読書記録|司馬遼太郎『竜馬がゆく』
読了日:2022年8月23日
土方歳三の「燃えよ剣」、吉田松陰と高杉晋作の「世に棲む日日」と読んで、最後は坂本龍馬の「竜馬がゆく」。
一つの時代を右から左(または左から右)へとぐるっと視点を変換して読む。司馬遼太郎の作品はこれができるから面白い。
現代日本の情勢と被る部分もあり、"時代"とは踏襲と上塗りなのかと思ったり。
あの時代に、命をかけて革命を起こそうとしていた者達がいて、逆に命をかけて現状を守ろうとしていた者達がいて、互いにその熱がぶつかりあってスパークした。
今の日本人が持ち得ない熱量。持ち得ないほど今の日本人は自分の国に無関心だ。
竜馬が今の日本を見ても、きっと同じことを言うだろう。
「日本を今一度せんたくいたし申候」
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