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調子のよい道具は意識しないままながくつかいつづけて愛着の品になっている


はじめに

 ふだんづかいの道具のなかにはつかい勝手がよくて、手もとにながくおくものがある。このところ調子いいのはくるま、PC、そして料理ばさみ。とくにまいにちの料理にかかせないはさみは重宝している。この道具、ひとつの利点となる特徴をそなえている。

きょうはそんな話。

以前のもの

 20年ほどまえだったかな。ごっついキッチンばさみをつかっていた。ところがこのはさみ、洗うと2枚の刃のあわせ部分がいつまでもしめり、そのうちさびてきた。もともとサビやすいようだ。いったんそうなるとサビがべつの部分にもではじめた。

これがなかなかのストレス。うっかりさびとりしようものなら刃のうごきや切れあじがかわり、さらによくない状態に。切れる部分をさがしながら切るワザを要するように。

これではよくないと料理器具の豊富な店に出向く。これが10年ほどまえ。ここをおとずれるのはひさしぶり。めったに料理器具を買わない。料理にはさみをつかう頻度がこのところあがりつつあった。それにもかかわらずはさみがよくないとちいさなストレスに。包丁をかわりとして、サビたはさみの出番はいよいよなくなり、さらにサビついてしまう状況に。

店をたずねる

 店のたなをひととおり見ていく。いろいろな特徴のはさみがある。料理用ひとつとってもこれだけあるとは。そのなかでぱっと目についたものが。


つかいこんだまだ現役のキッチンばさみ


なんとふたつの刃をかんたんにとりはずしてきれいに洗えて乾燥できる。


それぞれの刃をとりはずせて洗える

貝印製。ああ、あのむかしからあるカミソリのメーカー。ここの商品はどれも緊張して扱わないといつのまにか手さきや顔にきりきずが。それだけきれあじがするどい。

このはさみ。取っ手は黒でガッチリしている。刃の支点にあたるところに1枚ごとの刃をあわせるかしめがあり、刃を開閉させるとすぐに脱着できて、それぞれの刃ををすみずみまで洗える。

この清潔感がなにより。以前のものは肉を切ったあとなどもうすこし根もとの部分までねんいりにあらいたいのにと思いながら洗いきれていない満足感が得られてないところがあった。それとくらべると差が歴然。

切れ味が

 しにせとはこういうものかと納得。10年あまりほぼ毎日つかいつづけてこの切れ味(6,7割ほどか)を維持できている。最初があまりにキレッキレだったので、このくらいがかえってつかいやすいというか安定してむしろつかいやすいと思えるほど。

大げさでもなんでもない。キッチンばさみなんてそこそこのものだろうというのはわたしの思い違い。1000円なかばほどならばじゅうぶんに償却できていると感じる。コスパがいい。

おわりに

 いい道具をひとつでもみつけられるとここちいい。よくみわたせばもっとありそう。でも断捨離の途上。かんたんに物品をふやすまいと誓ったばかり。むしろつぎの異動にそなえて半減させようとおもっているぐらい。いいものだけ選別して携えればいいと気づいた。


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