を書いている2015年 10 月現在も、大手企業から中小企業まで幅広く採用難の声を聞いていますが、実際、有効求人倍率は上昇、完全失業率は低下しています。企業の採用は売り手市場で、自社の求める人材を確保することは容易ではありません。

 しかし、正社員だけの求人倍率で見ると、リクルーターにとっては以前にも増して厳しい状況となっており、「優秀な社員は採用したいが、なかなか我が社には来ない」というのが実情と言えそうです。
さらに仮に苦労して採用できた〝虎の子〞の社員も、そこから育成をしていくとなると、また新たな問題が起こってきます。
経営者やマネジメント層と 30 歳代、 20 歳代の若い人たちでは、仕事に対する考え方が随分と違ってきているためです。

 例えば近年急速に浸透してきた「ワークライフバランス」という考え方(私は個人的には別の考え方をとっていますが)。OECDの“ Better Life Index (幸福度調査) ” の一項目 にも挙がっているものですが、これによると日本は 36 カ国中 34 番目。政府もこれを是正しようとして、企業の取り組みを推進しています。

 実際、働く側の意識を見てみますと、厚生労働省が委託して行った調査によれば「仕事の成果に対する考え方」という項目で、働く人の約 80 %が「限られた時間の中で効率よく、一定の成果を目指すべきだ」と考えており、「残業を含めて可能な限り時間を費やし、最大の成果を目指すべきだ」と考えている人は5・6%、「どちらかといえば」という人と合わせて 17 ・6%という結果になっているのです(2015年、『労働経済白書』より)。

 私が 20 代の頃といえば、仕事第一、残業当たり前、ときには深夜残業をしてタクシーで帰宅……とがむしゃらに働く、いわゆる「モーレツサラリーマン」でした。
当時は昇給昇格のために働くのが普通でしたから、隔世の感があります。

○次回は【第1章】の
・ガラスのハートの「ゆとり世代」
・「ゆとり・さとり世代」は給料よりも仕事のやりがいを求めている
を掲載予定です。

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