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ひさびさの街ぐらしで気づいたこと

(2023.12.18加筆あり)

ありがとうございます。

はじめに

 街ぐらし5か月目。ごくかぎられた範囲にすぎないがまわりのようすもどうにか把握しつつある。直前の中山間地でのくらしといくつかちがいがある。そのうちのひとつをとりあげたい。

きょうはそんな話。

郵便受けにをのぞくと

 1週間のうち週5日をはたらきに出てのこり2日をお休みに。職場からの帰りに車をおりて地上のフロアにあるじぶんのへやの郵便受けをあける。たいてい火曜日以降になにかしらはいっている。

自分あての郵便物にまじりここは賃貸なのでとうぜんのごとく不動産関係の広告が多い。新築マンションや土地。建売もめだつ。ここの家主さんの立場ならば、ライバルの同業者の物件情報の襲来。

おそらく委託されたアルバイトの方が広告をくばられるのだろうか。こうした賃貸のアパートやマンションなどをみつけて、広告をいれてほしいと指示されるのはまちがいない。

効果をかんがえると

 もちろんむかいのあたらしい1軒家の方のところに入れてもかなりの確率でむだになるだけ。顧客になりそうな物件をえらんぶのはとうぜんにちがいない。じつはわたしもこうした広告をいれるポスティングの作業を経験した。

広告をつくるにも印刷するにも費用がかかるので、めったやたらに配ればいいものではない。むだには消費できない。費用対効果をつねにかんがえて、ここにいれようかあそこはどうしようとかえらびつつ郵便受けに差しいれる。

あくまでも素人考えだが、顧客の側の物件えらびはさまざまな要素がからみあう。しかも各物件のさまざまな情報はネット上にころがっている。これってAIにしごとさせたらよさそう。それにあわせてどこに広告をいれれば効果的かある程度は予想できそう。

受けとりは

 さて、はなしをもどそう。不動産関係につづいて多いのは外食店や宅配デリバリーの広告。とくに後者はめだつ。昨今の状況下で、在宅ですごすヒトビトにむけた衣食住のサービスをさまざま対応、充実させてきたようすがかいまみえる。

こうしたサービスはもちろん大都市を中心にはじまったのだろうが、すでにこの地方都市も例外ではない。あらたな需要のほりおこしにけんめいなのだろうか。

おなじマンションの住人のかたも利用されているごようす。配達の方にむけて「たべものはここに置いてください」などの表示とボックスをへやのドアのそばにおいていらっしゃる方がめだつ。

さっそくわたしもここに来てそうそうにすえつけた。留守の多い状況を出入りされる宅配業者の方にお伝えして、どうすればスムーズに受けとりできるか、再配達のお手間をかけないですませられるか玄関さきや店で打ち合わせた。

かさばる紙

 それにしても郵便受けにはいるものの量が多い。広告以外では広報誌。自治体からのものは従来どおりなので以前の家とかわりなくとどく。それはいいが無料のタウン誌が毎週、複数入る。あっというまにへやのリサイクル回収用のふくろがいっぱいになる。半月ほどでたばにして資源ごみにまとめて出す。

これだけ経済活動が活発なことをあらわしているのだろう。逆にこれまで住んでいた場所はおなじ市内だったがこうした活動のエリア外にちがいない。新聞をはやくにやめていたので店のちらしはほぼ入らなかった。

郊外のさらに奥だったのでたしかに広告くばりの効率だけでなく、サービスは行き届かないし宣伝効果もあまり期待できなそう。

おわりに

 そういえば20数年まえ大きな都市でくらした。そこでは時刻表を見ずとも電車はつぎつぎにやってくるし、移動手段をいろいろえらべた。食材を買うにもちかくにさまざまなタイプのスーパーがあり品物は豊富。こうしてみるといまのくらしをさきどりしてすでにこのときに体験したのかもしれない。時間差で地方へとサービスがひろがる。

そののち限界集落間近のところでながくくらした。そのいずれにもよさがあり、またべつの不便さやしがらみなどもある。

ここでのくらしは一時的なものになりそう。しごとの関係でべつの街へ移り住むつもりでいる。大きな街になるのかそれとも地方になるのか。はたしてそこではどんなくらしになるのだろう。

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