そろそろ長いもの畝づくりと植えつけの準備をはじめる時候になった
(2024.2.26加筆あり)
はじめに
9年まえのやさいづくりの記録から。この時期には春作のさまざまなはたけづくり、とくに堆肥をいれたあと場所を作物ごとにわりふり、それらに合う畝につくっていく。
これからの1年の作柄を左右するだいじな作業のひとつ。ほぼもとの文章のまま。
ながいもの栽培場所
昨年につづいて長いもとダイショ(ダイジョ)をつくろうと思い立ちました。ダイショは暖地で栽培されてきたヤマイモの仲間です。大きな塊のいもができます。最近は京都などで試験栽培され、すこしずつ注目されているようです。
ダイショは強い粘りがありなかなかすぐれたいもです。くわえて昨年から長いも(こちらは母のリクエスト)をクレバーパイプと波板をつかい、深いみぞを掘らないでいい省力化の栽培をはじめました。
こちらはダイショと比較してあっさりした食感です。
植えつける場所は
ことしは木が古くなって実があまりつかなくなった栗の木に沿わせるようにしようと思います。ここは夏には海からの風が強く乾燥ぎみで若干心配な点はありますが、おそらくだいじょうぶだと思います。
心配するわりに作物のできのよい場所です。
長いもの植えつけまえの準備
スコップで幅30cm、深さ40cmの溝を掘ります。そこへクレバーパイプ(長いも用)を肥料分の入っていない畑土を7分目ほど入れて15度くらいの角度で7本据えました。つぎつぎに土を入れて勾配を作りながら50cmの間隔をあけつつ、パイプの入り口(つまり浅い側の先端)に棒をたてていもを植える際の目印にしました。
パイプを埋めるとちょうどパイプは土のなかに横からながめると「///」のかたちにななめにならびます。これで溝をふかく掘らなくてすみます。このパイプの入り口付近にいもを植えつければ、パイプのなかにいもが育っていく目論見です。
残りは波板栽培です。30~35cm幅、90cmの長さの波板を15度くらいの勾配をつけ、すこし内側に丸めながら土を入れました。丸めたほうが、いもが成長したときに横からはみ出しにくいだろうという考えにもとづいています。
波板はちょうどななめに置いたクレバーパイプとおなじように「///」のかたちにならびます。元肥をいれた土がおちついたあとに波板の上端から15センチほどのところにたねいもを植えつけます。
こうして13枚について同じように据えつけました。
おわりに
さてことしはうまく生長してくれるでしょうか。きりわけたいもを乾燥する作業を並行しておこない2,3週間後に植えつけです。以前、畑Dで栽培したときにはじゅうぶんいもがそだったと思われるころあいに動物に荒らされてしまい、植えつけた種いもほどの量しか収穫できませんでした。
今回の畑Bの半分は長いあいだ栗林としていましたので、もっとも動物のあしあとのすくない畑です。気づかれなければいいのですが。
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