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人事部長その19〜求人サイトは慎重に〜

※この文章はとある人事部長のあくまで主観です。

人事の仕事をしていて
最もどうにもできないこと。

自分の会社に合う求人サイトを見つけること。
自社HPだけで人を集められたら最高だ。
しかし現状はそうではない。

僕は掲載課金型の求人サイトには慎重だ。

理由は以下の4つだ。

①高い。

パッケージが決まってるが、
見積書の値引き価格。
その基準がよくわからない。
そもそもその会社で決められたプラン。
何が得なのかわからない。
ちょっと掲載したくても、
見積もるとうん十万かかる。
サイト運営会社のサジ加減次第に思えてしまう。
もし価格や予算の話をしなかったら、
しれっと通常価格で通してくる。

②プランが少ない。

大抵の求人サイトは価格プランが決まっていて
上位掲載から下位掲載でランク付けされている。
プランが決まっているから、その中から選ぶしかない。
お金出してるのに、プランが固められる。
いくらで何人採用したい。
というニーズに順位とか期間は本当は関係ない。
もっとニーズに対して細分化してほしい。

③先行投資。

反応が薄い場合、もう打つ手がない。
掲載が始まらないと、応募の反応が分からない。
反応が少なくても、運営会社は責任をとってくれない。
文字や文章の修正は効くが、それがどうした?
メーカーでは返品交換はつきものなのに。
我々は採用するためにお金をかけている。
掲載するためではない。
営業の方が頑張っても、仕組みを変えられる人はいないので応募数が増える訳ではない。 
採用した対価で支払う仕組みのサイトは少ない。


④担当営業がコロコロ変わる。

これは何故どの会社もそうなのだろうか。。。
また一から説明しないとダメなのか。。。
急いでるのに。。。


こちらがお金を出してるのに、
我々は、その企業が決めた
フレームの中でしか求人サイトに掲載できない。

業界自体が、そうなってるから。
当たり前だから。。。

違和感。。。


最近はお金のかけ方を相談できるサイトとしか
お付き合いしていない。
クリック課金、応募課金、採用課金などだ。
その方がまだ一緒に取り組める関係になれる。
まぁでも、比較して良いだけで
かゆいところに手が届いてる訳ではない。
また、地域で限定できるサイトも少ない。
求人広告業界にはバリエーション不足を感じる。
大きな投資先行型はつらすぎる。

CMに大々的にお金をかけて
知名度を高めたサイト運営会社は大企業が多い。

大企業に太刀打ちできないが
大企業が大量に雇っている20代の若い営業たちが
人を集めたい零細企業の40代管理職クラスへ頭を下げる。

その絶妙なバランス。
うまくできている構図。

求人サイトの営業は毎日
入れ替わり立ち替わり電話がくる。
突然の営業の電話。
どうやって僕の名前を知ってかけて来てるんだろう。

でもたまにいる【タイミングが良い人】
とは商談をすることにしている。

たまにいる、頑張っている営業。
熱心な営業、情報量が多い営業。
彼らは確かに頑張ってるし、熱意もある。

だが、このビジネスモデルはどうしても
【対等】ではない。
と感じる。感じてしまう。
損しない仕組みを考えた人は素晴らしい。
が、リスクをとらない仕組みは
人を育てない。

本音で書いてみたが
特定の批判ではありません。
ただただ、長年感じる【違和感】を書いただけです。
これを読んで嫌な気分になる方がいたらすみません。

CMで登録者を増やす企業と
企業に選ばれるサイト。
どっちがどうなっていくのか。。。

僕は求人サイト選びには慎重だ。

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