しょうがを料理にくわえあたたまり、うこん(ターメリック)の風味をカレーなどでたのしむ
(2024.1.1加筆)
はじめに
これまでしょうがを風味がいいからという理由でなにげなく料理につかってきた。よくよくかんがえると冬によくつかう。霜が降りるまえにはたけで収穫するからあきらかにそう。
あたたまりたいからだが無意識のうちにほしがったのかもしれない。これはわたしにとり好都合。
もうひとつのしょうが科のうこん。こちらはそだてやすく掘りあげた根茎はかおりがよく、カレーの風味をより深いあじわいのものに変える。
きょうはそんな話。
よいかおりとともに
しょうがをにんにくなどと同様に料理に香味野菜としてつかうのがふつう。ことあるごとに料理にこまかくきざんでいれる。大きいままよりこまかくきざんだりすりおろしたりしたほうがかおりがひきたつ。
したがってごく少量ですむ。ひとかけの買い置きをすぐに冷凍して包丁で凍ったままをけずりながらつかうとながくつかえる。チューブいりもあるけれどやはり風味がちがう。
かたまりのままでたべることはまずないし、からくて口にはいらない。すしのつけあわせの甘酢につけたガリならばどうにかたべられるが、やさいとしてしょうがで腹をみたすようなことはない。
たとえばすりおろしてしょうが湯で飲むととたんにからだがぽかぽかに。けっこう容易に反応する体質のよう。かぜのひきはじめなどはからさをがまんしつつ利用する。
飲んですぐはたしかにあたたかいが長つづきはしない。しょうが湯を2回、3回とのむうちにもともと胃腸があまり強くないせいか、違和感が出てつづかない。もともと胃腸はそれほどじょうぶではない。胃下垂ぎみでガリガリにやせている。そのため、しょうがであたたまることは実感できるのに残念だと思った。少量ずつを料理でつかうしかない。
しょうがを育てるのは
このしょうが。100種類ほどのやさいを育てたなかでは、わたしのはたけではとうとうできずじまいだった。このはたけは陽あたりがよく乾燥ぎみ。しょうがはむしろ陽あたりがそこそこでしめり気のある土地をこのむ。合わないのはしかたない。
たしかに湿気をこのむようで、さまざまマルチをほどこして葉はどうにか出てくるが、ある程度以上には大きくならず、いつのまにか消えていく。いくたび植えてもおなじ結果。さすがに合っていないとあきらめた。
しょうがのなかまのうこん
しょうがとおなじしょうが科のうこん。もとの家の庭では東西南北どこでもほぼそだっていた。うこんはターメリックとしてカレーなどによくつかわれる香辛料。おなじ科のしょうがとは大ちがいで、陽あたりのいい場所でもしょうがよりもおおきな葉をひろげてここちよさそうに生育。年末ちかくにほりあげるとあらたな根茎がたくさんできている。
こちらは場所をえらばずじつにそだてやすい。むかしからこのあたりではシロアリが寄りつかないといえのまわりに植えてきたという。
おわりに
ほんとうはしょうがも育ってくれて、やさいとして利用できればもうしぶんないのだがこればかりは暖地なのでいたしかたない。やはりひとつひとつの植物には性質のちがいがある。
この土地にはしょうがよりもうこんのほうが合っているのだから、こちらをもっぱら利用するようにたべものをくふうしなさいといわれているかのよう。
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